41歳無職 沖縄旅から、そのまま部屋を契約して住んでみる #2
実家で結婚前と同じように平和な日々を送るようになって、この当たり前に過ごせていることに日々感謝していた。
当たり前のように思えることは実は当たり前ではない。そんなことに気づかず、今まで過ごしていたのかと思うとなんて勿体無いことをしてしまったのかとも思う。
しかし感謝と共に、どこかでモヤモヤしたものが私の体の中にはあった。
心理学を学び、瞑想講師としての学びも得て、人の話を聴くというところも自分の内側を変容させることが大きくできたと思っている。
それなのに内面が大きく変わってもまだ、結婚する前と同じ環境にどこか心が引っ張られていっているように感じていたのだ。
周りの友達はほとんどが結婚の後、子供を3人も4人も授かっているということも、もしかしたら私の心の傷の癒えを遅くしているのかもしれない。
やはりこの傷は簡単に癒えるものではなく、受け入れていくしかないのだとも思う。
ただ、友達に2人目、3人目、4人目と子供ができたと聞いても、素直に嬉しく思えていることは自分と友達に起こる出来事は別物だと思えているのだと思うとそんな自分が誇らしくもある。
しかし、このまま実家にいては以前の自分に引っ張られてしまう気がしたのでこの際、私は環境を変えようと思った。
住んでみたいところはどこだろう・・・京都か沖縄!と思った私は仕事を辞め、京都に滞在、そして沖縄に滞在した。
正直なところ本州を離れると引っ越しだけでなくいろんなことが大変だなと思っていたので沖縄はないかな・・・と心のどこかで思っていた。
ところがどっこい、、、地元の友人に紹介された沖縄に移住した方にお会いしたところ、「まずは部屋を見学して住むイメージがつくかどうかみてみたらどうだろうか」と言われ、私は素直にその意見に従ったのが始まりで、部屋見学1件目でなんと申し込みをしてしまった。
というのも、私が住むなら、最低こういう条件でないとという条件にぴったりハマったのだ。
【条件1】築浅(虫が苦手なのでGが出るのは困る)
【条件2】駅近(無職の私は車を最初から買う勇気はなく、そんなに長くないモノレールではあるけれど駅の近くであればバスが通っているからそれを頼りに移動しようとしたのだ)
【条件3】家賃(無職だから最初は・・・)
【条件4】スーパーが近く
【条件5】2階以上
私はこの5つの条件を挙げていた。
それに対して1件目の部屋の条件はこちら
【条件1に対して】新築
【条件2に対して】徒歩8分
【条件3に対して】コロナで人の異動がなく期間限定ではあるが大幅に家賃を下げての募集
【条件4に対して】道路挟んだ向かい
【条件5に対して】最上階
という好条件。
しかも本当はここは予約で埋まっていたが、私が問い合わせる直前に運良く1件キャンセルが出たのだ。
これは借りるしかないのでは?
ある意味何かに導かれている気がした私は即申し込み。
無職の私が部屋を借りられるのか?という心配をよそに無事に審査に通りコンドミニアムから仮住まいのホテルへ。
そして契約日から新居へと生活を移したのだった。