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見切り発車は危険です

次男の部活動、今季初の交流会が行われた。
場所は自宅から車で45分ほどの某中学校。
朝8時に現地集合。送迎は各自で。

はぁ、大変だ。
貴重な休みである日曜日。
集合時刻から4時間ほどの練習をする。
その間、私は見学か…。いや待てよ、周辺の散策もありか。

そんなこんなで5時起きして準備していたら、
本日の主役がなかなか起きてこない。
起きてきて、ご飯を食べ始めるも「はあー」とため息ばかり。

夫と私、どちらが送迎するか、一緒に行くか、一緒に行くなら待ち時間はどうするか、話ながら食卓を囲む。
「◯◯市のパン屋さん、情報ある?行ってみる」なんて、少し楽しそうに提案していたら
「はあ。なんで4時間もやるんだよ」と息子。

「いや、それはさ、コート整備して、練習して、試合なんじゃない?てか、先生に聞きなよ。」

前日の土曜も資源回収と部活動があったから、土日連続の練習なんて!とイライラしている。
大変な気持ちも分かる。
が、来週には夏の大会だよ。中体連⁇字は合っているかな?3年生は引退試合。ビックイベント前の貴重な練習試合なんじゃないの?

イライラしている次男とマイペースな夫に挟まれ、時間が押し迫るなか、車に駆け込むように乗車し、キーを回した私。

グズグズ言っている暇はない。なんなら遅刻の時間だ。慌てて車を走らせ、Naviを確認しながら目的地へ向かう。
途中心配になり、助手席に座る次男にお願いして、携帯の地図アプリも起動させ、バイパス道路をおりたあとの道を確認しようとしたら、なんと次男が目的地の学校名を把握していない。
「なんじゃそれ?大丈夫なん」
と聞く私に
「あーもし間違ったら、欠席連絡してさぁ…」
って、いい加減にも程がある。

無事、集合時刻に間に合い練習に参加できた。
長い4時間も他の保護者さんと共に見学し、自宅へ戻った。

そうだ、夫は?
あっ、遊びに出かけてまだ戻っていないのか。
なんて、いつものことと気楽に考えていた私にこの後、衝撃の事実が判明する。

私たちの帰宅から2時間後、夫が出先から戻ってきた。
「今日、置いて行ったよね。」と夫。

「へっ?」
何を言っているのか、さっぱり理解出来なかった私。実は、朝、息子を急かし車に乗せるところまでは記憶があった。息子と部活動の荷物を乗せ、集合時刻ばかりに気を取られ、夫のことをすっかり忘れていた。

夫によると、イライラしている私に気を使い、朝食の片付けをし、私から洗濯物を外に出す指令を忠実にこなし、さぁ、一緒に出かけるぞと車の後部座席ドアを開けようとした瞬間に、なんと、車は発車した、のだと。
「酷い、酷すぎるよね、サザエさんのマンガかと思うような出来事に、俺、しばらく放心したもん」と。

知らなかった。
なんなら、全く気づいていなかった。
平謝りしたが…
「君はいつもそう」とあしらわれた。

やらかして、しまった。
そして、その日は『父の日』

なんてこと。

夫よ、本当にごめんなさい。
心から反省しています。

事前確認って…大切。

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