【詩】朝日

隙間に差し込んだあのかがやきは
ふいと来る朝日、いのちのゆらぎ
幾層もの生命せいめいを纏ったそれは
どうしようもなく美しく
洗われるようなおびやかされるような。
見透かされたような、赦されたような。

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積めよ積めよと歩いたが
この身に遺るものなんて
疲れた痛覚だけ、鈍色の
  触れても忘れても
  慰めるのも……

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またあちらから朝日は来る
空虚に差し込む素敵な事象
終わらないことを告げる
天からのおくりもの


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