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科学技術立国・日本が進むべき方向性

今年初め(2014年当時)のTBS「夢の扉+」で「波力発電」を取り上げていた。
三井造船のプロジェクトであるが、その時の試算が今も記憶に残っている。

https://www.facebook.com/yumetobiplus/posts/600024160051173?stream_ref=10

海に囲まれた日本。
周辺の全ての波のエネルギーを電力に換算すると3億kW。
その内、たった3%でも活用できれば原発30基分に相当するとのこと。

「波力発電」は、波の上下運動を回転運動に変えることで発電につなげている。
最大の課題は、波動をどれだけ効率的に電力に変換できるか。
それまでのエネルギー変換効率は17%が限界で、実用化には不向きと言われていた。

波動に少し遅れて浮体が上下する。
その改良点で最大限に波力を受けとめ、最大59%の驚異的なエネルギー変換効率を出したとのこと。
2014年、神津島で波力発電の実証実験がスタートするそうだ。

原発増設・廃止の議論が活発な中、福島原発の廃炉を進めると言いながら、原発輸出を続ける矛盾。
原発反対と言うのは容易だが、電力の一定確保も必須。
科学技術立国と言われた日本が、多くの教訓を学んだはずだ。

自戒の念に抱きながら、世界に先駆けて代替エネルギー開発の実用化を達成する。もちろん輸出産業分野の開拓といったことも重要である。それは日本だけのものではない。
将来にわたって世界的にも価値のあることであり、日本にはそういった視点で期待されていると信じている。

(2014.02.05 facebook ノートから転載・改編)

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