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知らない人が知った時の力はすごい

仕事の関係上、NPO関係の方々とお話することが多いのですが、たまに仕事と全然関係のない方とひょんなことでNPOの話になったりします。

お話する人の中に、NPOに偏見をもっていらっしゃる場合があります。

例えば、『SDGsはわかるけどNPOってうさんくさくて自分の企業とは組めないわ。』『どうせ寄付募って懐にいれているんでしょ』『もうけられないのにどうやって生きているの?』などなど。

こうした偏見に対する場合は、感情的に返すのではなく、単に情報提供として事例を伝えていくのがいいかなと思います。例えば、『SDGsはわかるけどNPOってうさんくさくて自分の企業とは組めないわ。』といわれたら、『この前の日経新聞で、海外の機関投資家の中にはNGOの専門家がいて、人権問題を抱えた企業には投資しないようにはたらきかけたり、株主総会で人権問題がおきてないか確認したりすることがあるそうです。こうした人たちに対応するために、企業側も信頼できる人権系のNPOと組んで調査やアドバイスをもらってやっているみたいですよ。信頼できるNPOは、短期間には見つけることはできないので、平時からのつきあいをされている企業さんも増えてきました。』と伝えると、相手も、え?ほんとに?となります。

あとは、相手の年齢にもよりますが、40代、50代だと、地方にいる親が心配だったりするので、地方で福祉サービスを提供しているNPOの話をしたり、障がい児、離婚家庭の子ども、引きこもり支援など、その方ご自身もしくは周りでそうした方がいると、その話に関心をもってくれたりします。

こうして情報を伝えていくと、考えが変わったり、偏見がなくなったりします。あっ、そうなんだ、NPOってそんなに身近なんだとか、企業と一緒にやっている事例が多いんだとか、自分の親の面倒をみてくれる人たちなんだとわかると、ニュートラルな感じになって、正常な判断ができて、具体的な行動をされたりします。

知らなかったことを知った、とか、今まで誤解していたことを気付くと、それを埋める行動の力は強いものだなと感じます。

なのでアンチであればあるほどお話するやりがいを感じます。

NPOへの偏見や思い込み、ネガティブなイメージはまだまだありますが、相手にひっかかりそうなお話と合わせてすることで、アンチから味方にひっくりかえすことができて、強力な協力者を得ることができるかもしれません。

知らない人が知った時の力はすごいというお話でした。

今回のお話は、stand.fmでもお話しています。

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