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あくつ
2021年9月2日 15:07
川に身を任せていた。その中で受け取る刺激は私の中を駆け回っていた。其のままに、ただ、在るがままを流れていた。ただしその景色は決して明るくなかった。その景色を形容するなれば、杳としたものだった。ただただ不安だった。不安の正体は断定できず、不安の流れに身を任せるしかなかった。赤子が怯えているような。突然、川の様に変化が起きた。光が差したような。なんとなく、このままゆけば良いように思えた。決して