見出し画像

【イベントレポ】0→1でお仕事を獲得したなりーさんに聞く、心に響く文章 ~1→10を叶えるまで~

この記事は、オンラインキャリアスクールSHElikesのライターコミュニティ主催企画のイベントレポートです。シーライクス受講生(シーメイトさん)以外にも、ご興味のある方はぜひご一読ください。

1月19日(金)に開催された、ライターコミュニティが主催するイベント「0→1でお仕事を獲得したなりーさんに聞く、心に響く文章  ~1→10を叶えるまで~」。
現在アーカイブも公開していますが、ファシリテーター含め、参加した100名ほどのシーメイトさんたちのチャット上での盛り上げもあって、ドキドキそわそわを感じつつ幕が開けました。
ライターとしての活躍を1→10に叶えるため、日々どんなことをしているのか。
事前にスクール内にていただいた、20以上の質問にどんどん答えていただきましたので、イベントの様子を少しご紹介できればと思います。

執筆:いまり
編集:なりー


ゲスト紹介🌼

一児のママでありながら、インタビューライティングを中心に活躍しているなりーさん。
妊娠をきっかけに勤めていた会社を退職し、2021年7月にSHElikesに入会。
出産を経て、入会後約1年でスクール内のライターコンペ入賞をきっかけにライターとしての活動を開始。
まさに0→1のスタートを切り、入会から約2年後の2023年6月には開業届を出されます。
現在では6社の業務委託とご自身のサービスを展開され、ライターとしてのキャリアを歩み続けています。

インタビューライターの仕事について

Q:インタビューライターの魅力を教えてください!

なりー:取材を通して相手の人生や物ごとの見方を疑似体験できる感覚があり、新しい知識や世界に出会えるのがインタビューの魅力だと思います。
同じ企画で取材をしても、人が変われば話す内容も違うので飽きることがなく、本当にやりがいがあります。

Q:インタビューを通して出会う印象的な人やできごと

なりー:どのインタビューも本当に興味深くお聞きしているのですが、自主企画での作家さんへの取材が印象的でした。これを企画した時にペルソナ、いわゆる想定読者を自分自身にしたことで、自分が抱いていた悩みに光が差したような気がして、私自身がお守りにしたい記事になりました。
記事はこちら☞ https://note.com/nalie0612/n/n0736fa6bba41

自分が取材を受ける側になったときにも、全然うまく受け答えができなかったにもかかわらず、素晴らしい記事にしていただいたのが今でも心に残っています。
記事はこちら☞ https://shares.shelikes.jp/posts/4945422

Q:原稿を執筆する際に気をつけていることは?

なりー:取材案件は質問案をお作りする段階で、ある程度記事の流れを想定したものを意識していて、それが原稿の構成ベースになっています。
構成を意識した形で質問案をお作りすることで、インタビュイーにも取材の流れを違和感なく感じていただけると思うので、お相手にもメリットになると思っています。

また、一つひとつの質問をご用意する際は、必ず用意した質問への仮説を立てて、その仮説に対する答え合わせを取材で行うようにしています。それがインタビュイーのお話に強い興味を抱くのにつながり、記事にも深みが出てくると思っています。

あとはとにかくインタビュイーさんにリスペクトを持ってお話を伺うことですね。
先輩ライターさんのウケウリなんですが、「自分は凡人である」という感覚を忘れずに聞いていくと、「わたしにはできないのに、なんでこの人にはこんなにすごいことができたんだろう?わたしとこの人の違いはなんだろう?」と、どんどん疑問が出て前のめりになり、取材にも集中できます。

プライベートと仕事を両立するために

Q:家庭と仕事はどうやって両立しているの?

なりー:心持ちとして、「育児→仕事→家事」という優先順位を明確にし、そのスタンスには逆らわないようにしています。
というのも、CP(*1)をやっていた頃は特に忙しくて、自分のキャパシティをコントロールできず、気持ちが乱れて家族とうまくいかなくなったことがありました。

今は保育園の力を借りつつ、子どもの安全と楽しい時間を最低限守りながら、うまく隙間を使って仕事をしています。
子どもに必要な家事は優先度高くやるけど、やらなくてもすぐに死なないもの、困らないものは本当にやることないって時間まで大切にとっておくこともしばしば。笑

自分の優先順位を明確にできたことで、バランスが取れてきてると思ってます。
最終的には自分が笑顔でいることが家族のためになると信じて、自分のスタンスを大事にしています。
(*1)CP=コミュニティプランナーの略
SHElikes内で運営されるコミュニティの旗振り役

Q:今までどんな壁にぶつかって、乗り越えてきた?

なりー:正直ずっと壁は感じ続けていて、仕事を始めるときも、どうやって継続案件を作るか悩んでいました。
業務委託6社って聞くと「え!スゴイ!!」って思う人もいると思いますが、自分が見据えているゴールに向かってどう道筋を作っていくのか、常々悩み続けています……
まわりを見てやきもきしたりとか、そういう壁があるときは、なにか簡単なことでもひとつ行動しているかも。あとは、他の人がまぶしく見えたとしても、人の言葉にたくさん触れることで道が見えたり、いい言葉に出会えたりして乗り越えてきた気がします。

ライター志望のシーメイトさんへアドバイスを

Q:お仕事の獲得方法は?

なりー:自分で新規案件を探すときは、WantedlyかXを使うことが多いです。
ちなみに私の継続案件の最初の獲得は、Xの募集ポストを見て、DMを送ったことがきっかけです。

Q:初心者ライターが執筆の際に気をつけたほうがよいことは?

なりー:記事の構成を大事にしてほしいです!
手間だな、難しいなと感じる方もいると思うのですが、構成案はいわば記事の設計図・道しるべみたいなもの。
それなしに書いてしまうと、ところどころちぐはぐになったり、何を伝えたいのかメインのメッセージがぶれてきたりするので、構成を考えてから執筆を始めるのをオススメします

Q:取材記事を書くときに気をつけていることは?

なりー:意味を知っているようで知らない言葉があれば、必ず意味を調べてから使うこと。あとは、SHEで学んだ漢字のとじひらきや基本の書き方のポイントも必ず意識します。

その記事で最終的に伝えたいことは何か?読者にどんな気持ちになって欲しいのかも意識しますね。
インタビュイーの魅力だけを伝えるのではなく、時には光の裏の、影の部分も素直に表現したり、その人らしさが表れるよう、あえて口頭表現をそのまま残したりして共感ポイントを増やし、最後まで読み応えを感じながら読み切ってもらえることを目指しています。

*
*
*

後記

初めてのお仕事の獲得から、インタビュー時やお仕事をする上でのアドバイスまで、ここに書ききれないくらい他にもたくさんシェアしていただきました。
お仕事獲得に対してXでDMを送る、自主企画を行うなど、行動的な印象がある反面、ひとつひとつを大切に行っている様子も感じ取れます。

なりーさんの初見は「明るく、走り続けられるバイタリティをお持ちの方」という印象でした。
けれどお話を聞き進めるうちに、ときには悩みながらも、日々努力を重ねて前向きに歩み続けている姿が垣間見えました。

最後におっしゃっていた「光の裏の、影の部分も素直に表現したり、その人らしさが現れるよう」わたしも今回このレポートを書いてみました。
人のことが大好きで、人を通して自分自身をも見つめて、心に響く文章を紡いでいらっしゃるのがなりーさんなんだと感じます。

イベント終盤での営業文章の書き方ワーク(*2)の際には、参加できない方のために、「CP時代はラジオDJで名を馳せていた」なりーさんトークも披露されたようです(笑)。

アーカイブに残すことができずとても残念ですが、2022年9月のライターコンペで1位を受賞し、チャット欄で話題に上ったなりーさんの記事を最後になりますがご紹介して終わりにしようと思います。
https://note.com/nalie0612/n/nb44dd5a6ee91
(*2)ワーク=イベント内でご紹介した営業文章を数人の小部屋に振り分けて実践しました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?