効果を求めない効用 ~マインドフルネス~
マインドフルネスと聞いて何を思い浮かべますか。
あやしい
なにもしない
効果があるのかよくわからない
やったことない
興味ある
いつかやってみたい
私は最初、マインドフルネスは懐疑的でした。そして長いこと時間が拘束されると思っていたし、変な音楽が流れてきて、変な世界に入っていくものと思っていました。
実際は簡易な方法もあり、短いものもありました。
そして非日常ではなく日常の中で活かすこともできることがわかりました。
気持ちの変化も実感できました。
しかし、マインドフルネスの長所でもあり、短所でもあるのが、「効果を求めない」というところでした。
効果がなければやっても意味がないと思うし、一方で、効果ばかりを求めると現代社会の資本主義のように結果主義にもなり窮屈な世界になってしまう。
そこで、文化的な視点、アート的な視点で取り組んでみる、
「感性を磨く」的な視点で取り組んでみたらどうだろうか、
と考えてみた。
効果を求めない効用
効果を求めないというのはどういうことなのか。
常日頃、短時間ですぐに成長し、ある目標を達成できるようにしたいとつい思ってしまう。
その結果、どうなるか
つまらない
達成できても、次の目標へと考えてしまい、達成感を味わえない。
未達成だと、自己肯定感を下がる。
この自己肯定感の下がりは、
「効果」を求めるほどに事項工程間の下がり加減が加速
調子よく効率よく効果が出ていると、期待は大きくなる
その分期待を越えられないことがある
期待が大きいと達成しにくくなる
そして、期待を越えられないと、自己肯定感は下がる
やる気がおちる、たのしめない
という悪循環
というのが私の感触である。
そこで、効果を求めないということが出てくる。
ただし、効果を求めないからと言って、目的を失うわけではない。
目的に沿った、色々な手段を試す。
そして手段の中には即効性のないものだってあるし、目的のためには効果を求めず「ゆっくり待つ」「ゆっくり味わう」ということも必要だろう
そのための手段としてマインドフルネスがある
感性を磨く
マインドフルネスを当初学んだときにレーズンエクササイズというものがあった。
レーズンを食べるというだけのエクササイズである。
レーズンを食べるだけだが、初めてレーズンに出会った気持ちで食べてみるのである。
日常のものを生かした経験である。
ここで学んだことは「感性を磨く」ということである。
効果は求めないただし、「感性を磨く」ことができれば、なんだって上達は早いと思う。
この「感性を磨く」という手段をマインドフルネスを使っていろんなジャンルで考えてみた。
学ぶ側の学び方
「感性を磨く」というのは学ぶ側の必須条件だと思う。
どんなに優秀な指導者であっても、学ぶ側に受け取る器がなければ受け取ることはできない。
そして学ぶ側に必要なこととして以下があると思う。
好奇心
学びたいという気持ち
吸収する力
新しい気持ちで受け取る
どれも言葉で書くと冗長すぎるが、これを磨くことは必須条件だと思う。
ぜひ一度、マインドフルネスのいろいろな種類を準備したので、感性磨きにチャレンジしてほしい
マインドフルネスのさまざまなジャンル
空手、英語、聴力、サッカー、短歌、未来の自分などなど色々準備してみました。
興味のあるものをお試しください。
次を担う世代のために、リモート稽古のために空手着や道具作成やリアルな稽古出張のために使います。