【断髪小説】授業中に断髪(3.5)約束
割引あり
ひょんな事から桜井さんの髪の毛を切らせてもらえる約束をした。
桜井 美咲(さくらい みさき)は、サラサラの黒髪ボブヘアー。大きな瞳に丸メガネ。むちむちしたスポーティーな体付き。人懐っこくて友達も多い性格をしている。
桜井さんの髪の毛を切らせてもらえるのは、僕にとっては願っても見ないチャンスだった。
僕らは、今週の土曜日のお昼11時からカラオケボックス「ソル」で待ち合わせをしていた。
僕は、ひと足お先にソルへ入り、桜井さんが来るのを待っていた。
約束の11時。桜井さんは来ない。
時間になったけど・・・。桜井さん、本当に来るかな?もしかして茶化されただけだったりして?よくよく考えてみたら、僕みたいな素人に髪の毛を切ってもらうのはリスクでしかないというか、普通に考えたら嫌だよな。
佐藤は桜井が来る前に断髪の準備をしている。
カットハサミ、すきバサミ、バリカン、クシ、ケープ。
道具を一通りテーブルに置き、過不足ないか確認している。
うん、道具は一応全部揃っている。
あとは桜井さんが来ればそれでカットが始められるな。
11時10分。
来ない。
やはり茶化されたのか?入念に準備し、イメージトレーニングもしてきたが、無駄だったか?
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