生きていく覚悟

人間って孤独な存在なんだな、ということを人生22年目にして、やっと気づくことになった。私はこれまで、友達にも、家族にも、彼氏とかって存在にも、わかってもらうことを求めてきていたと思う。わかってくれる存在を探し続けていた。でも、それって不可能なことなのかもしれない、と最近、やっと気がついた。人ではなく、モノに求めたりしてみようとしてみているけど、今のところ、まだ共鳴できるなにかを見つけれていない。好きな本、映画、音楽はあるけれど、共鳴はできていない。教え諭されたり、気づきを得たり、心地よく感じたり。ただ、それだけなのである。共感できる人はいないけれど、共感できる作品があるという友人がいて、羨ましく思う。そういうモノとの遭遇が、私にもあるのかな。瀬戸内寂聴さんの「生きている値打ちがあるから、生かされている」という言葉を信じたい。生命を与えてもらえている限り、そういう共鳴できるものとの出会いを探し続けたい。自分から、見切りをつけて、あきらめることはもう、やめようと思う。生きていく覚悟が、やっとできた気がする。