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宿題はなぜしなければいけないの?

宿題はなぜしなければいけないのか?

■経緯
長女(中学1年生)はいわゆる
「夏休みの宿題は夏休み最終日にする」タイプです。
期限までに提出はできますが、
実際は最終日にバタバタしてみっともないものです。
と偉そうに言う私も同じようでした。
当時の気持ちがよくわかりました。
なんとか計画性のある子供にならないかなと思い、
「宿題はすぐにやりや」、「計画的にしいや」といっても改善しません。
どこかで「あんたには言われたないわ」と思われてるんじゃないかと
勝手に想像したりして。
「なんで宿題なんかせなあかんのやろ」って子供の時、
誰もが思ったんじゃないかという定番ワードを長女が口にしていました。
確かにそう思う気持ちもわかるし、自分も子供のときは思っていましたね。
もし今長女(もしくは当時の私)に質問に答えるとしたら
どう答えるのかなんて考えてみました。

■仕事の練習
大人になって仕事をしだすと日々お客さんや上司、周りから
いろいろな依頼事をもらいます。
それをいつまでに回答をするかまで要求されます。
依頼事もらった方は、それを要求された日までに回答して終わらせるには
どうすればよいかを考えて噛み砕いて計画します。
そして分解された小仕事を計画的に実行していく
という流れに概ねなるかと思います。
宿題も似ていて課題を与えられ、それをいつまでに提出する
といったもので、大人の仕事とよく似ています。
誰かから課題やお願い事をされる⇒内容を把握する⇒
どうすれば期限までにできるかを考える⇒計画する⇒取り組む
こう考えると仕事の練習を行っている
ということになるのではないでしょうか。

上記の流れを意識して子供の時から宿題に向き合う癖をつけると、
自然といろいろな課題でも同様のステップで考えることが出来、
大人になっても課題をクリアして壁を乗り越えていける人間に
なれるのではと期待できるかもしれません。
そう考えると宿題って必要なのだろうなと思いました。

■仕事への向き合い方
長女の宿題の仕方、傾向を観察していると自分の好きな科目、得意な科目(美術、社会など)から始め、それは比較的早めに終わらせられています。
一方で嫌な科目、苦手な科目(数学、読書感想文)については
夏休み最終日間近まで手を付けられません。
仕事も同じで自分の得意なものは早くこなせますが、
当然苦手であったり嫌なものもあります。
人によって早く終わらせられる人、後回しにする人と
個人差がでるのではないでしょうか。
でもやっぱり嫌な仕事は早く終わらせるのが理想ですよね。

■嫌なことの対処方法
長女は自分の部屋で宿題はせず(というか汚いためできず)、
近くの公民館にある自習室で行うことが多くありました。
そこは中学生、高校生の受験生が通うところで、
そのような環境では集中できるのでしょう。
無意識に環境を変えてスイッチが入っていたのだと思います。
また夏休み中に妻に部屋の汚さを指摘され、長女が渋々自分の部屋の掃除、机などの配置換えを行うことがありました。
その直後は机に向かって宿題をしばらく行っています。
(3日前後~1週間程度)
またある日の午後から友達と買い物に行くといったことがあり、
その日の午前中は宿題をしばらく集中してやっていたように見えます。
逆に妻にグダグダ注意されていた時は、必ずと言っていいほど
一日中パジャマのままでいたように思います。
以上のことからまずは「身の回りの環境を変える」
「短い時間でも終わる時間を決めて集中する」といったことをすると
効果の強弱はありますがスイッチが入っていました。
まとめると以下の通りです。

★環境を変える
 ・部屋の掃除をする
 ・部屋の模様替えをする
 ・勉強できる場所に行く(図書館、公民館など)
 ・着替える(部屋着やパジャマのままでいない)
★終わる時間を決める
 ・遊ぶ予定を入れる
 (終わりを決めて限られた時間を意識して集中する時間を作る)
  この場合遊びの予定は午後の方が良いと思います。
意外と上記のような小さなことでも変えられそうです。

■最後に
宿題はなぜしなければいけないのか?の問については
今の私だと「大人になってする仕事の練習のために必須」と回答します。
このように分析したを長女にもさり気なく伝えてみました。
「宿題は仕事の練習やで」と。
まだ腑に落ちないのかな。顔が無表情でした。(涙)

時間はかかるかもしれませんが「仕事ができる」「仕事が好き」な人間に
なってくれるように今後も見守っていきたいと思います。
 ― と偉そうに書きながら、これは今の私にも充分当てはまる事柄で
あることにも気づくことができました。
仕事って楽しいなって思えるよう、父親の私が率先して
やっていくようにしていかないといけませんね。

はぁー、仕事ってなんでせなあかんのかな。


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