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今年は南部弁ベトナム語を勉強してみようと思う

ベトナム語に触れて早20年、でも…

今日はベトナム語の話題です。noteやXのプロフィールにも書いていますが、私はベトナム在住が大分長くなり、本格的にベトナム語に触れてからはそろそろ20年近くになります。時にこのnoteでもベトナム語についての文章を書いたりなんかもしてきました。

ずーっと独学ではありますが、長年の努力もあってベトナム語はある程度できる、と思っています。そう、ハノイにいる限りにおいては…。

でも南部弁になるとかなりの苦戦

そんなベトナム在住歴が長い自分なのですが、長い滞在はずーっとハノイ。なので触れているベトナム語の大部分は北部弁のベトナム語です。テレビなどでも良く流れるのは北部弁なので、生活上困ることはそれ程ありませんが、今でも南部のベトナム語になるとかなりの苦戦を強いられます。

ハノイにいると、日常生活の中で南部弁を聞くことはほとんどありません。逆にホーチミンにいると北部弁を聞くことがたまにあるのですが、それは「北部の人は南部で仕事・生活するのは嫌がらない(むしろ好む!?)人が多いけど、その逆は非常に少ない」という、ベトナム社会を反映したところがあります。これはこれで考え出したら何本も文章を書けそうなテーマですので、それはまた別途に。

ベトナム経済、そしてエンタメの中心であるホーチミン(サイゴン)を中心とした南部弁は、エンタメ系では非常に存在感強いです。テレビや映画でも南部弁をネイティブとする俳優、女優が多くを演じ、また映画の吹き替えなども多くが南部弁でやられている印象です。やはり市場がより大きい南部向けということなのでしょうか。

なのでもっとベトナムエンタメ系に注目すれば、より南部ベトナム語に触れる機会は多いのですが、ただ(私のX投稿を見ている方は良くご存知の通り)何となくついニュースとか新聞系に気持ちが行ってしまう性格の中、南部弁はなかなかに壁の高い存在でした。

今年は南部弁もやってみよう!

というわけで、今年2024年(まだテト正月はこれからなので、ベトナム的には新年はこれからです)は、真剣に南部弁のベトナム語にチャレンジしてみようかなあと思います。個人的には新たな外国語を学ぶような新鮮な気持ちでいます。

X上で、これまでにも南北ベトナム語の違いを発見した際にはこんな投稿をしたことがありますが、これからは更にマメに確認して投稿してみようかなと思います。ベトナムのネット上にもこんな「サイゴン、南部弁頻出単語」みたいなサイトが見受けられますが、より網羅的にまとまっているのがあったら、是非教えて頂ければとても嬉しいです♬

試しに映画をちゃんと観てみた

そのためにはもっと違った切り口でベトナム語に触れなければ!と、まずは映画にチャレンジ。Netflixだと字幕もかなりしっかり出るので、聞き取れないと思った単語も後で調べやすいと思い、そういえばヒットしていたなあと思いつつ映画館上映当時は観れていなかったこちらの映画「Camellia Sisters」(Gái Già Lắm Chiêu V: Những Cuộc Đời Vương Giả)を鑑賞。「椿三姉妹」と邦題と共に日本の映画祭などでも上映されました。

いやー、あまり北で出くわさない(と思われる)ベトナム語表現が出るわ出るわ。単語を調べながら観ていたら、映画を観終わるのに一日かかってしまう感じでした。これはまた新たな外国語を学ぶかのよう、大変だ!でもやりがいもあります。こちらも、皆さんも良い映画、良いサイトなどありましたら、ぜひご紹介ください♬

テト期間に入りましたので、次はこの映画「Song of the South (Đất rừng phương Nam)」も、今度は劇中出てくる言葉にも注目してNetflixで再度鑑賞してみようと思っています。

この映画は劇場で観た際に非常に考えさせられるところが多かったところ、既に一度こんなnoteにまとめております。宜しければ皆様の映画鑑賞のおともに、ご笑覧ください。

「ベトナム語バイリンガル」を目指して♬

縦に長い領土のベトナム、方言の違いは相当あり、方言まで理解・マスターするにはベトナム人でもかなり苦労しているようです。言葉がとても大事な女優さんも、メディアの取材にこんな苦労を打ち明けています。

壁は相当高そうですが、でも「南北のベトナム語がそれなりに分かって、更に発音とか話し分けられたりしたら、相当に格好良いのでは!?」との将来の絵姿を想像し、「ベトナム語バイリンガル」を目指して頑張ろうと思います。ベトナム語南部弁の達人の皆様、どうぞアドバイスをよろしくお願い致します!


11年間ベトナム(ハノイ)、6年間中国(北京、広州、香港)に滞在。ハノイ在住の目線から、時に中国との比較も加えながら、ベトナムの今を、過去を、そして未来を伝えていきたいと思います。