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1229 「破壊」→「構築」→「安定」 日本の歴史が示している 組織や世の中が変わる時の3ステップ

権力や組織が衰退し
新しい権力や組織が
きちんと機能するには
段階があり時間がかかります

1、破壊(膿を出し切る)
2、構築(形を作る)
3、安定(修正していく)

日本の歴史を見ても
このことがよくわかります

教科書でも習う「律令体制」
1、天智天皇(中大兄皇子)が
それまでの蘇我体制を破壊
2、天武天皇が皇親政治の下
新体制を構築
3,持統・文武朝で安定化
皇族政治から藤原氏中心へ

公家社会から武家社会という
大きな変化の時は
1、平清盛が旧体制を打破
2、源頼朝が幕府を開く
3、北条氏による執権政治

中世から近世は
1、織田信長が旧体制を打破
2、豊臣秀吉が天下統一
3、徳川家康が江戸幕府開く

そして、近代の幕開けは
1、高杉晋作や西郷隆盛が
  旧体制を打破
2、大久保利通や岩倉具視
  による新政府
3、伊藤博文や山県有朋らが
  立憲体制の下で安定化

どうでしょうか
いつの世も同じように
権力や組織は段階を踏み
変わっていくのです

そして、それぞれの段階で
果たす役割が違います

第一段階の共通点は
皆、"ぶっ飛んだ人"です
ある意味「狂気」の人です
平清盛も織田信長も
常識人の理解を越えた
変人と言われてました
協調や平和解決を重んじる
いわゆる「人格者」では
破壊することはできません

第二段階の共通点は
「冷徹さ」だと思います
古い体制を壊して
新しい体制を始める時
必ず反対する人がいます
そこに妥協せず
新しい形を作るためには
冷徹さも必要になります

そして第三段階には
調整力や俯瞰力などが
不可欠な要素になります
今の時代で言う
リーダーシップに
近い感じだと思います

さて、今の腐った
自民党の派閥&長老支配を
ぶっ壊せる「変人」は
いるのでしょうか?

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