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大学行くために高校辞めた息子の話 24

二次試験の面接は塾にぜーんぶお任せで、
母はノータッチ。全くのゼロタッチ。
自宅からKO大学は遠く、当日現地入りは地理感が無いのと何が起こるか分からないため、前日入りにしホテルを予約した。

高校を辞めているので制服で行くのもどーかな、と言うのでスーツ・靴を購入。
入学式でも使える事を願って。
諭吉さん、さよならだけど再会を願って!

この頃は一次に受からせて貰えただけで、
感謝の気持ちでいっぱいだった。

何とも言えない苦痛に押しつぶされながらも、
頑張って抗って自分の意志を保持していたタロだったから、希望を持ってスーツを選んでいる顔を見られただけで私も嬉しかったし、安堵もしていた。

2次でダメでも、私がタロに「あの時、あーしてあげれば良かったかな。」と言う後悔は無いと思った。
私も出来る範囲で後悔の無いようにタロと接してきたつもりだったし、タロ自身に本当に成長を感じたから。
口ばかりの息子だったのに、やる事やれる男になってきたな、と心から感じた。

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