マガジンのカバー画像

第5回fuzzカップ

27
第5回fuzzカップ関連のnoteをまとめます。 第4回はこちら。 https://note.com/imdtks21/m/m284ef2be3dfb
運営しているクリエイター

記事一覧

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64M

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64M

【担当記者:今田孝志】

ベスト64M卓開始に先立って敗者復活戦が行われた。

トップ取りの半荘1回勝負。
勝ったのは君島千景。

ベスト64M卓への出場権を獲得した。

ベスト64M卓1回戦(君島-井出-斉藤-長澤)
東2局に井出が8000オール。

さらに南2局にはダブルリーチ・發・ドラ3・裏2の24000。

東場と南場の親で倍満を決めた井出が大トップ。
2着は斉藤、3着は君島。
井出に24

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記ベスト64L

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64L

【担当記者:今田孝志】

1回戦(浅井-都美-石原-棚澤)
都美の麻雀は時に守備的と評されることもあるようだが、筆者には攻撃的な印象が強くある。
超打点派であるとか、驚くような猛プッシュをしてくるわけではないが、先制テンパイは愚形であっても淀みなくリーチを宣言し、押すべき材料に恵まれればたとえ後手を踏んでも淡々と押し続け、追いつけば迷いなくリーチでめくり合いを挑んでくる。
そんな印象だ。

1回戦

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記ベスト64K

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64K

【担当記者:今田孝志】

1回戦(髙橋-二見-水谷-原田)
東1局の髙橋。親でこの配牌をもらえば手応えを感じるだろう。

5巡目にテンパイして先制リーチ。ツモれば4000オールから。大当たりの赤5sツモなら6000オールから。

この後まさかあんな目に遭うとは思いもしなかっただろう。

二見が三色確定のテンパイ。
髙橋のアガリ牌のドラの5sが浮いているが、リーチをすればマンガン以上確定。

ドラと

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記ベスト64J

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64J

【担当記者:今田孝志】

1回戦(兼光-椿-飯田-神埜)
東1局。兼光が神埜から9600をアガって先制。

神埜がすぐやり返す。東1局2本場に3000-6000は3200-6200。

次は飯田が2000-4000。

椿も負けじと2000-4000。

互いに激しく叩き合って迎えた南4局。
トップ目の神埜まで5100点差の飯田の手がこちら。

カン2sを引き入れ、くっつきのイーシャンテン。
2m

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記ベスト64I

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64I

【担当記者:今田孝志】

1回戦(鈴木ケンタ(以下ケンタ)-佐月-田澤-小川)
一発役の出現率は8%程度ということだが、1回戦では13回のアガリのうち、4度の一発が出た。

東2局。
小川がドラ2mを引き入れて4-7s待ちの先制リーチ。

イーシャンテンの佐月が7sを一発キャッチして、安全牌の東を捨てる。

次巡7pを引き、受け入れMAXなら7s切りだが、打1pを選択。
7sはいつ出てもおかしくな

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記ベスト64H

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64H

【担当記者:今田孝志】

1回戦(三浦-大友-中月-松本)
1回戦のトップは三浦。
東1局2本場の4000は4200オールで先制し、

東4局1本場の3000-6000は3100-6100が決定打。

2着中月、3着松本、4着大友。

2回戦(大友-松本-三浦-中月)
一時は決定打かと思われた東4局の松本のハネマン。
奇跡の大逆転を狙う大友の南2局1本場の執念のハネマン。
南4局から南4局2本場ま

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記ベスト64G

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64G

【担当記者:今田孝志】

1回戦(堀-命-西園-丹)
記者としては取り上げにくいことが多いのだが、観戦者としては筆者は流局が好きである。どこまでアガリを見るか、どの牌を止めるか、粘って形式テンパイを取りにいくか、形式テンパイでどこまで押すかなど、見どころが非常に多い。特に複数のテンパイ者がいる流局は、ギリギリの攻防の中に選手の卓越した技が輝く。

1回戦は全15局のうち、東1局からの3局連続を含ん

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記関西ベスト64

第5回fuzzカップ観戦記関西ベスト64

【担当記者:今田孝志】

1回戦(つばき-HISA加藤-川本-サヴェ)
この試合の勝者は、毎週水曜日に関東で行われているfuzzカップのベスト32に合流する。このベスト64が関西でのfuzzカップ最終戦だが、その1回戦は全13局中マンガン以上のアガリが7回と、激しい乱打戦となった。それも単に高打点のアガリが多かっただけでなく、互いに限界を超えて踏み込んで渾身の一撃をぶつけ合う展開が多く見られた。

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記ベスト64F

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64F

【担当記者:今田孝志】

1回戦(麻生-神火燐-菊地-下石)
菊地・下石のA1リーガー2人に、麻生・神火燐が挑む構図のベスト64F卓は、劇的な幕切れとなる。
幕切れも劇的だが、幕開けを飾ったのもド派手なアガリ。

親の麻生がドラ2索暗刻のリーチをツモアガると、裏ドラも2索。リーチ・ツモ・表3・裏3の8000オールで開幕する。

麻生は南2局に下石に8000を放銃して接戦となるが、南4局は2軒リーチ

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記ベスト64E

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64E

【担当記者:今田孝志】

1回戦(平良-松嶋-笹木-木原)
笹木にとって、実績・知名度で圧倒的な差のある三者との対戦。
木原は第14期雀王を獲得した歴戦の猛者。
松嶋はMリーグ公式実況。
平良はこのfuzzカップでもたびたび解説を務めている。

対する笹木は、放送対局自体が初めてだ。
戦前の日本プロ麻雀協会公式Xによる勝ち上がり予想では、わずか2%の得票に留まった。
とはいえ勝ち上がり確率が2%と

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記ベスト64D

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64D

【担当記者:今田孝志】

1回戦(大崎-山田-箭内-田口)
1回戦は東3局1本場の3000-6000は3100-6100などで田口がトップ。

2着山田、3着箭内、4着大崎。

2回戦(大崎-田口-箭内-山田)
2回戦は全14局中12回のアガリのうち、マンガン以上が8回、12000以上が5回と、激しい打撃戦となった。また通過ポジションが目まぐるしく入れ替わる大接戦となる。

東3局。親の箭内の先制

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記ベスト64C

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64C

【担当記者:今田孝志】

1回戦(武中-中野-冨本-矢島)
矢島が8索をポン。

ドラの九萬がトイツで、赤五萬内蔵の手だが、役が見当たらない。
場風の東・自風の北の重なり期待か、3トイツからのトイトイか。
矢島といえば「高打点鳴き麻雀」
高くて遠い手を狙っていくことで有名で、そのため仕掛け出しの時点では手牌が整っていないこともあるといわれる打ち手だが、それでもこういった仕掛けは珍しいのではないか。

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記ベスト64B

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64B

【担当記者:今田孝志】

1回戦(江崎-坪川-秋瀬-市井)
この両無筋の④ピン。押すべきか、押さざるべきか。
(⑦ピンはドラ)

④ピンを切れば五-八萬待ちテンパイ。自身親番でドラ1内蔵。
点数状況は49700点持ちの抜けたトップ目。2着目まで25000以上の差がある。対面の市井からリーチが入っている。

リーチはマンズとソーズのスジがほぼすべて通っていて、ピンズ待ちが濃厚。
(ワンチャンスの1-

もっとみる
第5回fuzzカップ観戦記ベスト64A

第5回fuzzカップ観戦記ベスト64A

【担当記者:今田孝志】

1回戦(大野-中西-増村-安藤)
第5回fuzzカップはベスト64に突入。ここからは熾烈な予選を勝ち抜いた若手プロと、実績充分のシード選手の対戦の構図が多く見られる。ベスト64A卓では前雀竜位安藤が、増村・中西・大野の挑戦を受ける。

その安藤が東2局1本場の2000-4000は2100-4100でトップ目に立つ。

東4局。中西の先制リーチを受けた大野は、ここから打⑤ピ

もっとみる