見出し画像

海外ポスドク生活が3ヶ月経過した

こんにちは、いまいです。
トップ画は研究施設の外観。

『アメリカの冬はやばいよー、クッソ寒いよー、下手したら死ぬよ!』という言葉が脅しではなく、マジなアドバイスだったことを痛感する今日この頃。外は寒い。てか痛い。

さて、アメリカに来て3ヶ月が経ち、2021年も12分の1が終了しました。
今の気持ちをいつか振り返ることができるようにnoteに綴ります。

・生活

住む場所・アメリカの電話番号の取得・銀行口座の開設・公共交通機関の使い方・近隣のスーパーの把握.... etcと経験し、アメリカの生活にもこなれた感が出てきた。

『まぁいけばなんとかなるでしょ!』っという当初の予想通り、何とか生活できている。

気温は基本マイナスで寒いが、室内はとても快適。(むしろ暑い)
いまだに半袖サンダルで外を出歩く人がいる、皮膚構造どうなってんのかしら??

シェアハウスでの生活も慣れた。そもそもみんな部屋にこもっているため、ほとんど顔を合わせない。
天井の煙探知機が電池切れで鳴りやまなかったことと毎日深夜1時~3時に隣人がうるさくて寝不足なこと以外は特に問題もなく、大家さんも相談するとすぐ対応してくれて優しい。(風呂トイレ共用はまだ少し慣れないが)

、、、、値段が月$850(85,000円)ということを除けば満足。日本は家賃安いなぁー。(水道・電気・ガス・ネット・暖房含んでるからもしかするとそんなに高くないのか?)

・食事

Q. 日本食は恋しいか?

A. 食べれたら嬉しいけど、そこまででもない。一蘭のラーメン
🍜と納豆は食べたいかもしれない。

研究施設にある食堂のご飯が美味しい。ローストビーフがでることもある。
マクドナルド🍔も安定のおいしさ。
お店のご飯も美味しい。ハンバーガー🍔がでかい。

しかし、値段はやや高い。ちょっと欲張るとすぐに$10(1,000円)をオーバーしてくるため、ただでさえよく食べる高燃費型のいまいの財布はスカスカ。
ワンコイン(500円)~800円くらいでおなか一杯になり味も満足できる日本の飲食店のありがたみと凄さを感じた。

米の味も特に問題ない。が、基本的にはパスタ🍝・自作サンドイッチ🥪を主食にマルチビタミンで栄養を補っている。
水は500ml×24本入りのものを$3で購入しており、水道水は沸かした場合以外飲まない。水道水の味はなんか変。

アメリカ来てお酒飲んだのは4回で、1月は全く飲酒をしなかった🍺。
日本にいた際は週1で飲酒していたため、驚くべき変化。
またみんなでバカ騒ぎする飲み会がしたい。

困ったらマクドナルドが通勤ルートにあるので、重宝している。世界的チェーン店はやはり偉大。

画像1


コンビニはセブンイレブンがあるが、日本のようなお手軽感は個人的に感じていないため、ほとんどお世話になってない。

まとめると、『食生活で困るよ』って言ったやつ誰だよ、舌肥えすぎだろ。っという感想。
食費は11月2.6万・12月3.2万・1月3.7万円という推移。

・通勤

シャアハウスから研究施設までは約5km。

平日は毎日徒歩5分→電車5~8分→徒歩5分→無料シャトルバス15分の行程で通勤時間は約40分
定期は電車・バス含めて月$90であり、施設の割引を使って$65で買っている。

平日は無料シャトルバスが深夜まで出ているが、休日は夜6時が最終便となっている。
そのため、徒歩で1時間 or ランニングで25分かけて通う場合もあり、1月はランニング距離が50kmになった。いい運動である。

・研究

12月に病態モデル作製の手技を習得し、1月からは多施設参加型のプロジェクトに参加。
平日は毎日実験があり、大体朝8時30分~10時に来て夜7時〜8時までラボにいる。

海外学振に提出した自身のテーマ+もう1テーマを進めることになり、3テーマ同時進行と2021年しょっぱなから非常に充実した毎日を送っている。ぶっちゃけ忙しい。
暇だったのもあり、1月は2日間のみ休んでほぼラボに通った。

日本で学生をしてた時よりも念入りに初期検討を行っている。
ボスと条件検討のディスカッション→実験→再度ディスカッション、というサイクルで文字通り一歩一歩進めている。

ラボメンバーはみんな優しい。もっと殺伐としているイメージだったが、わからないことは教えてくれるし、フレンドリーで、手技習得の際にも非常に懇切丁寧に指導してくれた。

ラボマネージャー・ボスのメールの返信は非常に早く実験が滞ることは今のところほぼない。(他部署やメインキャンパスが絡む事務手続きはたまに遅い)

研究疾患は脳卒中だが、自身のこれまでの内容とは結構違うため、いまだにミーティングの内容は聞いていてチンプンカンプンな時が多い。

週2回は定例ミーティングがあり、ボスに結果を相談すると個別ミーティングで対応してくれる。しかしまだ一回もボスとリアルでは会えていない(笑)

2月中には初期検討を終わらせて、ファーストデータを出したい気持ちでいっぱいである。

一緒に多施設プロジェクトの実験をしてる同僚が急遽一時帰国することになり、突然ソロプレイが始まったのはビビった。
そうゆうときに限って効きトラブルとか起こる。まさに神の悪戯。

・英語

英語はやっぱりわかんねー(笑)

多種多様な人が多種多様な訛りで話すため、まだまだ聞き取りと理解に時間がかかる。多くの人は4カ月~半年で英語をそのまま頭で理解できるようになるらしいが、まだ無理。
恐れずに『one more please』といえば言い直してくれるのはありがたい。

特に電話でのやりとりが本当に聞き取りにくく、たびたび申し訳ない気持ちになる。すべて文章で送ってきてほしい。

話していて『What's?』『What's mean?』と尋ねられた時の顔が真顔で怖いと感じるのはボクだけだろうか?

通勤ではNHKやBBCの英語ニュースのポッドキャストを聞いているが、まだまだ精進が必要である。ネイティブキャンプはなかなかできていない(笑)

まとめ

・生活:何とかなる
・ご飯:食堂とマックありがとう、何でも美味しい
・通勤:通勤がてらのランニングは素晴らしい
・研究:俺たちの戦いはこれからだ!!!
・英語:要努力


今日、帰国する人の実験手技をだれに引き継ぐかの話になり、ZOOMのミュートを切って立候補し、以下のセリフをボスに言い放ちました。

『覚えられること・やれることは全てやるつもりでここに来た。
なんでも経験したい』

予定している2年のうち3ヶ月が経過しましたが、実験含めすべてのことを楽しみつつ頑張ります。


追伸

食堂で出たローストビーフは美味しかった。
ピザ・スープ・メインの3種の神器を糧に毎日を生きている。

画像2

研究生活の糧にさせていただきます。