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レレレ撃ちもわからねぇ自分への傾向と対策【著・初心者向けスキル向上委員会】#6

レヴナントかっこいいから大好きです。レヴオク? 滅びた方がいいです。

前回からのつづき。

この記事は主に「ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの各帯域を脱出するにあたり、その当時抱えていた問題と、それをどう乗り越えたか、その結果どうなったので上位ランクにたどり着いたか」を記す、振り返り感想記事である。

今回からはゴールド帯編に突入していくことになるが、初めてゴールド帯を経験した時の途方もなさといったら、最初弾が当たらないと騒いでいた時と同じような衝撃を受けていた。

元々はシルバー帯を抜けてきた者同士、そこまで大きな乖離はないだろうと思っていたのだが、ここにきてこのゲームの底知れなさを思い知ることになるのだった。


「好ポジ」ってどこだ!?

前項、リングに入るための自分ルールを決めた上で、敵がいない位置からリングに入ろうと心に決めた私だったが、ゴールド帯でもそれを徹底しようと試みていた。

しかし、敵がこちらを追い詰める速度もゴールド帯突入と同時に爆速となっており、なかなか逃げ切ることもできなくなっていた。

幸い、正面のファイト力にそこまで差はなかったものの、やはりいつの間にか敵が側面にいたり、漁夫が迫ってくるタイミングも速かったりする。それはまるで、強い敵部隊が戦況全体を作り上げ、自分たちはそこにただ巻き込まれているような感覚だった。

間違いなく、戦場をコントロールしている大きな存在がいる。

今思えば、ランクのソフトリセットで降りてきた、プラチナ適性のプレイヤーたちだったのではないかと思う。
ゴールド帯の中でも、何とか勝てるプレイヤーもいれば、全く歯が立たないプレイヤーもいたため、そういった層がマッチ全体を作り上げていたのではないかと推測している。

しかし、いかに敵の方が強くとも、今は同じゴールド帯で戦っている身。勝てないまでも、彼らの思惑に乗らないように工夫しなければ我々に未来はない。

そう考えた私は、リングへの入り方に気を付けると同時に、直接戦っていない敵の位置を把握することを考え始めた。

自分たちの行動が彼らの知識/技術によって先読みされて、結果的に戦場全体がコントロールされているならば、自分たちもその技術を身に着けて同じ土俵に立たなければならない。

そうしないと自分はいつまでも被験者のままだ。
負け続けることしかできない。

しかし、視界に入らず、わずかな気配しか残さない敵の位置をどう把握すればいいのだろうか。確かに、何もない空間を見続けて敵の足跡を追うことはできない。だが、自分がどこにいても、どんな状況でも目に映る情報があった。

それは、キルログと敵ウルトの痕跡である。

①聞こえる射撃音とキルログを照合する。
 ⇒武器の射撃音とキルログに表示される武器が合っていれば、
  どこで交戦が行われているか、敵部隊がどんな状況なのか、
  大まかな位置/戦況を把握できる。
②敵ウルトの痕跡を見逃さないよう心掛ける
 ⇒パスのジップが伸びている先から銃声がする/ジップの先がリング内
 ⇒音がしないほど遠くでジブ/バンガのウルトが降っている
 ⇒ケアパッケージが野良湧きかライフラのものか見分ける など
③敵がリスポーンした音を聞き逃さない
 ⇒リスポーン時にはかなりの広範囲に渡って音やエフェクトが響く。
  敵が群がる原因になるため、周辺は局所的な激戦区になりやすい。
 ⇒モバイルリスポーンビーコンは通常のビーコンと異なり、
  設置中・蘇生中・完了時の全てでエフェクトが発生するため目立つ。

この3つは、目に映らない敵部隊が残す明確な足跡だ。

特に、戦場全体を俯瞰しなければならないという意識に立った時、私は初めて画面右上に流れているキルログの有用性に気付いた。

キルログは、この戦場で起こるすべての「ダウン」・「ダウンさせた武器」・「確キル」・「部隊全滅」の証拠が流れてくる。

例えば、これらの情報が目の前で起こっている戦闘の状況と一致した時、漁夫を仕掛けるタイミングを測る貴重な情報源になりえるし、敵がどんな武器を持っているかなども知ることができる。

これらの足跡を丁寧に見分け、敵がいるであろう位置を避けながらリングに入ると、そこは自然に以下のような要件を満たす「好ポジ」となっていることが多い。

①周囲に漁夫を仕掛けてくる敵部隊がいない安全地帯。
②地形的に高い位置で敵を見下ろすことができる。
③自分たちが漁夫を仕掛けることができる時間的余裕、地形的有利がある

しかし厄介なのは、好ポジはどのマッチでも毎回変わるということである。

例えば、2マッチ連続でリングの収縮先が同じだったとして、しかも自分たちは前のマッチでリングを読み切り、チャンピオンを取っていたとする。

「これさっきと同じだ!」とリングの中に先に入って敵を待ち構えていたとしよう。確かに、確信をもってリングに先入りできるのは非常に強力だ。

しかし、そもそも「そのマッチに参加しているプレイヤーがさっきと全然違う」のである。どのポジションがどう有利になるのか、人が変わればポジションの有利性も変わってくるため、好ポジを取るというのは非常に難しいことなのである。


ゴールド帯突破は「無我夢中」だった。

意外にも、ゴールド帯で学んだと言えることは少ない。

というのも、これまでブロンズ・シルバー帯を抜けてくるために得てきた学びをさらに洗練させていくことこそが、ゴールド帯を抜けるために必要だったからである。

その頃にはキャラコンもしっかり行えるようになっていたし、敵に先撃ちされないような射線の切り方なども経験として把握していた。なるべく敵のいない位置からリングに入り、得意な武器を持ち、何より、数多く負けてきた。

今振り返ってみると、プラチナ帯を突破したときよりも、ゴールド帯を突破したときの方が労力が掛かっていたのではないだろうか。

そもそも当時は、こんな風に「この頃はここができてなくて」と自分のプレイを客観的に振り返れるような知識や経験がなく、とにかく無我夢中で、「こうだったんじゃないか、あそこはああだったんじゃないか」と繰り返し繰り返しマッチに挑んでいた。

正直、かなり効率は悪かったように思う。FPSを始めたのがAPEXからだったとはいえ、初めてダイヤに到達するまでに1年半を要するのは速い方とは言えないだろう。

しかし、だからこそ今こうして、自分のリソースとして記事を書けているわけだし、あれだけ苦労して突破したゴールド帯を、たった1日か2日で攻略できてしまうようになるのだから、何事も無駄なことなんてないのである。


問題④ 立ち回りって一体なに?
回答① 生存率をより高める安全な移動方法のこと。
  ② 非戦闘時の動きが、その後起こる戦闘の有利不利を決める。
  ③ 技術や知識は運を上回るが、逆もまた然り。


ここまでゴールド帯突破までを話してみて、色々と細かい部分が気になる方も多いと思う。

・撃ち合いのときに意識していることは?
・何をもって状況判断している?
 ⇒漁夫に行く判断どうしてる? 漁夫の被害を最小限に抑えるには?
・望む武器が拾えなかったときどうする?
・使えた方がいい武器ってあるの?

などなど、特に「戦闘時にどう動いたらいいのか」について(意図的に)フォーカスしてこなかったため、次回は番外編を挟んだのち、プラチナ帯編についてお話していきたい。



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