神様みたいなパートナーの話

女性にはPMSという厄介な症状がある。
私の場合、生理の始まる2週間前からガクンと精神的に不安定になり、生理の1週間前になると、そこはかとなく体調が悪くなる。
生理が始まり体調は絶不調。そこから1週間ほどかけて徐々に回復していく…というのが毎月の流れだ。

単純に考えて1ヶ月のうち三分の一の時間を不機嫌に過ごしている計算になる。

4週間あるひと月のうち、ご機嫌なのは1週間だけ?私、可哀想…いや、一番の被害者は同居しているパートナーかもしれない。

そう思ったら居ても立っても居られなくなって、そっと彼を抱き締めて、ゴメンなさいをした。
ぶっちゃけPMSの症状は思い当たりまくってる。
この瞬間ばかりは、心からの反省をして彼に優しくしようと誓っている。のだが、ひと月経てばまた困らせるようなことしてるんだろうなあ。

当の彼は、もう慣れっこだし、空に雨や雪や嵐を起こすなと言っても仕方ないのと同じようなものだよ、というのだ。

いや、そりゃあ空に雨降るなー!って言ったって通じないけれどね。笑

私たちは言葉を使って通じ合えるはずなんだけどなあ、と自分の不甲斐なさを感じて少し悲しい。
でも、この期間中は自分でもどうしようもないくらい自分自身を制御できないのだから、確かに自分にとっても天変地異と似たようなもんなのかもな、とも思った。すまないね本当に。

彼曰く、毎月の生理で翻弄される女性は人間がどうにも出来ない雨風嵐が如く自然のようなものだから、いわば神だよ。とのこと。

なにそれ急にスピリチュアル。
いやいや、懐が広すぎ。あんたが神だよ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?