おせち料理を最後まで楽しむ！フードロス撲滅大作戦

改めて、新年明けましておめでとうございます。
皆さんのおせちのお写真やお話、たくさんnoteやツイッターで拝見しました。年末年始のごちそう作り本当にお疲れ様でした。

私もおせちは食べることも作るの過程も大好き。なぜなら、おせちの後のアレンジが楽しみなのです。
何年か前は「これは残っちゃうかも、でも縁起物だし一応作っておかなきゃ…」と少し憂鬱なメニューもあったのですが、今は残しても良いのに！と思うくらい！

とりあえず年末に頑張れば、1週間ほどおせちをアレンジしながら、年始を過ごしています。

最後までおせちを楽しみたい、私の展開料理をご紹介します。

お出汁、お煮しめの煮汁

私はおせちを作るにあたり1番最初に、２〜３リットルほどお出汁を取っておきます。余ったら冷凍します。
お煮しめは椎茸以外は甘さ控えめ。そのほうがアレンジの幅が広がります。

・お出汁で作るミネストローネ
（お煮しめの里芋、金時人参、蓮根、菜の花のお浸し、ミニトマト）

お出汁と余ったお煮しめを使ったミネストローネは動物性のタンパク質が入っていないのに、とても深い味です。
お煮しめ一つ一つに味がついて火が通っているので一煮立ちすればすぐにスープが出来ます。

・魚介のパスタ
（たことたこの煮汁、海老の煮汁、海老の殻）パスタの茹で汁も出汁がらを使って

海老の煮汁、たこの煮汁をベースにソース作り。パスタの茹で汁にも、海老の殻を入れ、お出汁も使って。

大蒜、唐辛子を弱火でじくじく、牡蠣、煮ダコ、トマトピューレ、海老とタコの煮汁、ミニトマトで作ったソース。

こんな素材やお出汁の贅沢な使い方を出来るのもお正月料理の残りだから！
一口ごとに胸が苦しくなるほど美味しかった…

・おせちフライ
（おせちの具材、お出汁でバッター液）

おせちの余った材料はほぼフライに出来ます。
下記のお重、金柑、千枚漬け以外は全てフライに出来ます。

これが、もう絶品！！いつも家族で取り合いになります。
まるで高級串カツ屋さんのように仕事がしてあるフライが楽しめます。
私のおせちの楽しみはこのフライと言っても過言ではありません。
衣のバッター液にもいろんな素材の煮汁、お出汁を使いきります。

なますもぜひ添えて！タルタル風にしても！

・芋金団のスイートポテト
（お芋ペーストを使って）

これは栗きんとんのお芋のペーストを使って。
クリームチーズを包みトースターでカリッとするまで焼きます。甘い塩っぱい酸っぱいが美味しい〜！いくつでも食べれます！

・くわいと生麩のバターソテー
（くわいの煮物と生麩）

お煮しめのくわいと生麩をバターソテー。くわいは予め、薄切りにして、オリーブオイルでカリッとするまで揚げ焼きして、最後お麩を入れてほんの少しのバター。くわいの煮物はあまり人気がないのに、チップスにすると大人気！

・のっぺ汁風
（お煮しめとお出汁）

切り方は違いますが、お味は完全にのっぺ汁。
お煮しめとお出汁を一煮立ちさせるだけで完成です。

・豚バラとお葱の出汁がら炒め
（出汁がらを使って）

お葱を胡麻油でじっくり焼き、刻んだ鰹の出汁がらを入れてお塩、からからに炒めたら、豚バラしゃぶしゃぶ用を入れてお醤油で味付け。胡椒や、レモンを、絞って！ご飯にかけても。これ、本当に美味しいんです

・番外編／カレーのお供に

たたきごぼうと金柑の蜜煮はカレーにぴったりです。

・紅白なますのアレンジはこちらもぜひ！

載せきれなかったのですがバインミーもオススメです。

こんな時だからこそ思いを込めて作りたくて…「辿り着いた」紅白なますで簡単おせち　｜　和樂web 日本文化の入り口マガジン

有賀さんの黒豆のスープも試してみたいです！
甘い塩っぱい、酸っぱい、辛い、すごく気になります…！
色んな味のバランスが気持ち良さそうです。

みずのさちこさんの黒豆スプレッドも！
とっても美味しそう…！レバーペーストに合わせても良さそうですし、ビジュアルも可愛いです。

おせちが残ってしまった時、きっとその後始末に悩むのは、作った人なんですよね。
自分が作ったもの、市販のものでも、せっかく準備したものを捨ててしまうのは胸がチクリと痛むものです。
しかし、展開料理をいくつか覚えておけば、気持ち良く食べきることが出来ます。

たとえその時に使わなくても、残ったおせちは一つ一つ、ラップや保存袋に入れて冷凍しておきましょう。お味噌汁にさっと入れたり、お弁当にも。
日常が始まった時に、年末年始のあなたの頑張りがあなたを助けてくれます。

まだまだ大変な状況が続きますが、ささやかな日常の楽しみをあなたと楽しんでいけたらと思っています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。