見出し画像

【旅行記】石垣島の旅(12月)

2023年12月。
福岡から、石垣島に一泊二日で旅行に行きました。
明るくキャピキャピの南の島への旅ではありません。
バリウム便から始まる、旅の話お話しです。


Why石垣島?

JALの「どこかにマイル」ってご存知でしょうか?
通常より少ないマイル(7000マイル)で往復できる代わりに、行き先を自分で決められないという、おみくじみたいなものです。

1回目 宮崎県
2回目 沖縄県
3回目 沖縄県(今回)

2回目と同じ沖縄県。
オフシーズンなので、当たりやすかったんでしょうね。
今回は乗継便を追加手配して、石垣島まで行くことにしました。

【JAL】どこかにマイル

出発前の災難

空港からの景色

唐突ですが、出発前日のことです。
私は、人間ドックを受診し、胃バリウム検査をしていました。

若い人はご存知ないと思いますので、少しバリウムのことを説明します。
バリウムは胃の検査をするために飲む、白くてドロドロした液体です。
腸で分解されません。
腸に残ったままになると、最悪のケースでは、腸閉塞や腸穿孔(ちょうせんこう)を招く恐れもあるという、なんとも恐ろしい飲み物。
なので、検査が終わると下剤を飲んで、早くバリウム便を出すようにするのです。
大人になるって大変です。

で、私はそのバリウム検査を行い、その日のうちにバリウム便は出しいました。
それでも、なんとなくお腹の調子が悪かったのです。

案の定と言うべきか。
空港ロビーでパンを食べた後、私は便意を催しました。
搭乗手続きが始まる5分前です。

汚い話ですが、トイレに行って出てきたモノは、茶色いけど白っぽい。
やっぱりバリウムが残ってたのね。
ちゃんと出てきて良かったわ。
と、ホッとしたのも束の間。

バリウムが混じるウンチって、普通より重いらしいです。
50年以上生きてきて、初めて知りました。
出したはいいけど、いくら水を流しても流れてくれない。
そもそも、福岡空港の水洗トイレの水流が優し過ぎる。

流しても、流しても、トイレの底に、私のウンチは沈んだまま。
この時の絶望感は、手術前にイチジク浣腸された時に匹敵しました。
本当に辛かった。
幸いだったのは、早朝かつ、搭乗手続き開始間際だったこと。
トイレに私以外、誰もいませんでした。

結局、私は50歳を過ぎて、トイレにウンチを放置して逃げたのです。

石垣島1日目

私は旅行に関して、計画性に欠ける人間です。
行き先を決めるのも、現地での行動も、大抵行き当たりばったり。
そんなわけで、石垣島の観光地について調べたのは、行きの飛行機の中でした。

散々調べたものの、行きたい場所が決まりません。
とりあえず、ホテルにチェックインしてから決めることにしました。

石垣島に到着した私は、バスのフリーパスを1000円で購入。
しかし、フリーパスを使ったのは、空港からバスセンター間1回こっきりでした。
ホテルにチェックイン後、ふらふら歩き回っているうちに、紛失してしまったのです。
もう、泣きたくなりました。

フリーパスは、しっかり持って観光する。
これ、大事です。

石垣島の印象

都会。その一言に尽きます。

西松屋、ドン・キホーテ、ニトリ等。なんでもあります。
タクシーの運転手さんの話によると、石垣島には「日本最南端」と肩書が付く店が沢山あるそうです。
自然豊かな町並みを期待していたので、私としてはちょっと残念でした。

石垣島名物「八重山そば」

八重山そば食べ比べセット

お昼ご飯は、八重山そばを食べました。

実は、私は沖縄そばが好きじゃありません。
嫌いとまで思いませんが、積極的に食べようとも思わない。
中途半端な味。(あくまでも個人の感想です)

それでも沖縄に来ると、毎回のように食べています。
今回は、八重山そばと味噌そばの食べ比べセットを注文しました。
想像通り、好きじゃないけど、嫌いとまでいかない味でした。

徒歩で行ける観光地①「桃林寺」

桃林寺

桃林寺は、よくある沖縄のお寺です。
ものの3分で見終わってしまいました。

徒歩で行ける観光地②「ユーグレナモール」

ユーグレナモール

ユーグレナモールは、土産物屋が並ぶ商店街です。
しかし、12月は閑散期。
日曜だと言うのに、シャッターが閉まったお店が3割程度あり、ご覧の通り日中は寂しい有様でした。

ここで驚いたのは「10%オフ」をうたいながら、他店より高い値段で売っているお店があったこと。
この商店街で、衝動買いは禁物です。

結局、ユーグレナモールでは何も買わず、生パインシェイク700円を飲んだだけでした。
とても美味しくて、おすすめです。

石垣島THE SHAKE

車で行く観光地「石垣島鍾乳洞」

石垣島鍾乳洞

バスのフリーパスを紛失し、バスになんか乗るもんか。
と、意地になった私は、タクシー移動を決意しました。

石垣島はDiDiが使える上、タクシーがじゃんじゃん走っています。
往復DiDiで手配しましたが、どちらも5分もかからず来てくれました。
片道900円。意外と安く済みました。

石垣島鍾乳洞は、鍾乳洞内のライトアップやシャコ貝の化石、鍾乳石トトロを観ることができました。
植物園もあって、面白かったです。

居酒屋メニュー「煮卵入り肉豆腐」

煮玉子入り肉豆腐

ホテルから近くて、店内が明るくて、女性ひとりで入りやすいお店を選びました。

ビール、煮玉子入り肉豆腐、マグロの刺し身を注文。
正直言って、どれも微妙。

消化試合のように、肉豆腐を片付けていたところ、突然隣に座っていたオジサンに話しかけられました。

地元の方とお話できるなんて、ラッキー!と思ったのは束の間。
オジサンは、よりによって食べ物の話題ばっかり振ってきました。

「沖縄の食べ物はどう?」
「何が一番美味しかった?」
「沖縄そばは好き?」

はい。
全然盛り上がりません。

実は私、かなり警戒心が強く、人見知りな性格です。
そそくさとオジサンに別れを告げて、ホテルに戻りました。

適温を出すためには50〜60℃?

水栓の注意書き

一日の疲れを癒すのはお風呂。
私は、給湯温度を40度に設定して、お風呂にお湯を溜めました。

お湯が溜まり、さーて入るわよ。
と、お風呂に手を入れてみてびっくり。
水風呂寄りのぬるま湯なのです。
蛇口の温度調整の部分を見ると、小さな文字でこう書いてありました。

40度では、ぬるめのお湯が出ます。適温は50〜60度です

湯船につかるのは断念し、石垣島1日目はシャワーで済ませました。

石垣島2日目

目覚めの悪い朝でした。
寝付きが悪いうえ、眠りも浅く、とても調子悪い。

それでも、ホテルの朝食はとても美味しくて、テンションアップ。
海鮮丼は魚の種類が5種用意され、山芋や卵焼き・オクラなどのトッピングができ、石垣牛のローストビーフはソースが6種類。
更に、タコライスに八重山そば。
他にも、ゴーヤチャンプルー、よく分からない煮物、パンは3種類、フルーツヨーグルトなどなど。

どれも美味しかったです。
もしも、また石垣島に行く機会があったら、泊まりたいと思います。

The BREAKFAST HOTEL

定期観光バスで巡る石垣島

バスやタクシーでの観光に限界を感じた私は、前日のうちに定期観光バスを予約していました。
ご夫婦や友人連れに混じり、参加していたおひとり様は、男性3人、女性4人。
意外と多かったです。

定期観光バスは、めちゃくちゃおすすめです。
添乗員さんの楽しいトーク、三味線生演奏や歌を聴きながら、楽しく観光することができます。

【東運輸】定期観光バス

「唐人の墓」

唐人の墓

台湾のお寺を参考に作られたそうです。
とても綺麗な建物でした。
添乗員さんが沢山ウンチクを教えてくれました。
悲しいお話だったことしか記憶に残っていません。
そんなものですよね。

「川平公園」

川平公園

日本百景のひとつ。
川平湾が一望できる、とても綺麗な場所です。

オプション料1,000円を支払うと、グラスボートに乗ることができます。
綺麗な魚、珊瑚礁、そしてウミガメも見ることができました。
動画を撮りまくり。
海を大満喫できる場所です。

昼食「ポーサーおばさんの食卓」

定食

いかにも団体客相手の食堂でした。

テーブルはグループで席が決められています。
ひとりで参加している人達はどうなるのかと言うと……。
7名が、ひとつのテーブルに固められます。

楽しそうなグループ席に比べて、おひとり様集合席はとても静か。
7名全員が、黙々と食べていました。
それはそれは、気不味い時間でした。

「米原のヤシ原生林」

ヤシの木の根っこ

ジャングルの中を100メートルほど歩きます。
参加者のおじさんは、道半ばで引き返してしまいました。
疲れたからと言うより、飽きたからって感じでした。

ヤシの木は、根っこが箒みたいになっていました。
樹齢100年程度を超えないとならないそうです。

引き返しても良かったかな。

「玉取崎展望台」

玉取崎展望台

前日、あれほど観光地に飢えていた私。
しかし、ここまで来て完全に海に飽きてしまいました。
右を見ても、左を見ても。
どこを見ても、海、海、海。
松坂牛だって、毎日食べると飽きてしまいます。
綺麗な景色も、見過ぎると飽きてしまうものです。

他の方も似たようなものだったと思います。
なぜなら、ガイドさんが「写真撮りますよ」と言っても、頼んだのは1人だけだったから。
そんなものです。


これで、私の一泊二日の石垣島観光は終わりです。
長文をお読みくださり、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?