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キャンプ、それは保存食を作る場所です

キャンプレシピは数あれど、私は声を大にしてこれを主張したい!

■キャンプは「作り置き料理」をする場所です!

私はキャンプが大好き。本当ならば毎週行きたいくらい。しばらくいけないとムズムズしちゃうほど。
広い空、草木の香り、絶え間なく頬を撫でる風、ランタンの光がテントを照らし、その中で飲むお酒や食事の時間。
想像するだけでもうダメです。今すぐ行きたい。

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ただ歳を取るごとにキャンプに行った後が辛くなってきたのも否めません。そして、キャンプに行った後の夜…結構大変だったりするんです。

家に帰ってきてキャンプ道具を片付け、子供の明日の学校の準備、そして夜ご飯。

ああもう疲れた、何にも作りたくない…こんな時に、そう!
キャンプ場で作ったお肉やお野菜類が活躍すると言うわけです。


【準備】
お肉の冷凍があれば保冷剤代わりにクーラーボックスに放り込みます。
おすすめはなんといっても塊肉。

豚でも、鳥でもなんでも構いません。

今から買い物に行くよって言う方は、好きなお肉を買いましょう。
いずれも薄切りより、塊肉。鶏胸肉やもも肉などの一枚肉や、手羽先、スペアリブでも良いですね。

そして、お野菜類も余っていたら何かと持っていくと良いです。
おすすめは玉ねぎ、さつまいも、ズッキーニやなす、パプリカ、キノコ類など。

【いざキャンプ場へ】
キャンプの日って忙しい。ご当地スーパーや道の駅に立ち寄るのも楽しいです。ついつい長居したくなります。
産地の旬のお野菜の楽しみの一つ。ここで地元のパンを買っておくことも。

キャンプ場に着いたらすぐに設営。
コーヒーを飲んだり、おやつを食べて、遊んでお風呂に入ったら、すぐに夜ご飯の時間。

あまり張り切りすぎず、適当なものを食べましょう。
我が家の定番は、お鍋、炭焼き、すき焼き、ご当地餃子、ご当地馬刺し、
レトルトカレー
など。
レトルトカレーの場合は鶏モモやお野菜を炭焼きして載せるのが定番。
最高に美味しい。

保存用に、ここで余分にお肉を焼くことも。

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あまり凝ったものは普段のキャンプでは作りません。
むしろ、「これだけなのに信じられないくらい美味しくて楽しい」を目指しています。

この後は焚き火の時間。
ここから私の保存食用に怒涛の炭焼き、スモークタイムが始まります。
私のストレス解消の時間です。

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■スモーカーは野外のオーブンです。

スモーカーには温度計が付いています。
これによってスモーカーの庫内の温度がわかり、オーブンの様に使えるのです。

スモークウッドと炭を使い、燻しながら火を通します。
さて、ではどのような温度調整が良いのでしょうか?
私は大体100度から120度の間の温度が保てるように炭を入れたり扉を開けたりしています。

スモークドポーク、スモークチキンを作る場合

・豚肉 肩ロース、豚バラなど脂があるもの 500g〜600gほど
・鶏 胸肉 もも肉など 大きめ1枚肉

上段にチキン
炭に近い方に豚肉を置きます。
(火の通りによっては上下段を時折変えることもあります)
温度計を100度から120度に保ち、30分に1度裏返しながら
大体2時間ほど放っておきます。
鶏の方が先に火が通るので、1時間半以上経って、指で押してグニグニしなかったら出してしまっても良いです。アルミホイルに巻きましょう。

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さて、燻製をかける時に、塩漬けしなくても良いのか?などの疑問があるかもしれません。
気軽に行いたいので、私はもうさっとお塩をしておいて、そのまま燻製にかけることが多いです。


手順は、お肉の表面の水分を綺麗に拭き取り、お肉の重量の1%をかけます。
そうすると酸味が出ることもありません。(水気があると燻製は酸味が出やすくなります)
心配な方は焚き火の網の方でさっと表面を焼き水気を飛ばすのも良いです。
スモーカーでも、炭火で熱しながら、燻すので乾燥もされていきます。


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炭を起こすのはハードルが高いかもしれませんが、焚き火をしているのならば、炎の中に炭を放り込んでおけば勝手に炭が起こっています。

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小さめの炭を選び、スモーカーの受け皿にアルミホイルを敷き、スモークウッドと炭を置きます。
後は温度をチェックしながら、30分に1度ほどお肉を裏返し、火を均等に入れます。

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焚き火の方でも薪が熾火になってきたら、お野菜やお肉を焼きます。
炭も一緒に使うと良いでしょう。こちらは牛ステーキなど、そこまで厚みのないお肉がおすすめ。
手羽先やスペアリブなどのお肉も良いでしょう。

焼き上がった野菜はタッパーに放り込んでいき、お塩を振っておきます。オイルでマリネしたり、レモンを絞ると美味しい。次の日の朝ごはん、帰ってからのおかずにも便利です。

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お芋類は、たっぷり濡らしたキッチンペーパーを巻いてその上からアルミホイルを巻き、炎の中に放り込んでも。
時折、裏返しながら、1時間ほど様子を見ましょう。
出来上がりはホイルの上から、お箸を突き刺せば大丈夫。こちらも次の日の朝ごはん、帰宅してからのおかずに。

焼き上がった肉は全てアルミホイルで巻き、食品用の保存袋に入れ持ち帰ります。
粗熱が取れたら、すぐにクーラーボックスに入れましょう。

■おうちでのお肉の展開料理

このスモークドポークは
お塩1%、120度を保ちながら、約2時間燻製にかけたもの。

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こちらも燻製した豚肉、ズッキーニの炭火焼きです。

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炭火で焼いておいたスペアリブは、大根と煮物に。じっくり火を通しているので、煮込み時間をたくさん取らずともすぐにホロホロになります。
また炭の香りがキツすぎると思う方は表面の焦げを洗い流すと良いですよ。

スペアリブは包丁で身のところだけを使い豚汁にするのも美味しいです。

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スモークチキン入りコールスロー。燻製にかけた胸肉はしっとり。なんとも言えない美味しさ。コールスローがゴージャスサラダに。

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キャンプはとても楽しいですが、私が1番好きなのは、帰った後も美味しいお肉料理、お野菜が帰ってからも楽しめるところ。

ご自宅でのバーベキューでも変わりありません。ぜひお肉やお野菜を余分に焼いておきましょう。焼いた後に冷凍してもさほど味も変わらず美味しいままです。カレーや、スープの具材に使うと一味違って、嬉しくなりますよ。

「新しいお月見」というプロジェクトに参加しています。 https://note.com/new_otsukimi みんながボランティアで運営しておりますので、もし良かったら上記アカウントにサポートいただければ、ありがたいです。 どうぞよろしくお願いいたします。