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ハノイで読んで考えたこと

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こちらは自分の読書記です。ベトナムに関するものが多くなるかとは思いますが、その他中国に関してや、また全く違う分野の本についても、読んで感じたことを、書き綴っていきたいと思います。
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#ハノイ

【読書記】「傀儡政権」と日越中仏の歴史が交わったハノイの瞬間

【読書記】「傀儡政権」と日越中仏の歴史が交わったハノイの瞬間

さて今回はまた読書記シリーズ、に加えて少しハノイ歴史探訪も入っています。今回読んだのはこちら、「傀儡政権 日中戦争、対日協力政権史」(広中一成・著)です。

「傀儡政権」側の人たちの思い「漢奸」(中国を裏切った中国人、売国奴)と自国民である中国人に罵倒されてまで、日本に協力して傀儡と呼ばれる政権を担った人たちは誰なんでしょうか?これは自分の素朴な疑問でした。著者も書いています通り、中国の歴史の中で

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