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とりあえず鍋を囲んどけばOK。
この家での共同生活がレベル3になった。これから一ヶ月半の凸凹生活が始まるとかなんとかの記念日ということで、キムチ鍋を作った。
鍋というのは不思議な共同作業だ。具材を準備して、火加減を調節して、蓋から湯気を立ち込める頃には、部屋に鍋の雰囲気が充満している。
昔々、あるところに読書ばかりしている若者がおりました。彼は自分の居場所の無さを嘆き、毎日のように家を出ては図書館に向かいます。そうして1日1日をやり過ごしているのです。 ある日、彼が座って読書している向かいに、一人の老人がやってきました。老人は彼の手にした本をチラッと見て、そのま