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友達みたいで兄弟みたいな寮母さん [日記]

友人の笑顔が好きだ。寮で、ぼーっと周りを見ていると、みんながさまざまな方向を見て笑っている顔が目に入る。私があまり話さないような子も、他の子に笑顔を向けている。そんな顔で笑うんだなぁ、なんて思ったりして、盗み見してしまった気持ちになる。
私のとても仲のいい友人Kは、毎日誰かと笑っているし、誰かを幸せにしている。素敵な人だ。そんな彼女と一緒にいると、私も面白い人になったような気がするし、そんな彼女の横にいると、私も素敵な人になったような錯覚すら起こる。きっと、実際はそうではないと思うけれど。

私も、素敵な人になりたい。誰とでも話せて、いつも笑っていて、優しくて、怒ったってしょうがないし、みたいなスタンスで、誰にも期待しない、そんな人になりたい。彼女は私の理想だ。そんなこと絶対直接は言えないけれど、毎日そう思っている。
来年彼女は大学生になる。だから、次は私が彼女の役割を担いたいと思っている。でもあんな素敵な人にはなれないだろうなぁ。

今日は寮母さんと1時間くらい話していた。寮母さんと話すのが苦手な人もいると思うが、私は寮母さんが大好きだ。普段ずっと高校生と一緒にいるので、大人と話す機会は自主的に作らないとない。
今日は朝ごはんに何を作るか考えて、生協のカタログを見ながらバレンタインチョコがもう売り出されているのを眺めた。うわーこれ食べてみたい!という私に、これ大好きなんだよねという寮母さんの声。今度見つけたら買ってみよ〜とつぶやく。そんな会話を、カタログを見ながら続ける。こういう時間も結構、好きだ。

私には恋人がいる。もちろん恋人がいることも寮母さんは知っていて「最近どーなの」とよく聞かれる。高校生の恋愛事情を聞くのが大好きなのだ、この寮母さんは。大人だけど、高校生と同じ目線に立って話をしてくれる。だから私は彼女が好き。
寮母さんというよりは、友達みたい。親というよりは、兄弟みたい。そんな寮母さん。いつも話してくれてありがとう

230118

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