舞台で大戦犯

10月のはじめに舞台に出ることになり、最終練習を終えた今日。
最後の通しに限って、台本上で一番にやってはいけないことをやってしまった。

本来は息をひそめていないといけないはずが、その瞬間一番目立っちゃったものだから、もうどうやったって取返しのつかず、奇声を発した。

大きな声を出した人として、その場を丸く収まらないかと試行錯誤したが、
アドリブで修復しようにも、目の前で起きた現象と台本の結果が違いすぎて、僕の力業は不発も不発。銃口から白い煙が上がるだけ。

事件が起きた瞬間は、周りも犯罪者扱いする目をした気もするが、次の瞬間には舞台をゴールまで送る仲間になったからすごい。

結果、オチの重要人物が、マリオカートのショートカット並みに強引なハンドリングをしてくれたおかげで形になったが、どうか本番はなりませんように。