見出し画像

ラプ様の生誕祭ライブがこれまでの活動の集大成だった件について

 5月25日に行われたラプラス・ダークネス氏の生誕祭ライブは異色のゲストのラインナップに私たちを驚かせた。彼女のこれまでの活動で関わってきたストリーマー界隈の配信者達、外部のVtuber、歌手のDAOKOとその交友の広さと信頼関係が見て取れる素晴らしい生誕祭だった。

 ラプラス氏はこれまで自分の活動スタイルに悩みを抱えていたように私は感じていた。体調不良も重なりメンタルも追い込まれた時期もあった。その転換点というか決意の声明を発表したのが以下の配信である。配信日は2023年9月11日。

時代にあらがったラプラス氏

 この配信で私はかつての赤井はあと氏を思い出した。彼女も動画投稿を好み、戦略、分析好きであった。二人は気が合うだろうなと感じた。デビュー当初からラプラス氏は配信が苦手で、動画投稿を主体で活動をすると宣言していたが、この時Vtuberの歴史を知っている者なら厳しいと感じたのではないのだろうか?ご存じのように動画投稿をメインとするVtuberは人気を落とし、配信をメインとするにじさんじが新しい流れを作り、現在の環境を築いた。配信を望むリスナーと思ったより伸びない動画の再生数。そんな中、状況を変えるショート動画の勃興がラプラス氏の追い風となる。

ショートの成功で自信を取り戻しTwitchへ

 上の動画の中で彼女はショートでバシバシと登録者数と再生数を伸ばしたと語る。その自信を胸に抱いて、9月の決意表明から本格的にTwitchに参入する。Twitchを主戦場にするホロメンは今のところ彼女だけで、明確な意思と戦略のもと新しい環境に身を投じた。

新しい試みをするReglossとラプラス

 さて、同動画内において、直近にデビューしたReglossの展開について考察するラプラス氏。彼女はReglossをカバー社が新しいファン層を開拓するためのプロジェクトだと語る。これは決意表明したラプラス氏と重なる。彼女もTwitchの世界で「ホロライブを知らない人に知ってもらう」挑戦をしようとする最中なのだ。ある意味、彼女の「Reglossの考察」はラプラス自身の挑戦の意義を代弁する事と同じで、真正面から語れないことを間接的に語ったラプラス氏のいじらしい側面でもある。さらに、ラプラス氏は「愚問編」で「ホロライブメンバーとやること変わらないなら7期生にすればよかったのに」という意見に対して、「デビューからこんなちょっとで勝手にやることを決めるな」と反論する。これも、ラプラス氏に当てはまることでTwitchに参入するにあたってすぐに結果は出ない、その時に出る批判に対しての反論として捉えられる。

まとめ

 そういうわけで、このラプラス氏の生誕祭はこれまでの歩みの集大成のライブとなった。このライブのコメント欄の他、ストリーマー界隈でホロライブのライブを初めて見たというコメントが散見された。今後の彼女の活躍に期待したい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?