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『ゆる言語学ラジオ』サポーターコミュニティの思い出とそれに関する書籍の話

本文章は「ゆる言語学ラジオ非公式 Advent Calendar 202221日目の記事です。

20日目の記事はこちら

TL; DR

サポーターコミュニティに入れ。語れ。盛り上げよ。

また、書籍を紹介よりはサポーターコミュニティの紹介をしますので本の内容がめっちゃ知りたいという人はサポーターコミュニティに入っていただければ誰かがすごい詳しく教えてくれるかもしれません。輪読会とか。

また、校正等はろくに行っておらず、文末表現もメチャクチャであることをお詫びします。2時間くらいで書き終わると思ったら1日かかってしまった。とほまち。

「ゆる言語学ラジオサポーターコミュニティに入ると本が増える」

はじめに、私は読書が好きではない。眠くなるし、本を読めと言ってきた大人があんまり利口には見えない人ばかりだったので。そんな私ですらサポーターコミュニティに入って読書量、および書籍購入量が増えた。めちゃくちゃ増えた。

原因の一つはゆる言語学ラジオのお二人の読書量に非常に感銘を覚えたから。「えー、めっちゃ博識じゃ〜ん」と。引き出しの豊富さや、蘊蓄を語るということが嫌味ではなく、楽しいことなのだと感じた。

そしてもう一つがゆる言語学サポーターコミュニティだ。元々、サポーターコミュニティに入ったのは水野氏の《た》の回を拝聴した際に、「大変そう、お布施せな……」と心を突き動かされたからだ。

サポーターコミュニティにはDiscordが存在しており、紛れもない「コミュニティ」である。サポーターコミュニティの方々の知識量にも非常に驚いた。とりあえず、私と交流をしてくれたサポータコミュニティの皆様に感謝したい、ありがとう。

こうしてサポーターコミュニティの方々とお話をしていくと、興味深い話が次々と現れてくる。酒造や料理、インターネット、芸術、文化、歴史、もちろん言語も。買った書籍を通じてサポーターコミュニティの魅力を改めて紹介できれば幸いです。

今回はコミュニティがなければ購入しなかったである書籍を列挙したい。それらをどう言った経緯で私が購入したのか、書籍はもちろんサポーターコミュニティに興味を持っていただけると幸いです。ゆる言語学ラジオ内でお二人が紹介した本は紹介しません。また買ったけど読破していない解読が困難、もしくは不可能なものもあります。全部網羅的に紹介できればよかったのだけれど。

同好の士

ゆる言語学サポーターコミュニティは知的好奇心に満ち溢れた人がたくさんいます。言語学に限らず色々なゆる学問が語られている、それがゆる言語学サポーターコミュニティです。

『魔法と錬金術の百科事典』

https://www.amazon.co.jp/dp/4903530302

この本は知っていたけど買おうか迷っていた。ただ、値段も相まってなかなか購入に至らずにいたところ、「持っている、おすすめです」との情報をいただいて購入に至りました。持ってるのかよ、すごい。周りに持ってる奴いねぇよ、すごいAmazonにレビューがない本のレビューをもらえる場所、それがゆる言語学サポーターコミュニティ。言語学に関係のない本のレビューもたくさんもらえました。

書籍の内容は『ハリーポッター』や堀元氏が時々話題に出す水銀を飲んだ『パラケルスス』、トールキンがオックスフォード英語辞典の編集をしてたような話など。魔法と錬金術の百科事典の名1万5000円の値段に恥じぬ情報量。

『イラストで見る UFOの歴史』

元々オカルト関連の話は好きだったので、私もコミュニティ内に「ゆるオカルト」のような名前でポチポチとスレッドを乱立させていました。そんな中でなんとなく面白い話ができるかしら、と思って購入した書籍。上述の『魔法と錬金術の百科事典』とは逆にこの本は面白かったよ、と言えた。やったー。実際この本を購入する時に「サポーターの人が買った時にお話ししたいなぁ、ゆるUFO学ラジオだな」くらいの気持ちで購入しました。

書籍の内容は石碑等で発見されたUFOの痕跡から最新事情までがポップなイラスト共に紹介されている。インフォグラフィックの勉強にもなりそう。

PodcastWeekend

『メタファーとしての発酵』

サポーターコミュニティに所属した直後、PodcastWeekendでお二人が出られるということで覗きに行きました。遠巻きに福田先生にお辞儀したり、パーソナリティのお二人を見て「水野氏と堀元氏の体格が思っていたのと逆だ……」と観察したりしていました。グッズは長蛇の列、サポーターコミュニティ内のPodcastWeekend実況スレッドも賑わっていました。

熱量に押されて他のポッドキャスターの方は書籍販売したり、野菜果物販売したりとめちゃくちゃ楽しかったのですが、私がその時に昼食に立ち寄ったのはイベント会場のすぐ隣にあった発酵食品専門店。発酵ハムカツバーガーを片手に回っていました。椅子を探していた福田先生が居たのでそっと席を立ったら他の人に座られてしまったのは良い思い出です。

店内には中には発酵関連書籍がずらっと並んでおり、その中で私が手に取ったのが『メタファーとしての発酵』。PodcastWeekendと深く結びついて、とても思い出深い本となった。

書籍の内容は文学的発酵本、というべきか。発酵(fermentation)の語源から感情の話まで。発酵の捉え方の本である。顕微鏡やマクロレンズで撮影した写真も美しい。

ゆるハッキングラジオをやった時に

ゆる言語学ラジオサポーターコミュニティでは有志によるゆる〇〇ラジオを実施しています。せっかくお金を払ってコミュニティに所属しているわけだし、私もなんかやってみよう!ということで「ゆるハッキングラジオ」をお話しさせていただいた。第一回はフリーキング(Phreaking)について話した。
「第二回では廃棄済み人工衛星と通信したい」と言っていたのだがそのままコミュニティから離れてしまった。

『電話はなぜつながるのか』

元々フリーキングについて興味を持っていたので基礎的な知識は持っていたのだが、きちんと話したいと思い、一旦電話の仕組みから勉強することにした。話すにあたって中盤、電話交換機までは実際の電話の仕組みを理解するのに非常に役に立った。逆に後半はIP電話がメインになったのでその辺りは深く読み込んでいない。電話の仕組みに関する本はあまり無いので、興味を持った人がこの本を手に取る事は少なくないと思われる。

『サイバー術』

この本はゆるハッキングラジオのために買ったわけではない。フリーキングや電話の仕組みについて扱っている本ではない。「ハッカーって忍者だよね」みたいな話からこの本を紹介したら聞いてくださった方の一人が実際に購入していただいたのが嬉しかったので紹介。
狸退きという「急に伏せて相手をこかし、その隙に逃げる」という非常に地味な忍術まで乗っているので、セキュリティエンジニアや公安の方におすすめである。

キショ奇書選手権

私は読書は嫌いだが、奇書は好きだった。というのも、奇書は読まなくてもなんとなく許される気がする。ただ、購入に踏み切るにはイマイチ思い切りが足りなかった。サポーターコミュニティには「今日買った本」というスレッドがあるのでそこで写真でもあげようかな、くらいの気持ちで買うことが増えた。変わった本でも買うか、と。正直インスタ映え感覚で飲み物を買う人と大して変わらないのだがそうでもしないと買わない本もたくさんあるのだろう。

『鼻行類』

この本はサポーターコミュニティ内で水野氏にサポーターが紹介していたのを見て購入した。私は架空生物の生き物を考えるのが好きだ。noteにもよくわからんチョウチンアンコウの文章を最近書いた気がする。好きな鼻行類はイカモドキである。擬態や触手を持った生物が好きだ。ジェットハナアルキというジェット推進で移動する奴もいる。そんなバカな。同様に『平行植物』という同ジャンルの書籍も購入した。『マンアフターマン』はメチャクチャなプレミアがついていて手が出せないがいつか欲しい。

『 CODEX Seraphinianus』

https://www.amazon.co.jp/dp/0847871045

『魔法と錬金術の百科事典』を購入してから、少し感覚が麻痺していたのか1万円程度の本を購入するのに抵抗が薄くなっていた。サポータコミュニティに入ると「ここで買わなかったら手に入らないだろうな」という気持ちになることが増えたのは何故だろう。サポーターコミュニティの人が皆様方が非常に読書家なので世界の書籍の需要が増えたように感じるからなのではなかろうか。そうしてつい購入してしまったのが『CODEX Seraphinianus』である。この本はとにかく高い、デカいので持ってると面白い。

内容に関しては読めない文字で描かれた百科事典といったところだろうか。『ヴォイニッチ写本』の現代版といったところだろうか。

『ヴォイニッチ写本』

解読できない、読めないことで有名な『ヴォイニッチ写本』『CODEX Seraphinianus』と同じタイミングで購入した。サポーターコミュニティ内でいつかこの本の話をしたいと思い購入に至る。キショ奇書選手権に備えて本を溜め込んでいるのである。

『The Complete Liber Primus』

Cicada 3301が暗号文を隠している書籍。堀元氏がサイモン・シンの『暗号解読』についてゆるコンピューター科学ラジオでお話されるということで暗号周りの書籍を購入した際に一緒に購入。一切合切何もわからないので手元にあるだけの本。購入したらNSAとかに目をつけられそうで持ってるだけで怖い。ゆるハッキングラジオ第3回とかを妄想した時に購入した書籍である。実際は2回もできていない。

ゲームだいすき

『デッドマウントデスプレイ』

ゆる言語学ラジオサポーターコミュニティでは有志によるイベントも開催されています。オフラインボードゲーム部や『お嬢様人狼』をオンラインで開催したり。そんな中であるサポーターの方が「スマブラ大会」を企画、開催。その際の「カジュアル部門」優勝賞品としていただいた漫画である。ちなみに「カジュアル部門」「ガチ部門」の両方で優勝したぜ、やったー!「ガチ部門」もAmazonギフト券という豪華賞品でした。
サポーターコミュニティの管理者(モデレーター)の方の中に成田良吾氏のファンがいて、布教を兼ねた大会賞品とのことでした。楽しく読みました、ありがとうございます。

内容は成田良吾氏を原作としたいわゆる異世界転生ジャンルのコミックである。いわゆるネクロマンサーっぽい主人公が現世に転生するファンタジー物。ちなみに私はネクロマンス大好き。『魔法と錬金術の百科事典』曰く、1604年の魔術禁止法により不法となっているらしいので、主人公はイングランドでは逮捕されます。(現行法じゃないとは思う。曖昧で〜す)
来年アニメ化もするらしい。

『バランスオブパワー デザイナーズノート』

サポーターコミュニティ内でゲームデザインに関するガチ骨太本として紹介されていたので、即座に購入した本の一つ。私はゲームが非常に好きなのでよく遊ぶのだが、恥ずかしながら『バランス・オブ・パワー』というゲームについては実は全く知らなかった。プレイヤーは冷戦時代を舞台としたソビエト連邦もしくは、アメリカ合衆国のトップとして任期の8年間、核戦争の回避しつつ自国の威信の向上させていく。といったシミュレーションゲームなのだが、それのゲームデザインに関する書籍が本書になる。

内容はゲームデザインというよりは、もはや歴史書や戦術書に近い。歴史的経緯を加味しながらゲームとして必要なもの、何が冷戦という「ゲーム」を動かすのか、について語られており、ゲーム中での実際にどういった計算が行われているのかが書かれている。好き。

辞典を買う

知的好奇心を刺激されるのがゆる言語学ラジオサポーターコミュニティ。ぼんやりと辞典を買いがち。

『ギリシアラテン引用語辞典』

パーソナリティの両名がよくギリシャ哲学の引用をするので、参考のために購入。購入した後に前述の「魔法と錬金術の百科事典」を勧めてくれたサポーターの方も購入していたことが判明。普通被らないような本・辞典もサポーターコミュニティなら割と「それいいですよね」って来る。すごい。

終わりに

ここまでサポーターコミュニティの思い出と書籍をぼちぼちと羅列してきました。パーソナリティのお二人は「1000円の価値は提供できない」とおっしゃいましたが、サポーターコミュニティDiscordだけで、1000円以上の価値があると個人的には思っています。むしろ人によってはNetflixよりも高い価値を感じることでしょう。ROM専で知識を得るもよし。「今日買った本」スレッドで興味の書籍を見せびらかしたり、探索するもよし。

ちなみに私はゆるコンピューター科学スレッドが大好き。駆け出しエンジニアはゆるコンピューター科学ラジオを全て聴いてゆる言語学ラジオサポーターコミュニティスクールにお布施なさい。

さて、この文章はホテルで書いているのだけレド、部屋番号を2倍した数に移ってくださいとのこと。そこそこ大きな部屋番号なので部屋との距離は10^-33cmだが、ノートパソコンを持って長い廊下を移動しないといけないのでこの辺りで。

結論としては

『ゆる言語学ラジオ』サポーターコミュニティに入ろう!

(みちょぱに違法建築をさせた大きな文字)

22日の記事はこちらから!


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