こんなの無理だよぉぉぉぉ!!!            CubaseのAudioWarpで悪戦苦闘していたらとんでもない時間になっていた

今作っているアルバムのある一曲を無事レコーディングし終え、ボーカルデータをVariAudioやAudioWarpで編集している慌ただしいここ数日。

何度やってみても苦手だなと思ってしまうAudioWarp。
さてボーカル編集だとなったときに、少し気合がいるのは私だけだろうか。

もちろん初めてAudioWarpに触れたときに比べると、いくらかマシにはなった。
初めてボーカル編集をしたときはVariAudioすら難しく感じていた懐かしい記憶。

DTMや作曲に限らず音楽って、こんなの無理だよぉ!!!と叫びたくなることの繰り返しをいかに楽しめるかがポイントなのかもしれませんね。

そして今日もさっそくこんなの無理だよぉ!!!に遭遇。

ボーカル編集は曲にもよりますが、いかにも編集しましたというのを出さない方がいい場面が多いですよね。

少しミスるとボーカロイド化してしまったり、この人リズム感ないのかと思われるような編集になってしまったり。

ピッチ補正に関してはようやく楽にできるようにはなりましたが、AudioWarpはまだまだ訓練が必要そう。

とくに今回の曲はアコースティックな雰囲気なので、ボーカロイド化したり不自然になるのは避けたい。

しかし今回はそれ以上に、タイミング補正が何かしっくりこない!!
これが最大の課題となりました。

聴いていて、なんか微妙に早い気がする、そして編集後に遅い気がして再び編集。
こだわるときりがないですが、これはこだわりというより決められた枠に細かいパズルを当てはめていくようなもの。
これだけだと簡単に思えますが、これがかなり高度な技術。

目で波形を見て、音の始まりやアタックという部分に合わせて調整するのが基本作業。
しかし耳で聴くと波形がまるであてにならないことが多々あるのです。

波形は目安でしかなく、結局は耳が頼り。
一番いいのは編集が楽に済むように、レコーディングでリズムも音も外さない良いテイクを撮ることですね。

どんなに完ぺきに聴こえるボーカルも編集は必要ですが、リズム感がなかったり私の様につっぱしって歌ってしまったりするとやはり編集も大変です。

ボーカルが上手でなくても編集すればいいだろうというものではなく、編集するほどに少しずつ音は劣化します。
なので大事なのはレコーディング。
実は今回レコーディングは成功した方でした。

ですがまだまだ編集技術が未熟なようです。

どうにも編集すればするほどタイミングがしっくりこない。
こういう時は一度そのパートをリセットするか、どこが早くてどこが遅いのかを聴き分けるのが大事。

ここが遅いので編集。しかしまだ遅い、今度は早い……やっとしっくり来たような……

そんなこんなで夜中3時。夕食後すぐに始めたはずなのに。
DTMあるあるですね。
しかも現在体調がよくなく、DTMは一日一時間にしなさいと言われていたのに。

やっと一区切りつき、通して聴いてみる。

もはや祈るような思い。

何か所か明らかに伴奏になじんでない!!!

あぁあぁあぁこんなの無理だよぉぉぉぉ!!!

もはや荒ぶる元気もなく、涙をこらえながら違和感のある場所を再編集。

何度も通して聴き、ちょっとの違和感も聴き逃さない。
手を抜く場所は抜いてもいいのですが、ボーカルに違和感があるとどんなに他が良くても台無しです。
作曲家は作品に命を、魂を込めるのです。

それならなおさら作曲家の武器である耳や体はいたわらなきゃ!
ということで耳を休めるという意味でも今日は終わり。

しっかり保存してと。

休息をしっかりとり時間をあけてからの編集はストレスも少なく済みますし、違和感の正体も解決策も浮かびやすい。

人生は有限とは言え、焦るべからずですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それではまたね!


わしゃ精一杯頑張るぜ〜!黒川亜美奈検定1級を目指すのじゃ〜!(そんなものはない)