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コーチングの二重性

ティーチングは目標に向けて、具体的な方法を教えてゴールに向かわせる

ではコーチングは何なのかと考えてみた。

先日コーチングを受けて感じたことは
二重性である

二重性というのは量子力学の世界で電子や光子など世界を作っているとても小さい世界では
「粒子」と
「波」
の両方の性質を持っているとされている

私のイメージだが、粒子は物事が決まっていて、かっちりきっちりして、ASD的なイメージである。
波は形が定まらなくて、様々な可能性を持っていて、そしてAだけどでもBでもあるという曖昧さの頂点でADHD的な感じである。

粒子的目標

今回、コーチングの中で、いまじぶんの心や体は何点と聞かれ、3.5点と思った。仕事で嫌なことがあったりしたからである。
そして3ヶ月の目標をどうしますか?ということで転職できるための準備ができていること、とした。
そのためには具体的にしないといけないことがたくさんある。各種転職活動サイトに登録したり、職務経歴書を書いたり、
もうそれだけで嫌になりそうな側面もあるし、やったらやったで具体的に前に進んで楽しい側面もある。

波的状態

一方、今日のセッションが終ったときにどんな状態になっていたいですか?と聞かれ、
じぶんの周りにクッションがあるような状態とした。
それがあれば安心して生活が送れそうだと感じられるからである。

この二重性がすごい重要だと感じた。
粒子的目標だけだとしんどい。
昔からだが目設定したら人間は機械のようにそこに向かって動いてくれる、成果を出してくれる、さらには自ら決めた目標なんだから達成しないなんておかしいとさえ言われてしまう始末である。

でも、そのときどんな状態かを無視して語ることはとても危険である。楽しいと思えてる状態なのか、しんどいやりたくないと思っている状態なのかで全く違ってくる。

粒子的目標も波的状態もどちらも互いに影響し合うから片側だけでは無理だが、逆に両方あるととても強い。

目標に向けてしんどいと感じるし、いまの状態はしんどいとしても、目標設定と状態設定は分けるべきだと思う。
目標達成していないんだからしんどいんではなくて、目標達成してもしなくてもしんどい状態はあるし、楽しい状態もある。

だから言いたいことはなにかというと、
目標設定をする
そして
状態設定もする
ただし状態設定は自由でよい、楽しくないものを楽しいと思う必要もないし、しんどいものをしんどくないとする必要もない。ただ、どんな目標設定であっても、しんどい状態もあるしたのしい状態もあるから、いまどっちの状態かなと見るだけである。
あとは目標設定はおまけ程度で、できてもできなくても、客観的に数字的に評価すればよい。

そしてどんな状態かなと見るだけで満足感は高くなるし、自分に対しても人に対して優しい目を向けられる。

次を担う世代のために、リモート稽古のために空手着や道具作成やリアルな稽古出張のために使います。