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【ビジネススキル】具体化と抽象化のあいだ

こんにちは。
今日は過集中モードに入りまして、noteを2本目書きます。
気合い入れたら30分で3,000文字くらいかけるから不思議。

気分が乗らないと3時間で30文字くらいしか書けないのに。


さーて、本日2本目のテーマは具体化と抽象化のあいだ!
むかし「冷静と情熱のあいだ」って映画(小説)ありましたよね。
ストーリーは一切覚えてないけどタイトル覚えてるから、コピーの力ってすごいなって思います。


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いや、そうゆう話じゃない。

これもこの前のキャリアコミュニティで話題になったテーマ。
「仕事で抽象的なこと考えるって難しいですよねー」と言う意見もあれば、「具体的な原因や施策を考えることって大変」って悩む人もいる。

確かにそう!仕事の会話の抽象度がひたすら合わない人ってたまにいる。
(ちなみに、いまてんのキャリアコミュニティにいらっしゃる方は全員このレベルは高い)

しかし、これを自由自在に使えたらなんか爆発的に仕事できそうな気がする!私はそのスキルだけで生きている気もする!

ということで、具体と抽象を行き来する方法などをお伝えしていきたいと思います。

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余談ですが、画像がミキサーなのは「フェーザー」がなんとなく具体と抽象っぽいから。我ながら意味不明。

それではどーぞ!

ビジネスで必要なのは思考力

AI蔓延る現代!人間の仕事のうち作業はAIにどんどん変わっていく。
(いや、そんなことはない)

それが事実であれ陰謀であれ、仕事の影響度を上げるために思考することが重要なのは古今東西変わらず重要。

もちろん、ホワイトカラーの皆様も。いや、飲食とか美容院とかYouTuberの人も他と差別化していくためには思考力は必須スキルと言って良い。
(だって、ネットの力でマーケットが拡張されて事業競合がどんどん増えていくからね)


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思考が大事!考えよう!考えよう!
ってなっても、思考のはしご(考え方)がないと堂々巡りになりますよね。
それに思考力って種類がいっぱいあります。


瞬発力(瞬時に考える力)、持久力(向き合い続ける力)、拡散力(大きなスケールで考える力)、凝縮力(一個のことを突き詰める力)などなどいっぱいある。

これってハンター×ハンターの念みたいなものなので、その人の特性がある。
ただし、抽象的に考えることと具体的に考えることと言う思考の粒をコントロールする力は共通するベーススキルになる。
なのでここでは、その具体〜抽象を行き来する力について語ってみよう。


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具体的すぎるとどうなるか?

とりあえず、具体的すぎるとどうなるかを考えてみる。

結論としては、目の前の自分が接する情報には強いけど、実は他にやるべきことがあったりする。ということになる。
具体的なことって自分の体験や感覚に寄っていくので、一般的に通用しないことをひたすら熱弁することとかにもなる。


たまにベテランの社員の方が「俺だったらこうやって乗り越えてきたね」と言うめちゃくちゃ個人的なエピソードを熱弁することがあるが、まさにあれ。
よくあるツッコミとしては「時代や環境が違いすぎる」ってやつ。

ベテランさんも一回抽象的に考えて、自分が成果を出した時の環境を俯瞰してみれば自分が言ってることの違和感を自分で感じられるはずなのに。

これって、自分では起きないだろうって思っている人もいるかもしれないですが、人間って感覚的な生き物(生き物は感覚的)なので、99%の人はこの罠にハマります。※自分だけは違うと考えてしまうのは行動経済学のバイアス理論でそれはまた別の話。


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逆に、抽象的すぎるとどうなるか?

結論としては、思考が拡散しすぎて具体的に実装することができない。ことになりがち。
よくある話は「学者の言っていることは、(現実的に)あまり参考にならない」というツッコミ。「いやそりゃそうだろ、学者は基本的に具体的なことから抽象的な理論を見つける仕事なんだから。」と思いますけどね。


ビジネスでも役職者同士が、あるべき論を1時間戦わせた結果「あれ、それで何をどうするんだっけ?」と言うなんかよくわかんない着地をすることがよくあると思います。


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あと抽象度高すぎると「意味のないこと」になります。
「世界平和は大事である」という抽象度激高な結論は、世の中の何も変えません。「世界平和は人類共通の目的である。そのために現実の〇〇を変える。そのためにまず〇〇を行う。」と具体的なことをセットにしないと「意味がない」んです。
カントさんの「永遠平和のために」よんでほしい。


※ここでいう「意味のなさ」は誰の行動変容も生み出さない、空気の振動の無駄という意味です。
※これも「私はそんなことない」と思う人が大半だと思いますが、私は会議で無数の世界平和トーク見てきました。老若男女。

結論、抽象度高いことだけだと、実現不可能なあるべき論になりがち。


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結論:具体的思考と抽象的思考のバランスが大事

演繹法と帰納法

古今東西こんな話は無数の哲学者、政治学者、ビジネスマンが考えてきたんです。そんな超有名有象無象たちがこすり合って生まれた基本的な考え方が演繹法と帰納法。これは本当に知っていて損はない。
というか今自分は演繹的に考えているのか、帰納的に考えているのかメタ認知することが超重要。
※メタ認知とは俯瞰的に自分を見るということ。幽体離脱。


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演繹法(抽象的なこと⇨具体的なこと)

演繹法とは抽象的な思考をつなげることで、具体化して仮説を立てる作業。
ここであえて仮説というのは、現実問題演繹的結論は証明しなければ説得力はないから。だってビジネスだから。

例えばこんな感じ。

【例】
・働くことが楽しくなれば仕事の生産性は上がる(証明された理論A)
・楽しさは周りとの人間関係で醸成される(証明された理論B)
おそらく、人間関係を良好にすれば生産性が上がる(仮説)

帰納法(具体的なこと⇨抽象的なこと)

一方で具体的なことを積み重ねることで、共通する項目を考えるのが帰納法的思考。
これは具体例を言った方が早いので以下読んでみてください。

【例】
・Aさんは楽しそうに働いている。成果も出ている。
・Bさんは周りの人と仲良く働いている。成果も出ている。
・Cさんは不満ばかりだ。成果は出ていない。
・Dさんは周りと仲が悪い。成果は出ていない。
・Eさんは時間通りに働くことにモチベーションを持っている。成果は出ている。
 ⇨どうやら、仕事を楽しんでいる人は成果を出していそうだ。

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現実的なビジネスでの考え方

いやいや、こんな話無限にビジネス書で擦ってきたんですよ。
おそらくビジネス書でこの手の話を書いている本は1万冊はある。多分。

そして、大半の本が上記の基本コンセプトの説明で終わっている。
それで「なるほど!明日から仕事で活かしてみよう!」ってなる人は思考が短絡的か天才かの2択。なお、20代の私は前者。

結局仕事で実装しようとしても、どっちかのケースなんてないんですよね。どっちかじゃなくてどっちもやらなくちゃいけない。(それがわかるのに3年かかった・・・)

例えば現実はこんな感じ。

【例】
(ステップ1)
・さまざまな情報から論理的な仮説を立てる(抽象)
「仕事が楽しいと感じている人が多い会社は、生産性が高い」

(ステップ2)
・みんなにアンケートをとる(具体)
・直近1年の業務評価を洗い出す(具体)
・アンケート結果を業務評価と突き合わせる(具体)

(ステップ3)
どうやら当社でも、楽しさと生産性には相関関係がありそうだ。(抽象)

(ステップ4)
ではみんなが楽しく働くにはどうすれば良いのだろうか?
・楽しく働いている人にインタビューをする(具体)
・一次情報を洗い出す(具体)
・個人の資質と環境の項目で共通項を探す(抽象)

(ステップ5)
楽しく働ける環境実現の方法を考える(具体)
 A案 B案 C案 ⇨ここから現実的なアイディアを選択して実行する。

とひたすら、具体的な項目と抽象的な結論を行き来し続けることが必要なんですよ。めんどくさいけど、これをやらないともっともっとめんどくさいことになるのです。


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トレーニング方法

なるほど、具体と抽象を行き来することが大事なのはわかった。
じゃそれってどうやってやるんですか???って話だと思います。

結論から言うと、明日できるようにはなりません。
自由自在になるのに何年かかかるかもしれません。
でもこれを続けるかどうかで、その後の人生が変わるはずなので小さな目標立てながら頑張りましょ。

とりあえず思いついたやつ羅列していきます。


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①本を読む

コツ:具体的なことが書かれている項目では「一言で言うとどうゆうことだろう」「何について言っているんだろう」と考えながら読む。
逆に抽象的なことに対しては「具体的にはどうゆうことだろう」と考える。※これやりながら本読むと結構疲れるんですけど、これが一番わかりやすい。
※本にメモ書きまくるともっと思考のトレーニングになります。

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②メモを図でとる

とにかく文章ではなく、図で相手の話を聞いてメモる。
頭の中で一回消化して手を動かさないといけないので、疲れるんですがいいトレーニングになります。

具体的には、
・具体的内容A B Cを括るとなんて名前がつくんだろうとか
・抽象的な言葉は図で分解して考える。


※これPCでもできるはできるんですけど、最初はスケッチブックと太めのペンでやるのがおすすめ。

※自分が人に何かを伝えたい時も、一回スケッチブックに書いてみると具体〜抽象のイメージが湧くはず。

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③歩きながら「〇〇とは何か」「〇〇の共通項は何か」を考え続ける

私はよくこれをやって、電柱に頭をぶつけております。
あと階段から落ちる。
あと忘れ物をする。
あと電車を乗り過ごす。

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④口癖を「と言うことは〇〇ですよね」と相手の話をまとめてみる

これめっちゃ有効で、相手の話をちゃんと聞いて抽象度上げてまとめてみる。抽象的な話が続いたら、具体化して聞いてみる。

それが合っているかどうかは相手のリアクションでわかります。外しすぎると怒られるのでわかりやすいです。

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⑤箇条書きを癖づける

図でまとめるのができない時とか、に有効。
文章で考えると、思考がぐちゃぐちゃになってしまうことがあるので、短い文章(単語)で考える癖をつける。
相手の話をとにかく短文で捉えることが大事。

これやると「結論から言ってくれよー」という感情が自然と出てくるからおもしろい。


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最後に

仕事って、〇〇スキルとか経験とか表層的にわかりやすい力がいっぱいありますが、実はこうゆうベーススキルというかリテラシーみたいなものが重要だったりするんですよね。

そして、そうゆう力ってゆーっくり身につくのでなかなかわかりづらい。だからみんな諦める。だからそれができると差別化できる。


ここまで書いといて私が具体と抽象を行き来できているのかというとそれはそれで自信がないのですが、もし何かの参考になれば幸いです。


それではまたね!

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