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NFTを着せ替えに使える暗号資産ウォレット「EXYM」の可能性

Blenderで架空の都市「XYM City 第89地区」というのをコツコツ作っていました。
そこはパブリックブロックチェーンSymbolがインフラとして定着し自由と自己が尊重されたサイバーパンクな街という体。

Symbolの通貨であるXYMがそこでは利用されてる体ということで、Symbolウォレットをモデリングしてみまして、イメージは体内に埋め込むインプラント型のウォレットで人体そのものがノードになってる世界(サイバーパンク2077のようなアレ)

ちょうどEXYMという面白いウォレットが開発されていてオープンベータがはじまったので、それに合わせて急遽Blenderで遊んでみたお話です。

お通し:デジタル財布が回るだけの動画

いい感じのLo-FiをBGMに、モデリングしたものを回転させてみたものがこちら。まずは雰囲気から眺めてみてください。「NFTと旅に出よう」というキャッチコピーを添えるなど。

EXYM(エクシム)とは何か

このスマホウォレットのユニークな点は、そのスキン(見た目)の"着せ替え"ができることです。アプリのスキンを好みに着替えるというのは、LINEをはじめ昔から親しまれてきたことですね。

ちなみにLINEの着せ替えはスタンプ同様にクリエイターが作って売れて、売れる人はけっこう売れているようです。

EXYMではスマホウォレットのトップ画面の背景などに好みの画像を差し込むことで、自分だけのウォレットができます。しかも、その画像部分はNFTを差し込めるのが画期的な点で、おそらく他にはないものではないでしょうか。

開発者は、りょーさん(@ry0_cha_ng)というイケてるエンジニアさん。ぜひツイッターをフォローしたりしてみて、開発を応援してほしい。

暗号資産を送受信したりチャートや価格を見るばかりの半ば無機質的なイメージのあるウォレット。そこにコレクタブルなNFTをあてがうことで、ブロックチェーンへの愛着が高まるかもしれない?

NFTといってもイーサリアムのものではなく、Symbolブロックチェーンのものになります。Symbolは今のところまだ生まれて1年半くらいの新生児だけども、日本では有名なNEMを親としたものなので、日本では根強いファンが技術開発や文化的アプローチをやって、頑張って普及しようとしてます。

なんと、Symbolブロックチェーンだと画像データをすべてパブリックチェーンに記録できる(フルオンチェーン)し、それなのに手数料はだいぶ安いので、高純度なNFTを作ることができるのはまだあまり知られていないのです…( ✧Д✧) カッ!!

さあ、着せ替えていこう!

これがEXYMのデフォルト画面。
着せ替えることが目的で設計されてるのでとてもシンプル。

紫色はSymbolの"シンボルカラー"

自分でデザインする場合の流れをササっと紹介していく。
使ってるスマホは、iPhone 12 Pro

自分でデザインするデジタル財布

「自分でデザイン」という項目から、各種パーツとなる画像/NFTや色などを設置していく。とても親切でシンプルなUIなので、初心者でもすぐ慣れると思います。

今回は画像をまだNFT化してないので、自分で作ったデザインをiPhoneの「写真」に画像データとして保管し、それをガシガシ参照していくパターン。今回はローカルに保存した画像だけど、保有してるNFTを参照するのと同じ感覚で読んでみてください。

まずは全体の背景にウォレットのベースとなるもの「NFT1」を読み込んだ。

これだけで印象がズコン!と変わる

これでも十分にいい感じだと思うけど、さらにカスタマイズを加えます。

雰囲気でてきた

残高エリア、決済メニューボタン、最下部のメニューバーと、背景色を透明にし、見やすいようにアイコンや文字色を微調整しました。これらもEXYMのカスタマイズ画面から感覚的にやれてしまうのである。

このデザインはスマホにフィットするように作ったけど、自分の大好きなイラストや写真などをドン!っと背景におくだけでもぜんぜん可能。好きにできます。

次からがまたEXYMのユニークなところ。さらに別のNFTを重ねてカスタマイズできます。まずは残高部分を変えてみましょう。

AIに書かせた「サイバーパンクなパン屋さん」を配置っ!

所有する2つのNFTで1つのデザインができました。

NFTクリエイターはサイズ感などEXYM向けに意識したパーツをデザインして販売するなども良さそうですね。創作者の経済的可能性が広がります。

画面下部の中心、ボコっと穴が開いたようなスペースにデザインしたのは、ここにもまた違う三番目のNFTを設置できるからなのです。

これもAIが作ったサイバーパンクガール

この部分は好きな作品で穴の開いた機械的なスペースをカバーするようなイメージでデザイン。これを実現するには、ちょっとしたコツが必要です。

画面下半分の領域をフルで使うので、作品をちょうどいいところに配置し、それ以外を透過させてPNG形式で保存する形になります。

透過させたPNG形式の画像をiPhoneの「写真」に直接保存するとうまくいかない場合もあるので、私はPCからiCloud Driveに保管し、iPhoneから「ファイル」→「写真」と保存してます。JPGは直接写真に保存しても問題ないです。、

追記
iPhoneの「写真」に透過PNGを保存した場合、iPhoneの「写真」の設定で、iCloud写真に自動的にアップロードするようしてる人は、「iPhoneのストレージを最適化」にチェック入れてると、時間が経過すると透過PNGがJPGに変えられてしまうっぽいので注意しよう!

メモ:
自分のスマホに最適化したものなので、他の環境では若干のズレとかもあるかもしれないです。NFTにするときは一応、一点モノという体なので、販売する際にどの機種で最適化したものかを添えるとよさそう。

以上がEXYMを着せ替える基本の流れです。これはやっててとても楽しいので、作る人も着せ替える人も、みんなに体感してもらえればいいなと思います。

ポイントシステムとも連携していきそう

Symbol決済を導入しているお店「22CAFE(@22CAF1)」さんが、金融庁と話をしながら実現し開始した、Symbol決済者向けのポイントサービス「SSP」というのがあります。

りょーさんはEXYMを通じてそのサービス開発協力や普及活動もされてるので、何かしらお得な何かが今後あるかもしれない…!?

EXYMのオープンベータに参加しよう!

興味があるあなたは、りょーさん発の情報を下においておくのでぜひ体感してみては!

オープンベータテスト開催のおしらせ
EXYMの紹介や参加方法など

オープンベータ参加マニュアル
Expoというテスト用アプリを通じて行います。
ウォレットは普通に使えます。実際の暗号資産XYMを使うメインネットと、テスト用のXYMを使うテストネットと、どちらも利用できるので用途に応じて。

EXYM公式Discord「EXYM Lab」
不具合報告や作ったデザインを見せ合いっこするなど

私自身が実践したものとアイデア


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