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30年間作り続けて辿り着いた、カルボナーラの『もう1つ』のレシピ
和樂webにて、カルボナーラのレシピが掲載されました。
この写真のレシピ、実は私がnoteで以前書いたものと別のものなのです。
私が愛して止まなかったベルゲン。メニューを開くとこうカルボナーラが記されていたのです。
「カルボナーラ part 1」
「カルボナーラ part 2」
今見ても粋なメニュー表記。
part 1はベーシックなもの、part 2はトマト入りだったのです。
いつ行っても迷うんです。だって、どちらも本当に本当に美味しいのですから!
part 1はチーズの風味が1番に感じ。こっくりこってりのままずんずんと進んでいき「ああー満足した」というパスタ。
対してpart 2は、トマトが入っているので、コクもありながら複雑な旨みと爽やかさで「まだまだ食べたい!」と食べ終わる。
…この選択の難しさ、伝わりますか?
満足して終わるのか、まだまだ足りないと思い終わるのか。
どちらの方が幸せなのだろう。
まだ10代にも満たない私に答えを出すのは難しく、結局家族にシェアを頼むということでやっとオーダーを決めることができました。
しかし、カルボナーラの美味しいお店は他のメニューも美味しいに決まっていますよね。誘惑の多さ…。
漁師風スパゲッティ紙包み焼き(仕上げにオーブンで焼くため、パンパンに膨らんだ紙包みを、サービスの方にナイフで切ってもらうと蒸気が溢れ、目の前が魚介の香りでいっぱいになる)
ラザニア、蟹のたっぷり入った天使の髪、アスパラがたっぷりの田舎風ピザ、テールの煮込みサフランリゾット添え…。
小学生の子供にはおまじないのようなメニューばかり。
食べたものだけは忘れない、と親にも夫にも笑われるのですが、あのお店のむせるような豊かな香り、仄暗い明かりの中、テーブルのキャンドルで火傷しないように、と思っていたこと、全てがはっきりと思い出せます。
今回、和樂webで書いたpart 2は、part 1に慣れたら是非挑戦していただきたいレシピです。
皆様に召し上がっていただいて、どちらがお好みか、感想を聞いてみたいです。
きっと、私のように「選べない」という答えになると思うのですが…。
https://intojapanwaraku.com/travel/91314/
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