チーターは粛々と通報していきましょう。【APEX Legends】
私がこの記事で、APEXをプレイするみなさんに伝えたいのは以下のことだけだ。
①諦めずに通報してください。
②出来る限りで構わないので、チーターに対する暴言を投稿しないでください。
③自分が面白いと思うものを否定しないでください。
APEX Legendsは現在シーズン9の後半に突入しているが、今まで以上にチートが横行している。
正直、私にとってAPEXのチートとは「画面の向こうの出来事」だった。
ごく限られた一部の上位勢にだけ関係した、特にAPEXのゲーム配信を行っているプレイヤーにだけ襲いかかる対岸の火事だと思っていた。
しかし、この1週間APEXをプレイしてきて、どれほど低いランク帯であっても、ランクマッチでなくても、多くの人がプレイしていない時間帯でも、1日に数回は必ずチートに遭遇してしまう。
私はチート・グリッチに手を染める人間のモラルを責めるつもりはない。
それは彼らの承認欲求を満たすだけで逆効果にしかならないからだ。
では、私たちにできることは何があるのだろうか。
①諦めずに通報してください。
「通報したってBANされないから意味がない」
こんな言葉を口にし、チーターを通報しないストリーマーをよく見るが、これをリスナーである私たちが真似してはいけない。
たったひとりのストリーマーがチートを通報しなかったとしても、その配信後チートに遭遇した1,000人のリスナーが通報しなかった場合、単純に1,000件分の報告がなかったことになり、ことの重大さが薄くなってしまうのである。
選挙と同じく、数量は力だ。そしてその数量を持っているのは配信者ではなく、我々リスナーである。
運営・開発がチート行為を発見した際に、プレイヤーに求めている行動は、
「チーターを見つけたら通報機能を使用して運営に通報してほしい」
「可能ならツイッターのBAN担当者に直接報告してほしい」
これだけだ。
現状、あまりの数の多さに駆除が追い付いていないのはその通りだし、問題に対して細かな対応情報を公開しない運営に、愛想をつかしているプレイヤーも多いだろう。
しかし、チーターをのさばらせておく原因が、健全なプレイヤーである我々であってはならない。
チーターに理不尽に倒される虚無感を、脱力感をグっとこらえて、粛々と通報してほしい。声を上げることをあきらめないで欲しい。
②出来る限りで構わないので、チーターに対する暴言を投稿しないでください。
チーターに対してSNSで暴言を投稿している人をよく見かけるし、ストリーマーでも直截的な罵詈雑言を吐き捨てる人もいる。
しかし、これらはチーターの承認欲求を満足させるだけで、運営に届くことは絶対にない。
また、これらの暴言はAPEXをプレイしていない多くの人の目にも触れており、APEXを取り巻くあらゆる環境が衰退していくことにつながる。
「APEXってチート多いのは知ってたけどこんな感じなんだ……」
「暴言吐く人多いんだな……近づかないでおこう」
こういった状況になりやすく、新規プレイヤーの参入が難しくなってしまう。そうなればコンテンツの終焉にさほど時間はかからない。
これは私たちが本当に望む結果ではないはずだ。
③自分が面白いと思うものを否定しないでください。
私たちがチーターに対して過敏に反応しているその根底にあるのは、
「APEXはめちゃくちゃ面白いゲームで、コンテンツがチーターにこれ以上破壊されず、健全な環境が戻ってきて欲しい」
という一次感情ゆえだろう。チーターに罵詈雑言を吐いてしまうのは、その一次感情から派生する二次感情でしかない。
皮肉ではなく「APEXは神ゲー」なのである。そうでなければここまで多くのプレイヤーがチートに対して不満の声をあげることはないはずだ。面白くなければ無関心になるだけなのだから。
自分が面白いと思うものを、二次感情のせいで否定ばかりになり、コンテンツへの興味を失ってしまうことは、自分を否定することにもつながる。
それは決して、今後のゲーム体験にポジティブではないはずだ。
私たちにできることを丁寧に行動していこう。
運営も企業である以上、様々な機密情報を抱えていて、チートへの対抗策はその最たるものだろう。
それが大胆な情報公開の妨げになっていることは間違いないし、そのせいでプレイヤーへの対応を公開できず、不満を募らせる結果になっているはずだ。
しかし、問題を提起できるのはひとりのストリーマーではなく、多くのプレイヤーの通報だ。
自分の手で直接BANを下したい気持ちは重々理解できるが、私たちに直接できることは非常に限られている。
だからこそ、その限られた行動をあきらめず、粛々と通報を続けていくべきなのだ。
これ以上、自分たちが面白いと思うコンテンツを破壊されないために、今自分たちができる行動を、丁寧に行っていこう。
※記事の一部に、語弊が生まれやすい表現が含まれていることをお詫びいたします。
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