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2回目の検査と稽留流産

2回目の定期検査での診断

2回目の検査は6月13日に行くことになっていました。というのも、翌日には義理実家から東京の自宅に帰る予定にしていたので、最後に地元で検査してから、東京の病院にバトンタッチする予定でした。

2回目の定期健診も主人に車で送ってもらい、駐車場で待機してもらうことに。前回は診察中にテンパって動画の録画ボタンを押す前に終わってしまったので、今度こそエコーの動画を主人に見せようと意気込んで診察台にあがりました。

すると、なにやら先生の様子が…。

前回は、すぐにでも色々説明しながら見せてくれてたのですが、今回は無言で色んな角度から調べている様子。これは何か問題がおこってるのだろうな…。と一瞬で察しがつきました。

少しして先生から
「心音の確認がとれないんだよね…」
という一言が…。
一瞬、それがどういう事か判断が出来ず、何を質問したらいいのか困惑していると。
「サイズも本来なら15㎜前後はないといけない時期なんだけど、6㎜しか成長していないんだよ…。」
と胎嚢の写真とサイズをアップで見せてくれました。

そこから何度かエコーで確認したのちに診察は終わり、着替えて横に併設している問診室でお話をすることに。診察台から降りて一人下着を着替えながら、「これはお腹の中で亡くなってしまったって事なんだろうな…。」と冷静に受け止めてる自分がいました。

妊娠も流産も全てがはじめての経験だから、こういう時ってどういう感情をもったらいいんだっけ?って、人って“考えて”しまうものなんですね。普段から“感情を感じる”ことにフォーカスしている私ですが、診察の後すぐは不思議なくらい冷静に、「うーんと、これはおそらく流産って事になるから、これからどうしたらいいんだろう?」と、思考していました。


先生から言われた言葉

着替終わって診察室に入って、先ほど同様
・心音の確認がとれないこと
・お腹の中で成長が止まってしまっていること
を説明されました。

「つまり、亡くなってるってことですか?」
と聞いてみたところ、先生曰く、
「1回の診察で流産とは決めつけないから、通常であれば1週間後にまた来てもらって成長等を確認してから最終的に判断する」
とのこと。

それを言われて、とても複雑な気持ちになりました。現状、心音も聞こえず、お腹の中で成長が止まってるのに、このあと1週間は流産の判定がされないとなると、モヤモヤした気持ちで1週間を過ごさないといけないなぁ…と思ったからです。

「様子を見るという事は、このまま様子みたら成長が再開するケースもあるんですか?」
と、重ねて質問してみましたが、そのケースは限りなく少ないと言われました。つまりは今回の診察でほぼ流産が確定したということ。後からネットで色々検索してみても、一度成長が止まったあとに子供の成長が再開したという記事は見つけられませんでした。


主人に流産の報告を…

先生から、
「流産はお母さんの問題ではなくて、子供側の問題のケースが大半。今回、ちゃんと自然妊娠ができるってことがわかったので、これからちゃんと子供は産めます。」
とういことを言ってもらいました。

テレビで見るシーンのように流産の報告を受けて、先生の前で泣いたりすることは無かったのですが、とても複雑な気持ちになりました。「この感情がなんなのか?」自分でも整理しきれない状態で、駐車場で待っている主人の元に帰りました。

笑顔で出迎えてくれ、その笑顔から、赤ちゃんの成長の報告を楽しみに待ってくれているのを感じました。その笑顔をみて泣いてしまった時に、私が感じていたのは「残念な気持ち」だったんだということに気付きました。

自分の中の残念な気持ちを認めたら、どんどん溢れてくる涙。

主人に先生に言われたことを泣きながら報告して、「とても残念で悲しいこと」を伝え、しばらく駐車場で私が落ち着くのを待っていてもらいました。

2回目の診察を受けるまでは、何もかもが初めてだったので、全てにおいてテンパってたんですよね。この先どうなって行くのか?どうしたらいいのか?期待もあり、不安もあり。正直、妊娠の渦中にいた時は、今自分がどんな状態なのか?客観的に見れてなかったと思います。

でも、一番はやっぱり「楽しみ」だったみたいです。

「妊娠が発覚してから、わけもわからず日々過ごしてきたけど、私はこれからの未来の事が楽しみだったんだぁ…」と気付きました。楽しみだったから、とても残念だったのです。赤ちゃんの成長が止まった後に、その気持ちをはじめて認識することができました。

おわりに

最後までお付き合い下さりありがとうございます。
長くなってしまったので、続きは次回の記事にて書いていきたいと思います。まだ、どうnoteで表現していくか定まっていない為、これから色々変わっていくとは思うのですが、末永くお付き合いいただけると幸いです。
次回は、「東京へ帰宅と稽留流産」について書いていきたいと思っております。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!


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