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ホロライブのオーストラリア興行が成功してしまった件について

 4月27日(土)オーストラリア、メルボルンにおいてライブイベント「hololive production x DreamHack Melbourne 2024: Down Under」が
開催された。ホロライブのタレント6名が出演し、南半球初のホロライブの3Dコンサートであった。主催はDreamHackとHololive。

未知数のメルボルン公演

 正直この発表がされたとき、集客において未知数であった。ホロライブの海外ファンは北米と台湾がメインで、オーストラリアで人気がどれくらいなのか全く情報がなかった。ある意味いい機会で、このイベントの成果でそれを推し量れそうだと興味深く見守ろうとしていた。
 時系列は前後してしまうが、5月に発表されたカバー社の決算資料で地域別EC注文数が公開された。以下の図がそれでオーストラリアは「その他」地域に含まれていると考えられる。見ての通りかなり少ない。

カバー社2024年4月期決算説明資料より

DreamHackはどの程度の規模のイベントか?

 人気を推し量るうえでDreamHackがどのようなイベントかを調べてみた。最初、アニメ漫画系のコンベンションなのかな?と思ったが、ゲームコミュニティとクリエイター系のイベントらしい。Youtubeの動画をあさってみると混雑している様子はなく、中規模のマッタリめなイベントの印象を受けた。3日間の総来場者数は35,513人。2023年は28,851人なので成長しているのはもしかしてホロライブの公演が寄与しているかも?

 今回公演を行う会場はメルボルン公園内のロッド・レバー・アリーナ(キャパ14800人)。テニスの全豪オープンのメインコートだ。この会場では開会式、クリエイターサミット、ゲーム大会、コスプレ大会も行われるメインステージとなっている。

hololiveの公演の座席表

 この公演の座席表は上図でかなり特殊。青色はなんと展示会場でアリーナの半分以上を占める。赤(アリーナ席)、黄色(2階席)の席はDreamHackの入場券のほかに追加料金を支払う必要がある。緑色(2階席)の席は3日間の通し券購入者は追加料金なしで参加可能だが、目の前に展示施設があるためかなり見ずらいと予想される。2階席の上半分はイベント通じて使用されていなく、この図でも記載されていない。

チケットの売れ行きは?

プレミアチケット完売
スタンダードチケット80%売切れ(4/13日時点)

 上の画像はDreamHack公式Xの引用。このようにチケットの販売は好調だったようだ。市場が小さいと思われたオーストラリアでこの成功の意味は大きい。さらに公式のツイートを以下に紹介する。最初は今回の公演に感嘆し、伝統にすべきでは?と提案しているツイート。2番目は動員数に驚き、その光景を載せている。筆者の見立てだと少なくとも3000人はいそうな気がする。

 以上のことから今回の南半球初の3Dライブは大成功と結論付けることができると思う。付け加えて、チラ見せのYoutubeのコメント、Redditの感想見ても好評が多く、特にセトリの評価が高かった。これには私も激しく同意。そして、ふと疑問に思う・・・。

そもそもなぜオーストラリアでライブをしたのか?

イベントオーガナイザーがホロライブファンであった・・・

 答えは簡単だった。DreamHack MelbourneのオーガナイザーのPeter Du氏がどうやらホロライブのファンらしい・・・。

本公演の発表日の3月21日のポスト。遂に発表できる喜びを語る。
KAIGAI-NIKIに注目
ちなみにXのヘッダーも今回のライブになっている

 この感じからすると来年もありそうですね!

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