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非モテ男性と一緒に生きていこうと決めた日

非モテ男性と結婚した

もともと趣味を通じて友人だった非モテ男性と、約6年の交際期間を経て2021年秋に結婚しました。

念の為に書いておくと、現代の結婚適齢期にある日本人男性全体の傾向を見ると、交際・結婚に至っている時点で夫は「元・非モテ男性」にあたるのかもしれません。
しかし、結婚してもなお見られる外見への無頓着さ、交際・経験人数の少なさ、インドア系オタク趣味などなど、インターネットにおけるいわゆる非モテのそれであるため、この記事では彼のことを便宜上「非モテ男性」としています。

なぜ非モテ男性を交際相手に選んだか

夫を交際相手に選んだ理由は単純で、私と付き合いたいと言葉にしてくれた、そしてそれを行動で示してくれたからです。
私は当時付き合っている彼氏はいなかったし「とにかく1秒でも若いうちに結婚をすること」を人生の最優先の目標にしていました。言い換えれば、一緒に生活ができる相手であれば、相手は誰でも良かったということです。だから、ほかに交際している相手がいたら、ごめんなさいしていた可能性だって十分にありました。

「誰でも良かった」なんていうと、心の中に飼っている、とあるリベラルな教義を信仰している人間が「人間を人間として扱え!」と叫びます。
でも、私は自分の行動を、人間を人間として扱った結果であるという自負があります。
なぜなら、彼の最優先の目標も「とにかく早くに結婚をすること」だったからです。彼もまた、共に生活さえできれば誰でもよかったのです。後に、彼の口から、私がダメなら他の人をあたっていたという旨を聞いています。

このお互いの目標を付き合って間もなく確認し合えたことは、今思えば幸運だったのかもしれません。いわゆる「結婚を前提に付き合う」という形で付き合いはじめるパターンです。
ただ、あっけらかんと交際の目標を共有できたのは、もともとの友人関係期間(3年ほど)がアドになった可能性はあります。
(結婚を前提に付き合うといっても、友人ではなく恋人からのスタートだった場合、関係を壊してしまうことを恐れて言いづらいかもしれないですね…)

したがって、
「非モテ男性を選び、(結果的に)結婚した」
というよりも、
「結婚する相手を選び、(結果的に)その相手が非モテ男性だった」
という方が、より私の状況に近いのかもしれません。

なぜ非モテ男性を結婚相手に選んだか

結論から言うと、6年に及ぶ交際の総合的判断から、非モテ男性を結婚相手に選びました。なので、非モテ男性かどうかはもはや関係なくなっていたということでもあります。
え、そういうことを聞きたいんじゃないって…?
確かに、非モテ男性特有のエピソードなどに理由をつけようと思えばつけられますが、「時間をかけて判断した」以上の決め手はありません。

総合的に上手くいったとはいえ、生活をしていく上でまったく課題がなかったわけではありません。ただ、先にも述べたように、交際当初から彼の目標は明確で、私も同じく明確でした。そうなったら目指すところは「結婚」であり、お互いがよりよい結婚生活に向かって行動するのみでした。
その目標に向かう姿勢や、ときに妥協点を探り合う様子を私は特に注意深く見ていたし、同じく見られていたかもしれません。

「早く結婚する」が目的だったにもかかわらず、私達以外の家族の意向などもあり、実際には6年間かかりました。
彼はもっと早くに結婚したかったかもしれませんが、それについて掘り返されることはとりあえず今のところありません。
6年間の日々の積み重ねがあるからこそ、これからも一緒に生きていきたいと思う、必要な時間であったと思います。

おわりに

以上、私が18歳の時に始まった、非モテ男性との交際エピソードでした!
もっとキャピキャピした話になるつもりだったのに!なんかしんみりしてない?!おかしいな!

実は、夫とほぼ同じタイミングで、付き合いたいと言われていた他の男性がいます。彼もまた、非モテ寄りの男性であり、私との関係性は夫と同じくらい仲良くしていた友人でした。(夫とも同じコミュニティ内の友人)
「誰でもよかった」とはいえ、日本国内で結婚がしたいのに同時に複数の男性と付き合うことは不誠実です。戦略的にはいったん同時に付き合っておく…というオタサーの姫ルートがないわけではありませんが、私はそれが出来るほど器用な人間ではなかったので。
そういう贅沢な葛藤もある中で現在の夫を選択した経緯があります。この付き合う前後の詳細は、また機会があれば改めて書き残しておきたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました!
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