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【ほぼ100日後に実家に帰る私】レオパレスの短期プランで一人暮らしをしてみた話

おはこんばんちわ。
イメジンのWEBエンジニア みゃーはむ(@miyahamuchan) です。
地方にある実家からフルリモートで勤務しています。

今回は、人生の質(QOL)を上げるにはどうすればいいかと考えた結果「住居面の改善」を選んでみた時の話を書いてみたいと思います。

きっかけは行き過ぎた社畜生活で自分を見失いかけたからでした。

一人暮らしをする前の時期は、ちょうど大きな案件がありまして地獄のハードワークで朝9時から大体22〜24時くらいまで当時勤めていた会社で仕事をし、家にはご飯とお風呂と寝に帰るだけみたいな生活を1年ほどしてました。

もともと、私はうつ病なんて甘え、都市伝説じゃね?論者だったのですが

長時間労働によるストレスで

仕事中に謎の腹痛や慢性的なガスだまりに悩まされたり

生理が一年ほどお留守になったり

突然朝、起き上がれなくなったり

コンビニに買い出ししようと明るい時間に外に出ると周りが眩しくてまともに前方が直視できなくなったり

頭が針で刺されているみたいにちくちくするなーと思ったら帯状疱疹ができてたり(普段は病院をためらうほどの金欠だったけどこれだけは流石に病院に行った)

といった症状に襲われて、

あぁうつって本当にあるんだ〜って信じられるようになりました。(笑)

頭で甘えだと思っても、体に支障が来られると認めざるえません。

帰る時間が遅すぎるし、朝も遅めに起きてたので家族と誰もいない食卓でラップのかかったおかずを温めてご飯を食べて、風呂に入り、寝るといった感じで、同じ家に住んでるはずなのに土日になるまで家族とろくに会話もしない。

滞在時間だけだと会社に住んでて実家に用事だけ済ませに帰るような社畜生活でした。

心のオアシスは22時帰りでも開いてたラーメン屋でお気に入りのネギがいっぱい入ってる辛い系ラーメンと唐揚げのセットを頬張っていた時、それと週末車を飛ばして大都会岡山で買い物して散財してる時くらいでした。

岡山ってなんか買い物楽しいんですよね。なんでだろうw

案件が落ち着いて定時帰りできるようになると空が明るいうちに帰れるだけでも嬉しくてブックオフとかホームセンターとか深夜帰りだといけなかった場所に寄って帰るみたいなことをしてました。

ただ、残業代が無くなって散財しづらくなったので買いたくても買えないもどかしい感じでした。

お金を使わないことを探そうと以前やっていたゲームとかやろうとしても以前よりなんだか面白みが無くなっていたり

長すぎる労働時間によって自分の自由時間…というか私生活がぽっかり無くなっている感じがして恐怖を感じました。

同時に心が動く何かがしたいという渇望も湧きあがりました。


会社でも実家でもない場所を「住処」としたい。そう思った。

アインシュタインが言ったかどうか謎ですが学生時代に見たこの言葉が書かれたデスクトップネタ画像を思い出しました。

"狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること"

パソコンのデスクトップ画像にすることでユーザーに対して毎日パソコンの電源を起動する行為に滑稽さを感じさせる…そんな一枚でした。

画像作った人、天才って思いました。

…悩んでる時って思考が自分で認知できている軸を中心に堂堂巡りになってて別の軸で考えることを忘れてたりするんですよね。

このまま実家から会社通うだけだと、自分は何も変わらないなと思ったので

溜めてた財形貯蓄を崩して夏から秋にかけての3ヶ月ほどマンスリーマンションに住んでみることにしました。

それを思いついたのは年末年始の時期で早速レオパレスに申し込もうとしたら開始の1ヶ月前にまた連絡してくれって言われました。

その時期が来るまでは、一人暮らしに反対する親(特にお母さん)の説得をしてました。

お金が勿体無いだの、散々言われましたが

このプランに申し込むから長くても100日で帰ってくるよ〜って何回も説得したらブルドッグみたいな顔してガルガル何か言ってましたが許可してくれました。

実家暮らしだと生活上の意思決定に親の意向が強く反映されるので、意思の弱い自分だからこそ一度離れてみるのが必要だと思いました。

一人暮らしをしてみた感想

一言で表すと、楽しいの「た」は、

たいぎい(≒面倒くさい)の「た」でした(笑)

でもその面倒くささが新鮮で楽しかった。


物件選び、家賃支払い、そして鍵受け取り。

実家とは逆方向から会社に通える場所で、築年数が浅めで風呂トイレ別、IH クッキングヒーター、屋根があるベランダ付きのことろを駐車場込みで契約しました。

物件の雰囲気はこんな感じ

駐車場込みにした理由は会社の住宅手当の計算に入れるためですね。

家賃は光熱費込みで3ヶ月(≒約100日)で27万円ほど。

ただでさえ短期プランは割高なので使えるものは使いたい、田舎勤めのプチ金策です。

総務に怪しまれましたが、家がリフォームですからと答えておきました。

おかげで3ヶ月分割で計算されて見事家賃補助が上限MAXで支給されました。

なお、家賃はレオパレスの営業所でクレジット一括払いで払いました。

当時のカードがショッピング枠が30万円だったのですが決済が通るかヒヤヒヤしましたが何とかお支払い完了できました。

その場でカードキーの使い方をレクチャー受けてから部屋のキーを受け取って新居にGOしました。


家財道具。

入居待ちの数ヶ月の間に色々買いました。財布の紐を緩め過ぎてて買い物依存症の本領を発揮してしまってました。

買ったものは、食器、調理器具、折り畳み机などの自力で運べるちょっとした家具、掃除道具などなど。

掃除機とか布団までは流石に新しく買うお金は勿体なく感じたので実家にあるものをそのまま持ち込み。

一応部屋には備え付けの布団がありましたが、使わずにデッドスペースのテレビ台の下に詰め込んでました。

運び入れはハッチバック車で二往復くらいの荷物でした。

部屋が2階の奥側だったのですがちょっと失敗したなと思いました。

駐車場の反対側ある階段まで全部屋を横切って歩かないといけなくて、階段登ったら折り返してまた数部屋奥まで進んだところが部屋なので往復が忙しい(笑)

さらに部屋に運び入れたあとは、新しいものを開封するのでこれまた忙しい。全部開けようとしてたのですが疲れて必要になったら開ける方針にしました。こういうときは物が少ないミニマリストになっていた方が正解だと思いました。


初めての朝、別の部屋の住人のスマホのアラーム音で目覚める。

レオパレス物件が壁薄いのはマジでした。
寝てたのがロフトだったので体を反射的に起こそうとして
初回の目覚め早々、慣れないロフトベッドの低い天井で頭を強打しました(笑)


通勤と買い出し。

通勤ラッシュで渋滞しやすい道しか選択肢がないので通勤時間が30分伸びました。実家の立地の良さに嫉妬しました。

しかも朝が弱いのでよく寝坊してました。
セブイレブンでカフェラテとおにぎり買ってトロトロ進む渋滞を待ちながらもぐもぐして、渋滞を抜けて新幹線の高架橋の下をくぐるときに期間限定のエヴァ新幹線がみえたら遅刻ギリギリフラグでヤベーってなりながら出勤するのがお約束になってました。

帰りは退勤ラッシュを避けるため会社近くで買い出ししてました。


自炊・原体験。

最初はクックパッドで見た美味しそうな物をつくりたくてしょうがなかったのですが、

案の定力尽きて鶏肉焼いてレタスとプチトマトつけるだけとか、豚汁とご飯だけとか、

ご飯に卵豆腐乗せて天かすとネギを散らす(画像参照)などシンプルになっていきました。

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住む場所変えてもご飯は食べないといけない、しかも自分で用意しないといけない。

何かと鬱陶しい母でしたが何も言わずにご飯を出してくれてた母が愛おしく思えてきました。

あと一人分にちょうどいい量を作るのって結構難しい。


転がり込んでくる、〇〇〇〇。

うちの場合は職場から近いってことで「パソコン貸して〜」って感じで

週一レベルで妹が家に来てたむろってました。

そういう日は妹が保育園の持ち帰りの仕事を部屋のパソコンで内職してて

実家に帰るのが遅くなるのでご飯作ってあげてたりしましたね。

よく妹が

「お泊まりしたいな🥺✨」

「合鍵ちょうだい🥺✨」

って言ってきたりしたのですが、わざわざ高い家賃払って一人暮らししてる意味が薄くなりそうなので用事が済んだら帰ってもらってました。

これがよくある成り行きで同居人に部屋に住み着かれるパターン始まりかと思いました。


飲み会などの集まりに参加しやすかった。

親にとやかく言われずに気軽に参加したいと思ったイベントに参加できるのは心理的負荷が下がって気楽でした。


住宅手当がもらえても、やっぱり金欠。


同じ会社で一人暮らししてる人はよく頑張ってるなと感心しました。
少ない基本給でいっぱい手当がもらえるのがいいだろうと思っていたのですが、これを機に手当が無くても基本給だけでも生活できる給与体系がいいのではという考えに変わりました。

久々に実家に帰るとおばあちゃん家の匂いがする。


おばあちゃんちのあの香りが実家からしたのが衝撃的でした。
住んでる場所が違うと匂いの認識が変わるみたいです。

そして3ヶ月はあっという間に過ぎ、退去。


一人で黙々と増えた荷物をまとめてまたハッチバック車に詰め込みました。
ロフト下収納やキッチンの戸棚から、買ったっきり未開封で使ってないグッズが出てきたときは金欠なのに無駄なものを買ってしまったとチクチクと後悔してました。

次引っ越す時は最小限でええわっ!と思いました。

この後断捨離でずっと使ってなくて放置していたものや一人暮らしで使わなかった未開封品をセカンドストリートにバンバン売りにいき小銭に変換しました(笑)

実家に帰ってからの生活様式

約100日離れて暮らすだけでも色々変化がありました。

家族間での呼び名が変わってしまった。

今まで名前呼びだったのが、なぜか家族全員から「ねーちゃん」と呼ばれるようになっていました。
お母さんからもそう呼ばれたときは衝撃でした。

毎週日曜の特売卵パックは別行動で買いに行くスタイルに

一人暮らし前は週末の買い物にほぼ強制的に連れ回されていましたが

帰ってきても親の買い物には毎回ついて行きたくないと思ったので、交渉した結果


お一人様1000円1パックの卵といつも常備している飲み物を個人行動で買いに行く形式に変わりました。


妹は実家で悠々と子供部屋をエンジョイしてた。

私の部屋の文房具やらが入っている引き出しの位置を教えなくてもひょいひょい取り出していくのでびっくりでした。

うちの実家2階の3LDKをすべて子供部屋みたいな使い方をしていたので、私が不在の間は妹だけの一人暮らし物件な居住空間なっていたんですよ。

帰ってきてそれに気づいて、

く…くやしいw 

ってなりました。

そんな妹も今はもうお嫁に行ったので、今は2階まるごと自室 兼 テレワーク部屋で使ってます。

自宅を仕事場にする場合、アパートより戸建ての実家がなにかと便利なんですよね。

洗濯物と食器洗いは家族分やらないといけないのでちょっとめんどくさいですが光回線は専用で引けるし、気分転換に部屋移動したりできますし、仕事に夢中になっていてもご飯出てきますし(笑)

結論

一人暮らしを通してちょっと経験値が上がったのと家族との関係を整理できたことで人生の質は良くなったと思います。

生活は新しいことだらけで昔のことをクヨクヨ悩む暇もなかったので、思考回路もスッキリして爽快でした。

あと一回一人暮らし経験してみることで子供部屋在住あるあるの

「一人暮らししろ、人生相談はそれからだ」って

言われちゃう謎のお説教を避ける口実ができました。

たしかにいい経験は得られますが、お金も結構かかるので誰にでも勧められるものではないなと思ってます。

次にそんなお説教されたら、じゃぁ敷金分負担してねって言おうと思います。

親との関係が良好であれば、シェアハウスだと思って実家に住むのが一人暮らしよりほんと気軽です。(個人の感想ですがw)

また心配性な老親からすると家に自分が存在すること自体がすでに親孝行なので、住処を変えたくなる理由が出るまでは住もうと思ってます。

あと、レオパレスに3ヶ月住むと普通に賃貸契約の初期費用分はかかるので、実家に帰る理由が特になかったらそのまま住めるような計画を立ててもよかったと思いました。

当時、通勤時間にSpotifyでよく聴いてた曲です。ボサノバ風で引っ越してぇ〜みたいな感じにシンパシーを感じでヘビロテしてました。




次回、みゃーはむ渾身の記事に日野が全力で乗っかります「1年で薬が10錠減った。とび出せ実家!月10万円で楽々暮らせるうつヌケ一人暮らしのすすめ①」
お楽しみに!

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