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広告を見ている人の正体

社長の取材記録[第3回目]

今回はある中学校の生徒さんから、インタビューを受けた際の記事です。

 校外学習として首都圏地域の企業研究をしている都内、ある中学校2年生の皆さん。そのチームでの校内発表のテーマは「CM」。光栄なことに当社を取材先の一つに選んでいただきました。

▼第1回目の記事▼

▼第2回目の記事▼

生徒さんからは事前に3つ質問を頂き、今回は最後の質問、「IMAGICA IRISの広告はどのような年代の人々に印象が良いのか」に対する当社社長根本の答えの記事です。


▷広告を見ている人はどんな人か?

最後の「IMAGICA IRISの広告はどのような年代の人々に印象が良いのか」という質問ですがお答えさせていただくと…全世代です!

といいつつも「得意とするターゲット」があるのではないか?と疑問に思いますよね。実は、クリエイティブは“年齢別に考えながら作ります”

(注)クリエイティブ=バナー広告と呼ばれるグラフィック広告や動画広告のこと

(広告を作る)商品がターゲットとする世代に的中しているものである、という事を前提にお話しますが…20代には20代が気にしているものがあり、30代には30代が気にしているものがあるので、それぞれの世代のことを考えて作ります。

 大事なのは、”テレビCMの場合は不特定多数の大勢が見ている”と思うのですが、"WEB広告は例えば何歳ぐらいの人に向けて配信するか、というような項目を細かく設定ができる”点です。

(注)テレビCMも、流す時間帯や番組のジャンルなどによって、ターゲットの属性を絞っているという側面はあります。

 例えば皆さん世代に向けてでしたら、「10代に刺さるような内容のものをTikTokで流すと効果的に伝わるだろう」というようなことを意識しています

WEB広告の説明に熱が入ります

▷モノを買うモチベーション

 加えて言うと年齢だけではなく、“モチベーション別でクリエイティブを考えています。”

(画面を指して)この商品はお肌を気にされている女性がつける、スキンケアのオールインワンジェルなんですが…人によって悩みの度合は変わると思いませんか?

 例えば…すでにとてもお肌を気にされているのか、ちょっと気になり始めただけなのか、最近少し肌の調子が悪いだけなのか、(今は大丈夫だけれども)今後不安なのか…一つの悩みをとってみても“モチベーションは人によって違う”んですよね。

▷顕在層と比較検討層

 恐らく皆さんがモノを買う時も同じだと思います。ネットで商品を沢山検索して『買おうかなどうしようかな』と思っている層は顕在層と呼ばれますし、『うーん何がいいかな、比較サイトを見てみようかな』と思っている層は比較検討層だったり…『今度の誕生日に何買ってもらおうかな』、これはまだ潜在層かもしれませんよね。

 そういったモチベーションや、先ほどにお話ししました年齢などの属性によってクリエイティブを作り変えます。それがターゲットとしている層にきちんと届いてはじめて(広告が)評価を頂けるのかな、と考えています。

▷まとめ

中学生の質問:「IMAGICA IRISの広告はどのような年代の人々に印象が良いのでしょうか」
根本の答え:「全ての年代の人々です。それは年齢やモチベーション別に届けるように作り変えているからです」

▷おわりに

後日、生徒さんたちから丁寧なお礼状と発表のまとめ資料が届きました。
私たちも折角の機会ということで襟を正してお迎えしたのですが、社長みずからお話させて頂いたことが良い刺激になったようで、とても安心しました。
みなさんの質問は本質的で鋭く、それにお答えする中で、私たちも自分たちのサービスの原点や強みを再確認することができたと感じています。短い時間でしたので至らぬ点もあったかもしれませんが、少しでも研究のお役に立てたなら幸いです。そして、次の世代のために、今まで以上に公正で楽しい広告の世界を作っていけたらと思います。
連載は本記事で終了です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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