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『ボードゲームよもやま話』とくに書くこともなく

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■はじめに
今回はあえてnoteで書くまでも無いけれども、日々なんとなくボードゲームについて思いついたり思っている話をつらつら書いてみようと思います。なんか、noteとして一本作り上げるほどの考えでもなかったりしたり、それほどの文章量にならなそうな事とかを。一応、このnoteを書くにあたって文字数だけはある程度書くように心がけているが、それに達しないようなテーマってことですね。

■「クトナー・ホラ:銀の町」の話

ここ数ヶ月で買った新作のゲームに「クトナー・ホラ」があるのだけれども、このゲーム2回ほどプレイしたがプレイした感覚が普通のゲームと少し味わいが違う。
「クトナー・ホラ」では町に各ギルドの商店を開くとその商品が流通するということで販売価値が変わる(基本的に実商品は持たなくて全てお金に価値換算される)。

この各ギルドの相場の感覚がこれまで経験したボードゲームの感覚とはちょっと違う雰囲気を感じる物となっている。ボードゲームを攻略してプレイする側の考え方としてよくあるのが「ある1つのギルドを独占する」というような特化戦略を考えるけれど、このゲームでは1つのギルド建物をいくつも立てれば、そのギルドの商品はダブつき価格が下がる、というような経済の動きを表現しているように見える

ギルドには木材、食料、酒、銀、鉱石、権利証の6個の分野があって、それと町の人口が相互に絡み合って経済が組み上がっているのだけれど、それを操作しているカードを1枚づつ確認しても「これはこうなったら次はこうなるだろう」というのが良くわからない。

自分は2回プレイしたのだけれども、それぞれで全く違った町内経済の発展の仕方をしていた。2回目のインストの時には1回目を踏まえて「1回目はこうだったから、多分こうして行けば良いと思う」と説明したのだけれども、それが全く違う物となってしまった。

2回のプレイを踏まえて結論付けたのが「このゲームは経済の動きを反映している」という事。例えば「人口が増えれば食料の価値が高まる」とか「町でそのギルド建物が1つだけなら利益を独占出来る」とか「同種のギルドが増えると価値が下がる」とか、需要と供給で起こりそうな事を再現しているっぽい。それをどうやって再現しているのか、いまいちわからなくて不思議な所がある(自分が文系だからかもしれない)。

ここまで書いてて、こういうのは何だけれども「クトナー・ホラ」はプレイ感は地味で万人におすすめ出来るゲームかというと必ずしもそうではないと思っている。経済の発展の仕方には展開のバリエーションはありそうだが、プレイするアクションとしてのバリエーションは無い。

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