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サナギのカラをここに残して、あの世で蝶になる。

遠藤周作の『眠れぬ夜に読む本』を読んだ。

心が揺れた。

ひさしぶりに、グググって、ハッとするような
言葉にできない感動に出会った。

人生で数えるほどしかない感情。

・フジロックでアウスゲイルのライブを観たとき。
・香港でフェリーに乗ったとき。
・西加奈子さんの『まにまに』を読んだとき。
・一瞬で好きになったあの子に出会ったとき。

あげてみたら、思ったよりいっぱいありそうだった。

けど、どれもはっきりと頭に映像を浮かべて
思い出せるくらい脳に心に魂に
しっかり刻まれているような記憶。

アドレナリンとかセロトニンとか
なんかしらのすごいのが分泌されてるからだと思う。

とにかく、それくらい最高の本に出会ってしまったということ。

素晴らしすぎて自分の心が震えたときって
「サイコー」
「超すごい」
「ほんっとにやばい」
とか、小学生くらいの言葉しか出てこない。

うまく、その感動を言葉にして
きれいに表現できる人って本当にすごいなあと思う。

感動を言葉にするのはむずかしいし、苦手。

いや、なんならしたくないかも。

伝わらないかもしれない
とか
伝えるものじゃないんじゃん?
とか
言葉にならないところで感じろよ!
とか
共有したい気持ちが元から少ない人間だから

とかとか

複雑な心の中の私が
騒がしい。ほんとに騒がしい。

じゃあなんで、noteに書いてるんだよ!
って話になるし。

でも、やっぱり

好きなものは特におすすめとか共有とかはしなくていいかなあ。

って思う、いつも。

自分がすきならそれでおっけい。

偶然、好きなものが同じ人と話すのが好き。

こちら側からおすすめしたり共有したりしたものって
素直な感想聞けなさそうだし、心の声なんか
ずっと奥にいて聴こえなさそう。

忖度?みたいな?
(忖度って言葉すきじゃないなあ。なんか頭よさそうってか、いまいち意味を理解してない。)

ごちゃごちゃまわりまわったけど。

シンプルに
偶然の、意図しない、運命みたいなやつ
ってまじときめくよね。だいすき。

ってこと。

「これって、運命じゃん!!」
「奇跡じゃん!!」

って年がら年中言ってる。(いや、それじゃあ日常じゃん!!)

運命的な、奇跡的な、ときめき的なやつ

そういうきらっきらの瞬間をいつも求めてる。

遠藤周作の『眠れぬ夜に読む本』
この中には
たくさんの奇跡と運命ときらっきらが
詰まってた。

偶然、この本がだいすきな人に出会いたいなあ。

素敵な出会いに感謝!!!!


ちなみにまだこの本の
15ページ目までしか読んでいない。
多分、短編のエッセイ集なんだと思う。
ここだけ読んで、これだけ感動してるのがすごいと思って、衝動的にこの文章を書いた。
最後まで読んだら、また感想書くかもしれない。
てか、これじゃあ
眠れぬ朝に読む本になっちゃってるじゃんねえ。

寝る。

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