世界地図の下書き【著朝井リョウ】

話題になった映画「桐島　部活やめるってよ」の原作者朝井リョウの本です。
児童養護施設を舞台にした小説で、一気に読めました。
いろんな境遇を背負った子供達の日常の生活を描いたものです。
両親が亡くなり親戚に預けられたがそこで虐待を受ける子供、
里親が見つかり面談するが、なかなか受け入りが難しい子供、
進学したいが、金銭面で断念する子供………
そしてその中でも、子供同士お互い思いやりを持ちながら、一生懸命生きている様子を淡々と描いています。
時には思う通りいかない事もありますが、この子供達がいろいろな
人に出会い成長し、幸せになってくれる事を切に思いました。

虐待したり、置き去りにして子ども達が犠牲になる事件が多発しています。
本当に心が痛みますね。
私達大人が、未来ある子供達を絶対に守ってやらなければいけないです。
子供も大人も日々成長していきたいですね。