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死を占うのは禁秘?四柱推命と西洋占星術で違った私の死に方


人の生死を占うことは、良くない事とされている。

理由は「その結果に人生が惑わされてしまうから」とか「当たらないから」とか「不謹慎では?」と様々で、私の知る限り禁秘というほど固い決まりはない。

以前、私が信頼し、尊敬する四柱推命のC先生に『私ってどんな死に方しますかね?』と、興味本位で聞いたことがあった。

すると…

『あなた死ぬ時はピンピンコロリのタイプよw』

と、笑顔で言われた。

やっぱり!
私もそんな気がしていた!

四十半ばまで生きてきて、大きな病気、事故、怪我は一切なかった。

だからこの先、どんな病気や怪我をしたとて不死鳥の如く蘇り、調子に乗って我が世の春を謳歌している時に、いきなりバタッ!と逝きそうな気がしていた。

が!

先日、ある西洋占星術の大先生のYouTubeを観ていたところ、私のホロスコープの配置では《思わぬ事故や負傷により死ぬ傾向が強い》と言うのだ!

あくまでも《その傾向》だと言うのだが、私にとって、それはあまりに想定外だった!

事故かぁ…。

単純な私は、その言葉を結構重く受け止め、未婚のまま事故死はイヤだなぁ…と思った。
※2023年7月現在・未婚バツなし

⚪︎帰宅中の独身女性、車にはねられ死亡。

⚪︎自転車に乗った独身女性、左折トラックに巻き込まれ死亡。

⚪︎JRホームから転落!独身女性、新快速にはねられ死亡!飛び込みの可能性も?

新聞もYahoo!Newsも、わざわざ見出しに《独身女性》とは書かないだろうけど、死んだ時より生きてるうちにバズりたい!

せめて一回くらい結婚してから死にたい!

そんなしょうもない事を考えているうちに、昔起こった《事故死に繋がる三件の思い出》が蘇ってきた。

一件目はバイク。

私は二十歳過ぎにバイクの免許を取った。

ある日、私がバイクで出掛け、家から出てすぐ、こんな近所で死ぬのかよ⁈と思う出来事が起こった。

それは、家から出てすぐの《信号機のある交差点》でのこと。

信号は赤だった。
前に一台車があり、その後ろに私が停まっていた。

青になり、両者当たり前のように発進!

すると、その前の車は信号を通過した直後、いきなりウィンカーも付けず車を左に寄せ、ハザードランプも着けずにスン!と急停車しやがったのである!

こちらは加速している真っ最中!

慌てて急ブレーキで停車出来たが、突っ込んでいたらこちらの責任も重いであろう事故!

死ぬとこだった!!!

恐怖で体が震え、こっちは悪くないという怒りで頭に血が昇り、カチ切れそうになった。

が、心臓のバクバクの方が激しく、あまりに突然のことで頭も混乱。

これは支離滅裂な怒号を相手に浴びせるパターンになると思い、グッと我慢した。

しかしそれでは気が済まない。
せめて通りすがりに愛染明王のごとく睨んでやろうと思った。


そして車を追い越しながら、運転席に目を向けると、その運転手(ジジイ)はこちらの存在に全く気付いておらず、むしろ同乗者が降車する様子に注意を払っていた!

そっち〜!?!?!?


二件目は峠道でのこと。

ダンプやトレーラーが行き交う吹雪舞う峠道。

『Yeaaaaaaah !!!!新雪だぜぇ〜!!』

と、ニセコに集うスキーヤーのように面白がって爆走していたところ、吹き溜まりにハンドルを取られ、ベイブレードのような激しいスピンをし、対向車線の真ん中で進行方向に向かってピタッ!と停まったのである。

フィギュアスケートの選手ならフィニッシュで『キマった!』とガッツポーズの瞬間である。

この時、幸い前後に行き交う車は無かった。

あの時、もし対向車が来ていたら…

私のみならず、助手席でベイブレードに乗車していたとも知らず高いびきで寝ていた当時の彼も、そのまま目を覚ますことなく死んでいただろう…。

しかも恐ろしいことに、停まった場所はトンネルの入り口、数メートル手前で、対向車がこちらをかわすには無理のある距離。

その光景は地獄の入り口のように見え、秒で背筋を凍らせた。


三件目は、テラッテラのアイスバーンの日に片側三車線の若干渋滞中の道で起こした事故。

『そろそろこのスタッドレスタイヤも買い換えなきゃな〜』などと思い、のろのろ運転をしていたところ、路面とタイヤの接地が悪かったのか?またもや車はベイブレードの動きを忠実に再現し、中央分離帯に突っ込み、さらに後ろから来た車に追突されたのである!

これは玉突きの大事故に発展!?と思いきや、追突車両は一台のみ。
私も相手の方も同乗者はおらず、お互い無傷でムチ打ちすらしなかった!

しかも中央分離帯に雪が積もっていたことで、私の車も大破せずに済んだ。
お相手の車はバンパーが凹んだが、「会社の車なんで大丈夫ですよ」と一切怒らず、優しくフォローしてくださった。

あとから冷静になって思ったことは、この日の路面状況を考えると、大きな被害を出さなかったのはお相手のおかげ。

お相手様のドラテクと、通行中だったドライバーの皆様に心から感謝した。

徐々に占いの話に戻すが…

私は一度免取りになったことがあり、バイクも車も運転できない生活を一年経験した。

その後、車はすぐに取り直したが、バイクは取らずそのままだった。

理由はバイクは既に売っていたし、バイク熱も冷めていたので、もう乗らないだろうと判断したから。

しかし先日、何故か友人と『バイクの免許を取ろう!』と盛り上がった。

その時は取ろう!取ろう!と先陣切って言っていたが、一人になり《私の死に方→思わぬ不幸→事故死》が頭によぎり、色々考えた。

あの頃、私が免取りになったのは、調子に乗って夜遊びばかりしていたアバズレ時代。

『お前、調子に乗ってたら事故って死ぬだろうから一旦免許取り上げな!』という死んだ母からの警告だったのでは?

そして今までバイクを取り直すことに本気になれなかったのは、無意識のうちに事故死をイメージしていたのでは?と思うようになってきた。

ついでに故郷から離れ、車を手離し、今の電車暮らしになったのも、事故死を潜在意識で回避していたのでは?と、無理矢理こじ付けたりもした。

占いで予知された《死に方》

当たるとは限らないし、全ての人に該当するわけでも無い。

でも、あの免取りと私のホロスコープと野生の勘を合わせて考えると、何だかバイクに向かう気になれなくなった。

死に方は選べないのに、占いを信じるなんてバカだと思われるだろうけど…。

でも自分の寿命は、自分で観なければ!と改めて思った。

今まで学んできた占星術を活かすべき未来予測=寿命予測だ。

以前、私なりに見立てたことはあったが、それは深掘りしていない。 

なので一年単位で85歳くらいまで、じっくりホロスコープを観てみようと思う。(そんなに長生きするつもりか?)

不謹慎だと思われても、私のホロスコープだから私の自由だ。

寿命=健康面を観ることになるので、普段の生活改善や、メンタルの動向にも目を向けれるから一石二鳥だ。

なにしろ未来予測が当たるか当たらないか?自分の知識と占星術の精度を確かめられる面白いテーマだ!

最後に…
自分の寿命は気になるけど、実際占い師に聞くのを躊躇する相談者さんがいる。

聞いてみたら良い。

答えない人は答えないし、私が聞いたC先生のように信頼関係が築けた上で答えてくれる人だっている。

実際C先生は、ご自身の死期を何年も前から予測していて、終活を少しずつ進めている。

答えない人の中には、自分の確固たる信念があって言わない人がいる。
そういう人は、自分の考えを説明され、解りやすく丁寧な断り方をしてくれる。

しかし『そんなこと観れません!』とプチ切れしたり、動揺したり、あやふやな言葉で濁す占い師…そういう奴に、今後お金を落とすのはやめましょう。

信用に関わる仕事で《逃げ口上》を使う奴なんて…いやじゃない?

こいつは綺麗事しか言わないキラキラ系か?

まさか恋愛と結婚と仕事しか観れないのか?

まさかまさか直近予測だけで遠い未来予測ができないのか?

まさかまさかまさか…趣味の延長でお金貰ってんのか?


と、逆にあなたが、その占い師の今後を占いたくなりませんか?(ならんか)

ちなみに私は「死期を観て」と言われたら、信頼関係のある人には血眼になってホロスコープを観て伝えるタイプだ。
お金を積まれれば動くタイプでもある。(前例ナシ)

とにかく私は
今後の人生設計、老後の準備、終活の為にも、死期を占うことは《悪くない》と思っている。




#創作大賞2023 #エッセイ部門

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