見出し画像

自己肯定感や自信は教育で変わる?

こんにちは。

僕は比較的自己肯定感が高く、根拠のない自信もあると思うのですが、
自己否定が強く、どれだけ何かを成し遂げても自信のない人たちもいます。

なんとなく、それには教育が大きく関わっているのではないかと思ったので、
それについて書いてみます。

僕が12歳から17歳まで海外にいたので、
中学〜高校の時期を海外で過ごしたことになります。

なので日本の教育を逆にあまり知らないところがあるのですが、
イメージと聞いた話を元に比較してみようかと思いました。

得意なこと・好きなことを頑張ろう

よく言われていることかもしれませんが、
色々な人のお話を聞いていると、おそらく大きな違いは
「得意なことを伸ばす教育」
「苦手を克服させようとする教育」

というのが挙げられます。

僕が通っていた中学校では、中学から選択授業があります。
演劇・吹奏楽バンド・追加の体育・合唱など、
勉強とは離れたところでの選択授業が中学からありました。

必須の授業もクラスが複数ある感じなので、大学と似ている形式ですね。

中学から留年もあるので、最低限はやらないといけないのですが、
逆に飛び級もあったりします。

社会の授業めっちゃくちゃできる子は上のクラスで一緒に授業を受けたり。
そういうことも全然あり得る形でした。

なので、
何が好きで、何に力を入れたいか
を考えやすかったです。

先生たちも、
彼は〇〇が好きで得意だからそこを伸ばしていこうね。
というスタンスで見てくれる
ので、
やりたいことに注力しやすい環境でした。

もちろんその〇〇はアート系や体育系でも良く、
勉強をがんばらないとその他はやっちゃいけないよ、
みんなと同じことをしないといけないよ、
という雰囲気は感じたことがありません。

勉強って暗記じゃない

そして、勉強系の科目は
「暗記」ということはあまりしなくても良かったりします。

例えばテストの際、化学式は壁にでっかいのが貼ってありますし、
数学の公式はテストの1ページ目に
「このテストで使う公式一覧」
が載っています。

社会のテストでは、1/5くらいは穴埋め問題がありますが、
そのあとは
〇〇で何が起きたか、その後どんな影響があったか&それが起きたことが正解だったか自分の考えを論じよ
みたいな論文問題が大半を占めます。

覚えることは覚えてたら良いけど、
使い方をちゃんと勉強しましょうね。
自分の意見を持ちましょうね

っていう感じでした。

ジャパニーズという授業

そして、日本人向けにジャパニーズという授業もありました。

これは日本に帰ってからの勉強に追いつくため

ではありません。

授業内容は、
小説を読み、ひたすらコメンタリーを書く。
というものでした。

読んで、
ここはどういう意図で書かれているのか、
どんな心情を表しているのか、
これは主人公のこの感情の比喩・暗喩ではないか

とかとか。

そういうのを沢山書く授業でした。

考える力を育成する、正解ではなく自分の考えを大事にする
という
なかなか日本の教育からは離れたところにあるイメージですね。

IBについて

ちょっと本題から離れますが、
IBという教育プログラム?がありまして、
高校卒業時にIBの資格的なものを取得できるのですが、
それを持っていると全世界の大学で使えます。

インターナショナルスクールだったのもあり、
各国に帰って大学に通う人も多く、
でもその国の教育を受けていないので、
いわゆる一般入試では圧倒的に不利です。

その際にIBを持っていると有効な資格として使えるので、
みんな高校卒業する人たちはそれを取得することを目指して頑張っていました。
(僕はその前に帰国したのでとっていませんが授業は受けていました)

日本の大学も、IBあれば早稲田・慶應とかは余裕で行けるみたいな認識でした。
真偽はわからんけど。

ジャパニーズやアート・ミュージックという授業もIBを取得するための授業があり、
その科目でもIBをゲットできるように作られていました。

先生のスタンス

教育方法の違いも沢山感じるのですが、
先生や学校のスタンスも大きく違いました。

先生と生徒の距離がまず近いです。
もちろん先生は先生なのですが、
友達みたいな感覚も少なからずあります。

そしてこれは違うなと思ったエピソードがありまして。

僕が通っていたところは寒い地域だったので、
冬はよく路上が凍ったり雪が降ったりもしていました。

学校の駐車場に入るところが結構急な坂だったのですが、
そこがちょっとでも滑るようになると、
速攻学校が休みになります。
ほんとすぐ学校が休みになります。頻繁に。

である夜、雪が降っていたのですが、
深夜にはやんだので、翌日学校は普通にありました。

そこで通学したところ、朝のホームルームで先生が、
「学校休みになると思ったのに残念だったわー」
って言っていました。

学校の先生も仕事休みたがってるやん。

みたいなことって日本じゃ逆ですよね。

日本は
学校はできるだけ休みであるべきじゃない!
という感じな気がします。

先生も感覚が生徒と近いというか正直というか、
楽しんで仕事をしているな、
という感じがありました。

授業も誰かの誕生日の日には映画みてお菓子持ち込みでパーティーとか。

そんなのが普通だったので、
学校って自由、だけどどうなるかは自分次第
という感覚で学生時代を過ごしました。

そういえば制服という概念もないです。
日本に帰ってきてからも帰国子女用みたいな学校だったので、
僕は生涯制服を着たことがありません。
ちょっと着てみたかった気持ちはあります。

ということで

こういう学校の教育じゃなく、
家の教育方針などももちろん関わってくると思いますが、

「個」を伸ばす教育だったり、
自分の考えが尊重される世界であったり、
主張が良いことだとされていたり、
良くも悪くも「自由」な学校生活


というのは大きくその後の人格に関わっているのではないかな。

ただ
だから海外のが正解だよ!
とは全く思いません。

日本の文化とされているものは日本の教育あってのことだと思うし、
人によっては今の日本のシステムが合っていることも沢山あるだろうし。

天才や変態は生まれにくいかもしれないけど、
組織で成果を上げるのは向いているのだろうし。

そして、必ずしもこの教育じゃないと自己肯定感が高くならん!
ってわけでもないです。

でも僕自身は、
結局は自分が出来ること、得意なことを考えて、
それを武器にどう生きていくか。
ネガティブなことも見方を変えたら武器。

と思っているので、

そのポジティブな発想に至れたのは海外の教育のおかげかも、
というところで、海外にいることが出来たことを感謝はしています。

海外で教育受けたけどこんなんじゃなかった!
日本こういう感じじゃないよ!
ってのはあると思うけどあくまで個人的な経験からなので許してください。

お疲れ様です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?