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昼寝サプリをつくろう。|【第2話】|自分持ってるやつはおもろい。

前回までのあらすじ

4月1日の午前中にデザイナーのたいしと再会果たし、新しい事業を立ち上げたいねという話で盛り上がった。そこで出た僕のアイデアは何の計画もない家具の輸出サービスだったが、自分の興味があることを夢物語のように語る時間がとても気持ちよかった。

キーマン参上

たいしと再会したのが4月1日の午前中だったが、実はその日の夜、前職のセントラルスポーツで出会った平岩くんと久しぶりに会って食事をする予定も入っていた。

平岩くんとの出会いは僕がセントラルスポーツ時代、現役を引退して3ヶ月間、本社で働かせてもらっていた時に出会った、マジで優秀なヤツだ。そしてちょっと変わってる。

引退していきなり本社に行って、仕事が何もわからなかった僕は、年齢が近い(一個下)平岩くんに何かとわからないことを聞きに行った。平岩くんは超絶シゴデキ男なので、何でも教えてくれた。僕の「何したらいいの?」というクソみたいな質問にも優しく答えてくれた。その節はありがとう。

そんな平岩くんはめちゃくちゃ自分を持っている。まず飲み会にはほぼ参加しない。平岩くん自身がお酒が飲めないのもあるが4人以上の飲み会にはまず来ない。
直属の上司に誘われても来ない。その理由は「夜は読書や勉強の時間に充てたいから」だという。自分の時間を大切にしている男なのだ。

今はどうか知らないが僕が会った時は平岩くんは自身のiPhoneでSNSアプリの1日の使用時間(確か30分だった気がする)を設けて、その時間に達するとアプリがロックされる設定にしていた。ストイックな男なのだ。まずiPhoneにそんな設定があることを知らなかったよ。

話を戻そう。そんな平岩くんは半年ほど前に転職した。前回会ったのは転職する直前だった。転職して半年経ち、少し業務にも慣れて落ち着いたというので、食事でもしながら近況報告会をしようとなったのだ。

西船橋にて

西船橋のマグロ料理専門店でその会は始まった。

お互いの近況を報告しながら、会話が進み、ここでも新規事業の話になった。僕は午前中にたいしに話した日本の家具輸出サービスの話を嬉々として語った。平岩くんは「めっちゃいいっすね!」と言いながら最後まで僕の話を聞き終わるとこういった。

「でも配送コストヤバそうっすね!w」

みんなしっかり現実を突きつけてくるのだ。当たり前である。ビジネスは綺麗事ばかり言ってられない。

でもやっぱりこういう時間は楽しいもので、平岩くんもノリノリでどんな新規事業をするかという話で盛り上がった。

最終的に一緒に何でもいいから自分たちのビジネスで今年中に1円でも売り上げを作ろうという目標を立てた。そこから熱が冷めないうちにということで毎週の定例会を設定した。次は1週間後の金曜日にお互いで新規事業のアイデアを持ち寄ってそれについて話合おうということでその日は解散した。

ちなみに平岩くんはお酒を飲まないので、その日は車で来ていた。車できたのに隣の駅のコインパーキングに停めてきたという。運動がてら1駅分走るためらしい。どこまでもストイックな男なのだ。

今回はこの辺りまで。
ここまで2人の友人の紹介と出会いで終わってしまった。キャラが濃い人間を紹介するのはそれなりに文量がいるね。次からやっと本題に入れそう。

ここまで読んでくれてありがとうございます。
では、また次回お会いしましょう!アディオス!


読んでいただきありがとうございます!