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英会話教室に行ってきました。

海外遠征のたびにコミュニケーションが取れないことを痛感して、英語の勉強を開始するんだけれどもこれがまた続かない。三日坊主もいいとこである。本屋さんに行って「これをやればTOEIC600点を確実に取れる本」とか「英語脳にする」みたいな本を買うのだが全然ダメ。身についてる感がないままモチベーションが終わりを告げる。

しかし今回はちょっと本気出してみようと近くの英会話教室を探してみた。それで見つけたのがボビー先生の英会話教室(仮)である。早速電話して予約を取りさっき体験レッスンに行ってきた。

駐車場があるということなので車に乗って時間通りに待ち合わせの公民館に着くと、ボビー先生らしき人が外の花壇に座っていた。助手席の窓を開けると

「コンニチハ!ぼくの家まで行きマス。運転は上手デスカ?かなり狭い道イクヨ!」

と言いながら当たり前のように助手席に座った。

ぼくは非常に怖かった。ボビー先生の見た目は間違いなくいい人そうである。優しい印象だ。話し方もフランクでいい。でもいきなり助手席は怖い!
まあ、外国の方のフレンドリーさとはこういうものだと自分を納得させ、ボビー先生の道案内に従った。

「まっすぐ行って、そこ右に曲がってネ!」

「え、ここ右ですか!?」

右の道はもはやトトロの世界観である。草木が生い茂り、木々が作り出した自然のトンネルとなっていた。行けと言われれば仕方がない。行くしかない。

少しだけ不安に感じ始めていた。裏山に埋められるのではないかと。
この優しそうなボビー先生は実はサイコパスな裏の一面があり、英会話教室という名目で誘い出した生徒を裏山に生き埋めにするのが趣味だったのだ!

なんて妄想をしながら道なき道を走っていくとそこには素敵な一軒家が建っていた。家に招かれ応接室(のような部屋)でレッスンがはじまった。とても素晴らしいレッスンだった。親身になって基礎の部分の反復練習からしてくれた。海外に行った時に外国の友達ともっとコミュニケーションが取りたいんだというぼくの願いも「全然大丈夫ダヨ!すぐできるヨ!」と励ましてくれた。なんていい先生なのだろう。

心の中で土下座した。生き埋めにされるとか思ってすみません。サイコパスとか思ってすみません。しっかりレッスン代を払って、次のレッスンの予約までしてきた。

ありがとうボビー先生、これからもよろしくお願いします。


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