見出し画像

事のはじまりは登山靴から

2021年3月12日午後1時。登山は大人になり八ヶ岳も富士山も誘われては登ってみたことはあるもののすすんで自分から登山してみようという強い興味まではなかった私がひょんなことから登山をするかも?となりました。

黒百合ヒュッテ米川正利さんご夫妻宅に絵本の絵の事をお聞きにお伺いした際、八ヶ岳のお話をお聞きしていました。松の事、登山道の事、そして登山靴の事。(米川さんの絵本のなかにも登山靴は登場します。)

そしてなんとお話がコロコロ転がりだして、この私が登山をすることとなりました。正確には登山いたしましょう!と靴を買いに行きました。
体力ゼロ、持久力ゼロ、精神力なしの超インドア派のこの私が!

超がつくインドア派の自己紹介

画像1

山の事を伝えるため、県内の伝統ある中学生登山が中学生に楽しさを伝えるため、登山をした方々が懐かしんでくださるため等の目的も含めて米川さんの絵本をつくりはじめていますが、実は私は超がつくほどのインドア派です。

大自然のなかに住みながら、オール電化の家に住み、パソコンの前に座り、アレクサ君にお話しすれば音楽も電気もつけてくれる。鳥のさえずり聴きながら窓の外はそよそよなびく森の枝葉。静寂につつまれながらの一日のなか、重い宅配荷物も玄関まで届けてくれる、都会の方々ならば通勤に多少は歩くのでしょうけれど、田舎にいると庭の車に乗ればお出かけ先につくだけで、殆ど歩かず一日過ごすこともできるわけです。

それでも頭のなかは、黒百合ヒュッテさんはじめ、山小屋さんのお仕事として八ヶ岳についてや中山峠やスリバチ池、黒百合平の地名と写真はしっかりはいっているのです。仕事だから。

絵本作りもその延長。仕事ではないだけで、頭のなかは同じく空想の世界。楽しそうに子供たちが絵本の事を思い出しながら登山する姿を想像し、きっと空気も美味しいすがすがしい世界なんだろうなあと。美しい想像の世界。

でも、実際の登山?
私だけではないようですが、中学生の時の学校登山はしんどかった、つらかった思い出があり。だからこそ余計にも中学登山は楽しい思い出にしてあげたい気持ちもあり米川さんの目を通した絵本をつくりたかったのですが。。。

アウトドア?

車で大自然を、それもハイウェイを走るとかは大好きだけれど、徒歩では最近20分以上歩いた事もなく、それもショッピングモール内とか。テレビでいろいろなアウトドア見るのは大好きなのですが。

体力?

大掃除した翌日には筋肉痛で熱を出す始末。ペンより重い物を持つ事最近ないですね。

お散歩できる素晴らしい環境のなかにいるのに、とか、山が好きだから山小屋さんのお仕事しているのでしょう?とか、登山とかすぐに行けるでしょう?羨ましい、とか言われるのですが、無言のままにっこり微笑み返すのみ。一日珈琲飲んで音楽聞いてパソコンいじっていてもまったく苦にならない、超インドア派。興味ない事には面倒がって動きもせずの自己紹介です。

靴に食いつく

ちょうど今年のこの冬、雪が積もった朝、私は自宅の庭を運動靴で歩きまして、見事に滑りそして転び、靴はビショビショ、靴下もビショビショ、挙句の果てに腰の骨を軽く折ってしまいました。

冬でなくても家の周りは、朝夕は露に草が濡れ、歩くのも困ったなあと日頃から悩んでもいました。また、庭では数年前にもバランスを崩してベランダの階段から転げ落ち鎖骨骨折。
そうは言ってもまだそんなに高齢ではない年齢、バランスの悪さと骨の弱さと転び方の下手さは実感はしてはおりました。

そんななか、おうちの中でできる大好きなパソコン使ってつくる電子書籍の絵本づくりを思い立ち、制作をするため米川正利さんご夫妻宅に頻繁にお伺いするようになったのです。がっ!。

今回、絵本のなかにでてくる靴のお話がちょうどでてお話を聞いておりましたところ、米川さんご夫妻がご自身の登山靴を出してきてくださりました。

画像2

皮でできているのだと教えていただき、防水で濡れないのだということも初めて知りました。防水!? そして底面を見せていただき滑らないのよとお聞きし、滑らない!? 私の脳細胞全神経が靴に集中しました。

3種類の靴を見させて頂きました。

あら素敵、恰好良いのですね、濡れないのですね、これなら街で歩いてもおかしくないですね。おしゃれですね! と。

バスケットシューズは足首固定されるのでは?と聞きましたら足底が滑るからよくないそうです。

ちなみにご夫婦は長靴で登り降りしたそうです。でもそれも素人は危ないからダメだそうです。

スパッツでツボにはまる

この登山靴に加えてスパッツというものを履くのよ、と奥様がさらに教えてくださりました。
ただ。さすがに私は目がテンとなり、頭の中はレオタードにスパッツはいている姿を想像してしまったのでしたが、いえいえ違うと大笑いされ、スパッツも見せていただきました。

画像3

これはロングスパッツ、ショートもあるそうです。

画像4

画像5

このようにつけて、靴の後ろにゴムで固定するのだそうです。

これなら雨が降っても雪の時も靴に雨も雪もはいらないでしょ、これがスパッツ、とのこと。

これなら私も露煙る道も雪積もった我が家の庭を歩いても大丈夫、と、自分の頭のなかで置き換えながらお話をお聞きしていました。

靴選び一緒に行ってあげますよ

米川さんご夫妻は、私がインドア派である事は十分承知していらっしゃり、健康の為には陽の光にあたらなければ骨も弱くなりますよ、と、教えてくださり、1時間くらい歩くと健康に良いとお話してくださりました。

在宅ワークとなった方々や座っての一日作業をされる方々にとっても、運動不足解消に何かしようかと実は自分自身が一番わかる気持ちはお察し頂けるかとも思います。それでもなかなか実践に至らない。

超インドア派の私ですが、ただ一つだけツボにはまる所があり、それが「恰好良さ」でした。

登山靴が皮でできていて、滑りにくく、足首をガードしてくれ、雨に強く、そして恰好良い。

欲しいという思いがもう私の表情にでていたのでしょう。奥様がご自分の靴を私にお譲りくださるとまで言ってくださったのですが足のサイズが違う。

いえいえ自分で一つ購入します、諏訪なら、、、?の話から、諏訪の平らに登山専門店があるのですよ、と正利さんがお話してくださり、ちょうどご夫妻が専門店に行く用事がありますから一緒に行ってあげますよ、というお話になり、お店に行く日まであっという間に決まりました。

でも登山靴買って、でも体力ないし、でも登山っていっても誰も知り合いもいないし、と一人でぶつぶつ言っていましたら、奥様が「岳樹(息子さん、今の山小屋主人)と登ればいいじゃない」とひとこと。

いえいえ、とんでもない、体力ないです、と私。

「では、私と一緒に登りましょう。まずは1時間お散歩できるようになって。そしてお天気の良い日に2時間あれば登れるから。」と奥様。

はい?、、、、はい? はいーーー?

米川さんご夫妻と共に

画像6

そして3月16日午後1時。後ろ姿は米川正利さん。mont-bellと書いてあります。エイデンの隣にある事は知っておりましたが今まで眼中にもなかった私。ご夫妻は店内を熟知されており、そのまま奥の陳列棚へ。

教えて頂いたロングからショートまでの登山靴が並んでおりました。

まず靴下。青色が素敵、2種類あるそうですが奥様がこちらが毛糸ねと教えてくださり、毛糸の靴下を選びました。毛糸の靴下が良いそうです。
私は単純に色で選びました。

続いて登山靴。

これが良いね、と、こちらが女性用と店員さんに教えていただくと、正利さんすぐに手に取ってくださったのが青色のラインのショート丈の登山靴。ショートといってもバスケットシューズ位の丈がある登山用の防水登山靴。

画像7

茶色の靴も恰好良かったのですが、はじめての人には青色のほうがはきやすく、軽く。茶色の靴は足首上まで固定され靴も重く、本当に登山してもっと続けたいなと思ったら買えばよいよとの事。

靴のサイズは自分の足のサイズプラス1cm程が良いそうで。店員さんははかってくれます。

画像8

そして

画像9

これがショート丈のスパッツ。3点購入、となりました。

明細には
トレッキングソックス1つ 1980円
シンプルショートスパッツ1つ 2860円
ニュークリオン(これが登山靴) 28600円
合計33440円

自分は靴はamazonで5000円以下の輸入の革靴とかドンキなどで並ぶものしか購入した事ありませんので高いなあと。
でも、靴はずっと履けるものだそうなので、耐用年数考えれば高くはないお買い物。お隣にはアウトレットの登山靴も販売されていました。いろいろな靴があるのでしょうね、きっと。

あとはナップザックもズボンも上着も雨具も必要になったら近くのビッグかワークマンかドンキあたりで買えばよいかなあと。

お店はモンベルと読むメーカーさん。
もちろんお仕事では名前はよくお聞きしていましたし、平日なのにたくさんのお客さんがいらっしゃったのですが。
私にしてみましたらエルメスとかなら目を輝かせこだわったでしょうけれどの文字だけ羅列されているのを何の関心もなく見ている見知らぬ世界。
ステッカーまで陳列していましたので欲しい人はきっとメーカーこだわったりするのでしょうね。
私にとっては猫に小判。ただ、しっかりとした長く履くことのできる靴は一足欲しかったので後悔はなし、物持ちは良い性格なので大切に履こうと思います。

店内では親子連れもいらっしゃいました。
親御さんが登山やアウトドアをすると野外や山に自然と慣れ親しむ子供が多い、または子供の頃楽しい思い出のある野外での遊びをした子が登山楽しむ傾向もあるとご夫妻からお聞きしました。生徒の体力に合わせた登山を選ぶことができる地域もあるそうです。
私は父と小学校時代じっと電子ブロックとパソコンとゲームで遊んでいました。父の遺品のアルバムには北アルプスで腕組む若き父の写真は何枚も残っているのですが。。?

地元の中学生達も最近は山に行く前しばらく街を歩くのだそうです。
自分もまるで中学生のようですが、ひょうたんから駒? デジタルでの絵本作りのお話から、超インドア派さんが登山となりました。

このお話をしたら家族、知り合いの方全員、うそー、大丈夫???

一番びっくり不安なのは私自身ですが、不安2割面白そう8割。

絵本作りだけのnoteではなくなってきましたが、私と同じような行動するのがなかなか面倒、でも動かないと健康によくないし、でも苦痛は嫌だし、でもなんとなく山に登ってもみたいという気持ちもある、という「でもでもの方」。登山を決めてから購入した事、行った事など此処にマガジンとして書いていきますので、よろしければご覧ください。よろしければご一緒に歩いてみましょうか。

ちなみにまだ歩いてはおりません。語呂の良いところで21321。21年3月21日からはじめの一歩踏み出してみます。

ちなみに登山靴で車の運転はダメ、危ないそうです。

今回の出費 33440円

購入の楽しさ 100%

登山に対する不安さ 100%

登山のための所要時間 30分

登山までの決心 0.5%

子供たちに登山の楽しさを伝えるための目的もある絵本づくりが、どうもおかしな方向に、、、

私自身が童心に戻って童心のつもりで米川さんの絵本をつくると、絶対なにか違う物になるのかなと思ってもいます。またそれも楽しか苦しになるのか? どうぞゆるりと傍観ください。

ちなみに実際の自分はこんな引きこもり症です


サポートよろしくお願いいたします。 お問い合わせフォームは twitterDMにてお願いいたします。(内容によって返信できない場合もあります事ご了承ください)