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72.縞枯現象(しまがれげんしょう)

北八ヶ岳では山が縞模様に見える。
コメツガ、オオシラビソ、シラビソの木が倒れて
縞に枯れる、縞枯現象が見られるよ。

解説

米川です。北八ヶ岳は何処でも見れますが、他の八ヶ岳ではあまり見られません。縞枯山と言う山もあります。遠くからも綺麗に見えます。
縞枯れの現象の原因ははっきり解明されていませんが、風による影響が強いのではと言われています。
風が日本海側からの定期的に吹くと縞模様に横に這います。主に冬、冷たい風が山肌をかけぬけていきます。土地の弱い縞模様に風がはいりやすいことと、ちょっと土地が違う(地質が違う)という話もあります。
日本海側の高山でも同じような現象が起こる所もあるようですが、こんなにきれいに縞になることはあまりないようです。

Saitouです。ウィキペディアにて縞枯現象について書かれています。

長野県は気象予報が北部中部南部と分かれています。特に冬になると諏訪湖周域は山梨、関東甲信越の気象に近くなります。八ヶ岳や北アルプスなどの高山帯が積雪や台風など日本海からの風雨を留めてくれる為、諏訪湖周辺地域は比較的積雪は少なく乾燥した気候となります。八ヶ岳の縞模現象も風の通り道の足跡でしょう。自然の凄さを感じます。同じような気候は日本列島にもいくつかあります。中学理科で季節風や偏西風などを学ぶようです。

日本海太平洋山脈と風雨の関係を図式したものが東北地方を例にしてわかりやすく説明しているサイトが気象庁にあります。

またヤマケイオンラインに縞枯山の写真が掲載されています。


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