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あなたは相手にとっての与党?野党?

このnoteはstand.fmで公開されている「NPOではたらくをアップデートする」で公開した内容を文字にしたものです。企業からNPOに転職することを検討している人向けの音声配信です。

最近ニュースで国会の質疑の様子をみることがあるのですが、首相への質問をする時に、与党と野党ではまったく違いますよね。

野党は、大臣に不祥事があれば任命責任はどう思っている?とか、他にも同じようなことがあるんじゃないか?とか、追求します。最近の話題だと総務省の接待問題に関係して全ての会食について情報公開せよとか、首相の落ち度を指摘する形で質問してきます。

こんな状態だと、緊急事態宣言の解除・延長について今どう思うかを聞いて、もし、その方向性を発言し、後で違う決定をしたら、国民に混乱を与えた責任をどう考えているのか?ときますよね。だから、本当は考えているだろうけど、専門家と協議して決めるので今はそれをいうべきでない、とあたりさわりのない発言をします。このように野党がする質問は責任を問うているわけです。

一方与党から首相に対する質問は、例えば、アメリカ大統領が最初の対面での訪問先に日本を選んだが、日米の関係構築についてどう思っているかであれば、これまでの日米の強固な関係性の成果について言うことができますし、ミャンマーのクーデターの平和的解決に向けて、日本ができる役割について質問されれば、日本の、アジアの平和に対しての実績やポジションを
表明することができます。つまり、与党がする質問は、首相や政府の肯定的な意図を聞くための質問です。

野党は責任を問い、与党は肯定的な意図を聞く質問をしている。人は責任を問われれば、保身の回答をして、肯定的な意図を聞かれれば本音を話しやすくなります。

これまで与党と野党という関係性でお話しましたが、これを会社や団体の同僚や上司に対しての自分のポジションと重ね合わせて考えてもらうとどうでしょうか。

あなたは、責任を問うているでしょうか?肯定的な意図を聞いているでしょうか。職場の心理的安全性を高めるためには、同僚や上司にとって自分が与党として関わっているのか確かめてみるのもいいかもしれません。

あなたは相手にとっての与党?野党?というお話でした。

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