見出し画像

感受性のコントロールの可能性

感受性って、

外界からの印象や変化・刺激を受け取る感度や感じ取りやすい性質

外からの情報をどう受けとるか


無視を見て怖いと思うとか
汚い格好していたら危険な人かもと感じるとか
注意されてるだけだけど怒られているとか

受けとり方って人それぞれである

だったら人とのコミュニケーションのときに間にAI挟んでニュアンスとかを調整してくれたら、無駄に相手のことを嫌いになったり嫌になったりしないのにと思う

コントロール可能か

感受性をコントロールすることはできるのだろうか?

例えば、ただ注意されただけなのに、ひどく気持ちが萎えてしまう。
学校に行こうと思うだけでお腹が痛くなる。

こういうのをコントロールできないだろうか?

どこのフェーズをコントロールするか

固く結び付いたところの変更は難しい。
例えば、注意されて気持ちが萎えてしまうとき、
「そんなの気にしなければいいんだよ」
と言われても、なにもわかってない何だこいつと思うことになるし、できるならやってるよって思う。

他には自己反省として注意されないようにしよう、と思うこともある。注意されるんだから注意されないようにしよう、そりゃそうだ、でもこの二つには共通点がある。

「注意」され「気持ちが萎える」までの流れをワンセットにしたとき、
どちらも二つの出来事をないものにしようとすることである。

どういうことか、
前者は「注意」されて「気持ちが萎える」ことを気にしないい、言い換えれば無視してしまえ、忘れてしまえということに近い。
後者は「注意」され「気持ちが萎える」ことにならないように、起こらないようにしようということである。

どちらも一連の出来事を全てなくそうとすることだが、どんなに努力をしてもなくなることはない。
なぜなら「注意」する人は世の中にいくらでもいる。気になる人は全て気になるし、注意してくるものだから。人間界にいるときにそれをなくすことは不可能である。多少の努力で注意されないように気を遣うことはできても、どこまで気を遣うんだとなる。
また、「気持ちが萎える」というのもコントロール不可能である。周りからしたらそんなことでというが、そんなことでも気持ちが萎えてしまう自分という存在がある。さっきの注意したくなる人がいるのと同じように、気持ちが萎えてしまう人は必ずいる。
だからこの二つの方法ではコントロールできない。

コントロールできるところはどこからなのか?

怒られないようにあなたの言動をコントロールすることだよ、となりがちだけど、
何で気にする側だけが言動を注意しないといけないんだよ、となる。
あの人が注意するから、あの人が怒るから、それを理由に自身の行動を変えていたら、
結局それは周りからコントロールされてるだけでコントロールできていない。

であれば注意され、情報が自分の目と耳を通して入ってきて脳でとらえたところをコントロールしたらいいのではないか?
まさに感受性のところである。

いやいやそれがはっきり言って難しいだろうと思われるかもしれない。

でも実はここに様々なコントロール方法が隠されている。無意識にやっていることある。難易度も超やさしいものからハイレベルのものまである。ハイレベルになると悟りの世界だと思うが、無意識レベルも含めて難易度が簡単なものからあげていこう

難易度:易しい①

入り口をシャットダウンする方法

・聞かない
・見ない

感受性の話どころではないが、これが一番の基本である。

説明するまでもないけど、嫌なものは見ない、聞かないである。見なければ・聞かなければ、反応できない。
なので一定の効果はある。

ただし大きな課題がある。それは注意された内容が聞けないことである、注意の中に役立つことは大小様々あるはず。だけど、これが情報として入ってこないのは困る。
そして注意している人に対してどんな顔をしたらいいか問題がある。

では次に別の方法で感受性をコントロールする方法に進もう。

難易度:易しい②

入り口の幅を変える
・話を聞いてるときに視覚情報に注意する
・相手を見ているときに別の音を意識する
全ての注意を100%で聞くことは難しいし、しんどい。
どんな人でもどんな場合であってもコミュニケーションしているときに、100:0でどちらかに問題が偏りきることはない。
だから入ってくる情報を100%で聞く必要もない。
AIではないし、全ての情報を集めても客観的正しい情報を集めても、最後は自分なりの解釈で行動していくしかないのである。
だから、情報量を半分にしたり少なくすることで受けとり方を変えることができる。

デメリットとして、視覚情報や聴覚情報を集めることで精度は下がるが、それ以外の情報に目を向けることができることで、新しい発見があるなどメリットもある。

難易度:中①

感覚を混ぜる。
先ほどと似ているが、先ほどのコントロール方法は外に向けて自身の注意の割合を変えることである。
これは入ってきた情報に対して感覚を混ぜることである。
・話を聞いてるときにBGMを流す
・話している相手の頭の上に猫耳をつけて想像する
BGMや猫耳をつけるなど、不真面目かもしれないが、動画編集と思えば当たり前の技術である。
それによって受けとり方、感受性は変わる。
アルマゲドンのBGMが流れてきたら、なにか壮大なことをしていそうだし、猫耳をつけて聞けばお茶目に聞こえてくる。
話の内容も把握でき、かつ自分が受け止めたい感じで変えることができる。

難易度:中②

情報を積極的に加える。
難易度は上がるが、これによって情報の取捨選択もできる。
・実況中継をする
・通訳を入れる
相手がどんな状況で話しているのか、野球の実況中継のように聞く。一体相手は何を伝えたくて怒っていたりするのか、興奮をしているのかを実況中継をする。そして話している内容に効果があるのか、ないのか、その時点で解説者になったつもりで話を聞く。
はたまた言葉の汚い人の場合だと、一端全て「カツカレー」って言ってるなと翻訳してしまう。話が通じない人がいるのは事実で、どんなことでも100:0で話の責任が片方によることはない。だから伝える側もわかりやすいように聞いてもらえるように伝えることは大事である。こちら側も聞く力として言葉になっていないところから話の本質を見抜くことも磨いていく必要がある。

難易度:高①

自分の身体感覚や呼吸に注意を向ける。慣れるまでは難しいがマインドフルネスの応用である。
・話を聴きながら呼吸に意識を向ける
・相手と話ながらどこに緊張が入っているかを感じる
人によって安心感を感じる人と緊張感を感じる人がいる。そして互いに緊張していたりすると相手の緊張がこっちに移っていたり、また相手に移っていたりして、互いに緊張を高め合うことがある。
だから、どこが緊張しているのかや、呼吸が浅くなっていないかを観察することで、感情的な不安や恐怖や緊張として捉えていたものを感覚に置き換えることができ、慌てなくてすむことになる。

難易度:高②

雰囲気を変える。自身の雰囲気を変えてしまう。技術としてはなかなか難しそうである。

ただし、無意識ではよくあることのようにも思う。相手の話す内容や話し方によって闘争心がわいてきたり、反対に全て申し訳ないみたいな雰囲気になったりする。雰囲気を意図的に変えることは難しい側面はあるが雰囲気が変わることで受けとり方は大きく変わってくる。
きっかけてして、ちょっと胸をはったり、少し上を見上げたり、口角をあげたりすることで余裕が出てきたり雰囲気が変わったりすることで受けとり方は変わってくる。

あと処理も可能

振り返りをする。そのときに上記の手段を使って後処理をしたり上書きをしたり練習をしたりする。
一人で複数の役割をする必要があるので、一対一や複数人でやってみる。
捉え方が変わってくる。

また、振り返りだからできることもある。実際に怒っている人に対してできなくてもロールプレイング中であれば、具体的に実況中継をしてみたり、猫耳をつけさせたりして現実的にやってみることができる。
難易度が高いものはマインドフルネスが必要だったり、はたまた認知行動療法的な要素があったりするが、練習を複数回行っておくと、意外と無意識に活用できていたりするので、練習が即日常生活に生きてくることがあるし、効果もある。

※全体を変える

話は変わるが、先日、飼い犬にこれから病院に行って注意を打つことを説明した。
そうするとちょっと怖がってたりする。でも、注射は一瞬であること、そして何のために打つのかを説明して、どれぐらいで終わるのかを説明しておく。
全体像を把握しておくことで、安心感は違うし、それによってどうなるかを把握しておくことで目的もわかる。痛そうと想像して怖い気持ちで萎えることもあるけど、事前に全体像を把握しておくことでシミュレーションもできる。
あとはどう反応するかはあまり気にしなくてよい。気持ちが落ち込んだりするのも大事なことだし、注射打たれるときに怖くて噛んだりするかもしれない。でもそれだけのことである、事前に伝えておくことで一回はシミュレーションができ、練習を繰り返したら変わるし、なにも心配する必要はない、ただただ全力で進むだけである。

上記で言いたかったことはなにかというとどうしても怖いことや恐怖を感じることや不安を感じることはある。そしてそれをコントロールするというよりは全体像を知って、自分がどんな反応をするかを何となく知っておくことが重要である。怖いものは怖いし嫌なものは嫌でよくて、それに対する反応が初めてだとショックが大きい。初めてと出来事に対して、自分のとった行動が想定外だったりすることもあるし、それによって自分でも自分自身に驚くことがある。だからその前に事前に状況を知り、そして幅を持たせておくこと、それが大事なのだと思う。
また同じ出来事を何度も同じように繰り返し反応してしまうかもしれないけど、全く同じことはない。だから、繰り返したり、別の視点で捉えたり、話を聞いたり話をしたりしていく中で、多層的に多視点的に捉えられることで、余裕は変わっていくし、全然違うことなんだという感覚を理解しておいてほしい。

効果

効果はとても高いと思う。手間が多かったり、少しつかれたりするかもしれないけれど、これが身に付けば、自身の感受性はパワーアップしてどこでも通用するようになる。
持っている才能や能力はなかなか変えられないし、成長が難しかったりするけれど、相手からの情報の受けとり方を変えることができて、感受性をコントロールできれば、まさにそれは五条悟の無下限呪術である。
どこにでも無限を顕現させることができ、私に触れることはできないし、傷つけられない。そして自分の行動は自由である。

自由になってから、そうなってから初めて相手に注意されないようにとかイライラさせないようにとかするのでよい。それよりも前に忖度して気にかけていたらつかれてしまう。

さらにはそれよりも大きい視点で自身の振る舞いで周りにどんな影響を及ぼしたいか、どんな世界を作りたいのかを考えて行動することが大事である。

具体的な練習方法

  1. 実際の出来事を思い出して練習する

  2. 日常の何気ない会話で実践する

  3. 練習相手がいなければ私が練習相手になります

申し込み

上記の方法を練習したいとか、具体的に自身の場合についてどうしたらいいか具体的な方法を探りたいという方がおりましたら、以下までご連絡ください。

imherenow.link@gmail.com

費用:0円から(値段設定なし、満足感あればいくらでも)
方法:zoomもしくはgmailの通話機能
時間:30分から45分
※顔出しの必要性もありません


次を担う世代のために、リモート稽古のために空手着や道具作成やリアルな稽古出張のために使います。