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新婚旅行 ーヘルシンキ編ー

6日目:ヘルシンキで街歩き

ヘルシンキへはストックホルムから飛行機で1時間半程度で着いた。空港から中心地までは電車で1本だった。

ヘルシンキのホテルは駅前のオリジナルソコスバークナで、部屋は小さめだけど内装が可愛く、ホテルにサウナもあった(使用可能時間は18-22時くらいで短め)のでなかなか良いホテルだった。
ここもアーリーチェックインができたので、部屋に荷物を置いた後、すぐに出かけた。ヘルシンキもミニマムな都市なので、有名どころの教会や図書館は徒歩圏内だった。

とてもかわいい室内デザイン

お昼はフィンランドの家庭料理をビュッフェスタイルで食べられるレストラン(名前忘れた)に行った。14時前と少し遅めだったためか、メインがほぼなくなってしまっていたのと、トナカイ肉などは別途注文する必要があったためか、少しもの寂しい印象だった。評判は良いお店なので夜ご飯に行くのが最適かもしれない。

フィンランドの家庭料理を楽しめる

ランチ後は歩いてテンペリアウキオ協会やoodi(図書館)やヘルシンキ大聖堂に行った。5月はすっかり白夜で22時まで明るいため、1日でも観光はかなり回れる。逆に冬はずっと真っ暗なんだなと感じた。

岩の教会テンペリオアウキオ教会
外壁が波打っているoodi

街を歩けばmarimekkoにたくさん出会うが、どの店舗もラインナップが異なるので、出会う店舗に入る度に新たな出会いがあり、都度ときめいた。

夜ご飯は駅から15分ほど歩いたRavintola KuuKuuに行った。割安でおいしいフィンランド料理が食べられるとのことで、スープもミートボールもおいしかった。
物価高とサーブ量の多さから前菜2つ、メイン1つとドリンク2つを頼むようになっていたが、店員さんには不思議そうに「これだけでいいの?」とは何度か聞かれた。正直メイン1つしか頼まないことは恥ずかしいと思ったが、1皿の提供量が多いと、提供時間が結構かかることから、いつの間にか満腹になってしまうので、適量ではあった。

スープもミートボールもサーブ量が多め

お土産を買いにストックマンにも行った。
ここには大きなスーパーがあり、Fazerのチョコもクラフトビールもたくさんあった。tax freeにも対応してくれるので爆買いにもちょうどよかった。

ビールの数が多くて本当に楽しかった…

6日目:ヘルシンキ満喫Day

この日は予定を詰め込んだ日だった。
まずは駅前の現代美術館キアズマに行った。ここがあくまではoodiで時間をつぶした。社会人から幼稚園生まで様々な人が集まっており、本当に街から愛されている施設であることを実感した。
また1Fにチェス盤が10個ほどあり、日中は多くの方が打ち合っていた。その中に1つだけ囲碁があったので、五目並べをして、ちょっとやり直したりしたが、まともに夫に勝負で勝ったのが初めてだったので、舞い踊るほどうれしかった。(余談)

内装も大変おしゃれなoodi

キアズマの展示は今回現代アートとトムオブフィンランド(ゲイの絵を世に広めた第一人者)だった。性に関するセンセーショナルな展示ですぐにお腹がいっぱいになってしまったので、まだまだ自分は理解力が伴っていないと感じた。

キアズマの外観
建物がおしゃれなキアズマ

その後歩いてオールドマーケットへ。
屋内外にさまざまな店舗があり、観光客で賑わっていた。ここで有名なサーモンスープのお店、soup+moreに行った。スープだけどかなり量があるので食べきれなかった…

サーモンスープと鹿肉スープ

そのあとはまた歩いて建築博物館やデザイン美術館に行った。建築博物館はデザイン美術館と勘違いして入ったのだが(隣にあった)、フィンランドの住宅デザインの歴史を詳しく説明されていてなかなか面白かったので、まちづくりに興味ある人におすすめ。
デザイン美術館はフィンランド発の家具やゲームの歴史を展示されていて、興味深かった。

模型も多く、面白かった建築博物館
フィンランドで有名なハサミの説明

その後さらに歩いてヘルシンキで有名なLowlyへ!
ここは予約必須(1人3500円ほど)な人気なサウナ施設。水着を着用し男女共同で使用するサウナで、薪サウナと電気ストーブサウナがあり、水風呂の代わりに海に入るスタイル。施設は木がふんだんに使われていて、更衣室もシャワー室も温もりの感じる仕様になっていた。
電気ストーブサウナはぬるめだったので、薪サウナに入るとなかなか熱くて良かった。ただ時計がないため、いつもの感覚で入れず、整うのがなかなか難しかった。(個人的意見)海に入る際ためには列になって待つ必要があり、体が冷めた後に入ることになり、整いきれず…
とても楽しみにしていただけに、整う観点からは少し残念な結果になったのだが、日本のサウナがいかに最高なのかを実感することになった。
なおここは日本人も多く、一瞬サウナ室が日本人だけになる異様な時間もあった。

Lowlyのレストランも美味しそうだった

このあとキックボードで予約していたレストランoloへ。
以前フィンランドに旅行に行った友人が教えてくれた超美味しそうなレストラン。そんなに格式ばっていない外見と店員の方に誘導され、店内に入ると窓からはオールドマーケットが見え、フィンランドを感じながら料理を堪能した。
料理には出汁や昆布が使われており、和食が生かされたフィンランド料理もあり、本当に美味しかった。フィンランド料理は魚介も多く使われており、日本人の舌にとても合ってると思う。
物価高と高級店であることが相まって、計5.5万だったのでその分しっかり味を堪能した。

都度英語で料理の説明をしてくれる

7日目:ちょっとエストニアへ

次の日はフェリーでエストニアへ。エストニアはバルト三国の1つでITが進んでいる国としても有名であり、中世の建物がそのまま残っているためおとぎの国とも言われている。

フェリーは事前に朝イチのものを予約をしていた。フェリー内はカフェやゲームセンター、お店などたくさんの娯楽があり、2時間もあっという間だ。私は出発15分で船酔いしてしまい、ずっと寝る羽目に…大きめな船なので大抵の人は船酔いはしないと思われる。

旧市街地は教会やレンガの建物など、中世の時代を思わせる建物が多く、歩くだけでも楽しい。
またエストニアは物価が安めなので、フィンランドの人も休日はエストニアに行って爆買いをするらしい。確かに物価は安めだったので、お酒をもう少し買えばよかった…

ツアー客も多かった旧市街地

お昼はエストニアで人気のRestaurant Rataskaevu 16というレストランに行った。
魚も鹿肉も美味しく、飲み物2つと前菜1皿メイン2皿で1万ほどだったので、安心して食べられた。

盛り付けもおしゃれ

その後チョコレート屋さんへ。
エストニアに来たらここのチョコレートケーキを食べて!とGoogleマップに書いてあったので、それは行かねばと向かった。
オペラのように濃厚で甘めなチョコレートケーキ。コーヒーとの相性は抜群で、2人で一個でも満足感が高かった。3カ国でいくつかケーキ屋さんに行ったが、日本のケーキのレベル高いなと都度感じていて、ここも美味しかったが日本のasako iwayanagiに行きたいなーと思いを馳せたりした。

Googleマップでは世界で一番美味しいケーキ(確かに美味しかった!)

その後歩いてバルト駅市場やテリスキヴィクリエイティブシティへ。
テリスキヴィクリエイティブシティは古い倉庫をリノベーションした建物で、若手クリエイター達が作品を売っている。雑貨や洋服屋やあり、セミオーダーのコート屋さんなど気になるお店も多くあった。

壁に映えな絵がよく書いてあったテリスキヴィクリエイティブシティ

ただ残念ながらここでエストニアのネタが尽きてしまった…
もっとタリンから離れれば観るものはあるのだろうが、19時半のフェリーで帰る予定だったのでそこまで離れることができなかった。あとは私がどちらかと言えば中世の建物より現代の建物やアートが好きなのでヘルシンキの雰囲気の方が好きだった。
そこで急遽フェリーの時間を16時半発に早めて、ヘルシンキに帰ることにした。これはフェリー乗り場でダメ元で聞いたが、11ユーロほど払えば時間変更可能と言われた。

その後ヘルシンキに帰り、帰るまでに行きたいところを全て行きつくすフェーズに切り替えた。
まずはカンピ礼拝堂を外から見て、カフェアアルトに滑り込みブルーベリーパイを食べ、kampiのレストランで最後の晩餐として豪遊した。レストランはたくさん頼んで約1.8万だったのでは比較的リーズナブルだったと思うし、とても美味しかった!!

かもめ食堂の聖地(シナモンロールは売り切れ)
2人とは思えない量をオーダーした

8日目:マリメッコで爆買い

最終日はお土産と行きたいカフェに行きまくった。
国立図書館に行った後、最後にヘルシンキ大聖堂を拝んだ。旅行中ずっと天気が良くて、晴天に映える大聖堂を何度も見れたが、ずっと見続けていたいと思える教会だった。

すでに恋しいヘルシンキ大聖堂

その後、マリメッコ本社へ。ヘルシンキ中央駅から20分ほど電車で行ったところにマリメッコ本社はあり、品数も多くアウトレット品もあるので空間にいるだけで心躍った。
日本人も多く、店員さんもtax fleeの手続きが慣れてるので、買い物もスムーズに終わった。

お皿も服もカバンもたくさんある

その後社食でランチ。これが食べたいために本社に来たと言っても過言ではない!
メインを決めた後はサラダビュッフェをするスタイルで1人2000円ほどでリーズナブルだった。社員以外の方も多くいた。

お皿も全部マリメッコ!

その後ヘルシンキに戻り、スニーカーのkalhuに行ったり、ヘルシンキ最古のカフェのEkbergに行ってミルフィーユを食べたり、駆け込みつくした。
2.5時間前には空港に行き、荷物を預けた。各国でお酒を買ったことで重量制限にビクビクしていたが、念のため持って行っていたキャリーオンバッグが大活躍して荷物を分割して、なんとか重量制限をクリアした。
ヘルシンキ空港はそんなにエンジョイできる空港ではなかったが、最後に各カフェでシナモンロールを買って帰ってた。日本に帰ってからも北欧のシナモンロールを楽しむことができたので、これはナイスアイデアだった。
ちなみにパンは機内持ち込み大丈夫と聞いていたのでEkbergのシナモンロールを買って持ち込んだが、手荷物チェックインの時にスッと捨てられてしまったので、その後しばらくぷりぷり文句を言っていた。(もう一つのカフェのシナモンロールは捨てられなかったのに…)

ヘルシンキは買い物も建物見学もとても楽しい街で、デンマークとスウェーデンに比べて日本人も多く、観光地としてとてもおすすめしたい。

総じて素晴らしく楽しい北欧旅行だった。
必ずもう一度行くぞ、と思える国であり、今度は冬に行ってクリスマスやオーロラを感じる旅もいいかもしれない。
建築とデザインとビールが好きな人には是非北欧をおすすめしたい。

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